とくにタイトルなしで。




以前は、肥田春充さんが云ったところの『無限の力(聖中心)』とか、仙術の『大周天』といえば、漠然と、天地にまで広がる力をイメージしていました。けど


それってなんか、少しばかりちがくね?とかんじています、今は。


シンタイコウで云う『身体よりデカいシンタイ』とは、3次元空間的に身体より大きなシンタイが存在するとかしないとかっていうより、縦横長さで測る尺度のモノではないのです。
正中心点とは物質の一点ではない。しかしその一点は身体の中である。にもかかわらず、その力感というか存在感は身体を凌駕しているのである。



ところで、どうにも最近、6パックがパックリしてきて、困っています(笑)。全体的にあと五キロか七キロか体重が増えたなら、雑誌『ターザン』の読者が求める細マッチョまっしぐらである(笑)。私はブログでウソをついているのだろうか(笑)

でも腹直筋を触ると、柔らかみがあり、筋トレで割った人のようなカチカチさはない。で、上半身裸でシンタイコウ式強健術や肥田式強健式の本動作をし、鏡に横から映してみた。

以前より腹は膨脹しない。かといって腹筋トレのように腹をちぢこめて固くしているわけではない。 のばしている。
なんつーか、腹直筋が『真っ直ぐ張り出して』いるのである。

これ如何に。


肥田式に関心はあるけど腹が出るのはイヤだという人に、うまいこと何か教えられるかもしれませんけど(笑)、うーん、もしかしたら例のあの『1発呼吸』が関係しているかもしれん。あとはやはり骨盤を細かく動かしていることが関係してるとおもうけど。
まあともかく、以前よりも全身の出力は高まっていますし高バランスです。






一撃必活






1インチパンチの打ちかたを、感覚的にでなく、より物理法則的に説明できるようになりました。すなわち私自身が『失敗しないで打てる』ようになりました。
とはいえ百回連続では試してない(新聞紙が足りない(笑))し、私の物理法則的説明が、人によっては(いやそれアナタの感覚にすぎないでしょ)としかおもわれない可能性もありますけど。

ただ断言できることは、
筋力不要
根性不要
武術的訓練不要
です。


また、この打撃をそのまんま対人に使う機会などないし、あってもロクなことにはなりません。この姿勢動作が活法としてどのように応用できるかということのほうが重要です。しかしじつのところはこの1インチパンチこそが応用術なのであります。
『法則』を使ってやってみた一例にすぎないのであります。


法則とは、こざかしいテクニックの身につけ方なのではありません。
『完全に自分らしく活きる』いきかたです。
それはスピリチュアル的観念の力でもなく、たんにシンタイの物理法則なのです。

自分らしく生きよう、などと鼓舞しようが、されようが、観念とか情動で自分らしさを定義したところで、それは自分への命令でしかありませんが、シンタイ法則に則るなら、
『自分らしさ』しかありません。









寝ても覚めてもシンタイコウ。





昼間にうたた寝してたとき、いきなり『亀』のビジョンが顕れて、サッと目がさめますた。

アジア各国では亀は『この世界とこの世界ならざる世界をつなぐ存在』の象徴のように、物語によく登場します。人間の細胞メモりに、なぜ亀はそのような存在として刻まれているのでしょう?

しかし亀について、外の情報を調べて探究するのも面白そうではありますが、それを対象物として観ていくことはせず、ワタシは自身の内の『亀』を探った。※亀頭ではないよ

仙骨の側面。つまり仙腸関節を明確に意識した。
シンタイコウ動作の要訣は『筋肉に力を込めない』ことであり、『関節を動かす』ことです。
『体幹を強くする』とは腸腰筋を筋トレみたいに鍛えることではなく、仙腸関節を動かすことです。腸骨はバタフライ。



シンタイコウ的にくくる『中丹田』は、喉元から横隔膜まで。つまり肋骨内すべてです。もっといえば手の指先まで中丹田である。で、中丹田と下丹田の連動を、ねっころがりながら味わっていましたところ、いろいろと啓発がありました。
つづく

次回予定
『グレン三三』
『ビー シンタイ ナウ(絶望と希望が矛盾しない)』









昔、『禅とオートバイ修理技術』てゆう外国の小説読んだけど、スゲー読みづらい内容だったな。カルロスカスタネダの本より読みづらかった





まだ昭和か、平成初頭だったかな、とにかくビッグスクーターブームがくる前は、ビッグスクーターといえばホンダの二車種(フリーウェイとフュージョン)しかなく、オッサンのビジネスライクな乗り物としか捉えられていませんでした。


しかし目ざとい私はすでに、フュージョンにイケてる感を感じていました(笑)。モッズでもロッカーズでも暴走族でもない、全く新しい不良スタイルをイメージしていたのです。
それはのちに実際にブームとなったカスタムビッグスクーターのラッパーっぽいスタイルとは違ってて、時計じかけのオレンジと『アキラ』と三島由紀夫を交ぜたような、サイバーかつ冷血かつ近未来の極右少年的な スタイル。わかりますか? 今となっては私自身がよくわかりかねますけれども(笑)。

でもその頃はまだ私は原チャリ免許しか持ってなかった。中免〜大型とったのは30才になってから。で、クラッチ&ギアの中型バイクにまともに乗るようになったら、 明らかにソッチのほうが面白いので、スクーターに興味はなくなりました。


ビッグスクーターはラクです。チョーラクチンです。だが、『楽』と『楽しい』は決して同じではないことをまざまざと感じさせてくれる乗り物である。

あんまり『思い出』に残らへんのですよ。乗っていたときの感触が。景色もね。
よほどの大雨に濡れたとか、よほどの風薫る五月の道を気持ちよく走ったとかっていうのなら記憶に残れども、『なんてない瞬間』は、たんなるなんてない瞬間として情報処理されてゴミ箱に行く。
でもテイスティバイクなら、そのなんてない瞬間が、宝石のようにキラキラして記憶の宝石箱にしまわれるんだ。


夜中の府中街道。
前後左右ガラッガラの交差点。
ポツンと信号待ちする私とSR。
アイドリングで前輪がフェンダーごと、ぶるぶる揺れている。
少し冷えた手を、グローブ越しにひたっとエンジンに触れさせれば、じわりとあたたまる。
走り出す。
タタタタタタタ。
奏でるのは律儀なメカのリズム。
なのにな、ハッハッハッハッって走るワンコと、子供の頃に、誰もいない道を散歩してたときとおんなじように、それは『マイチューブ』に保存されてるよ。





そんだけ。







知らず知らずかわる





♪run a way run a way いまかけてゆく

(クリスタルキング、大都会)



♪run a way (run a way) とても好きさ (らんなうぇっえー)

(シャネルズ、)




同じランナウェイでもこんなに速度感はちがうわけですよ。バイクもね、バイク=ぶっ飛ばす ばかりではない。『転がす』という表現もあるように、最高速や馬力の数値ハイスペックさなんて、誰もが追求などしていない。

だが、今まで中〜大型バイクは、スペックの呪縛からは、逃れられてこなかった。『味わい』を謳うヤツでも結局潜在的にスポーツじゃんというやつばかりでした。私が好きだったヤマハSRも、『味』がウリのバイクだったとはいえ、やはりどことなくスポーツだった。


飛ばさない(飛ばせない)メーカーの代表はハーレー。超テイスティでおもわず(ワー!)と嬉しくなるのだけど、ダイナミックすぎ!て日本の道にややマッチしていない感じがしました。
なお、ハーレーをマネした国産パチアメリカンバイクは沢山あったが、ほぼカッコだけのナンチャッテなやつばかりだったとおもう。格好を寄せるんじゃなくてエンジンフィールを寄せてほしかった。『味』と『遅い』はまたちがうんだ。

細かく探せば、インドのバイクメーカーとか旧車とかに、味わい深いヤツがあるとおもうけど、敷居が高い。私は気軽にフツーに乗りたい。


だがしかしなんと、どうやらここ数年で、ほんとうに事情は変わってきたらしい。
カブ以外にそんなバイクを作れないだろ系の筆頭メーカー、ホンダがまさかまさかの本気の超味わい系『フツー』バイクを出したらしい。今までの半端なナンチャッテイスティバイクとは振り切りかたがちがうらしい。ほんとうだろうか。乗ってみたい。SRにくらべていささかカッコ悪く見えたけど、乗ってメチャメチャ楽しければ、なぜかカッコ良く見えてくるもんだ。これはバイクに限った話でもない。

また、タイのGPXというメーカーが躍進しているらしく、写真をバッと見た感じでは、かつてのヘンテコアジアンなデザインとは全くちがい、非常にシック&クラシック&ベーシックである。乗り味もあの見た目どおりならば、最高かもしれん。私は蕎麦屋では大概かけそばかもりそば、もしくはせいぜいたぬきそばかざるそばしか注文しない。




と、ここまでは前置きです。
今回書きたいのは、スポーツトレーニング、強健トレーニング、格闘トレーニングといったものからは、脱しないと絶対にわからないことについてです。

なぜ今までの『味わいバイク』は中途半端だったか。それは、『それでもいくらか馬力はあるに越したことはない』といったような呪縛が結局はたらいて、味わいを薄めたのかなとおもいます。
で、身体ワークにもいろいろあるやろ、呪縛。

身体がデカイに越したことはないとか。
表層筋力だってあるに越したことはないとか。
今まで培った運動神経は活かしておくに越したことはないとか。

だったらスポーツバイクに乗んなさいて。スポーツやりなさいて。



つづく

カレンダー
<< 2021年05月 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
アーカイブ
カテゴリー