8 極




昨年の今頃、静岡よりHさんが此方へきたとき、調子に乗って自分の太ももに自分の鉄槌モドキをドスドス落としてみせていたら、肉離れになってしまいしばらく大変だったことを思い出しました(笑)

さきほど、同じ動作を十分加減してトストスやっていて、ふとおもった。腕をほとんど重力まかせに落とすだけで、このときワシは腰とか姿勢とか意識してないが、はて?どうしてるんじゃろ?と。とくにどうもしてない(笑)のですが。




引力重力のことを、おぼつかない知識で認めてはいるが、斥力という言葉を書いた記憶がない。だから少し書く。

引力に対する反発力とか拮抗力みたいなのが斥力。それは引力に抵抗する力ではなくて、陰陽的である。

脱力出力(中心力)の、脱力感は引力。出力感は斥力。
姿勢角度が悪かったり、どこかしらリキミのある強健術を、『ヘタに上手く』ガツンとやれてしまった場合、逆に体にダメージを与えてしまうのが斥力。


『腰腹同量の力』とは1足す1で2の力、ではありません。斥力が十分に発生するチカラである。『0マイナスプラス1』的な力である。



テレビで、筋肉先生が、『やるか、もっとやるかだ』みたいな名言を吐いていました。筋トレは抵抗力を培うものなので、ひたすらやらんといかんのでしょう。
だがシンタイコウは『やられるか、もっとやられるか』だ(笑)。抵抗していたら斥力は発生しない。








7,83




中心を鍛え、中心力で部分を鍛え、部分力を強くし、、 ていう強健術のイメージカラーは、男性的な方向からの芳香をぷんぷんさせています。
『強健術』という名からしても、伝説の肥田春充のキャラからしても。抜刀術とか気合応用術とか見ても。


しかし私は、強健術がベースとなっている姿勢をじっさいにしていておもうのです、、 そんなんじゃなくね?そんなんじゃないんだね、、と。

腰腹同量の姿勢は、陰陽同量の姿勢である。

加速度落下にしても気合にしても、男性的攻撃性で行うようにはおもえないし、シンタイコウの1インチパンチワークにしても、見た目には破壊行為のようですが、やってる本人は、格闘技的攻撃的な気分ではおこなっていません。


前回書いた、脳波のモトイシキも、全然攻撃的ではないし、ビンゴ波も、攻めの気分が生じるわけではない。『ゼロ』である。そこからやや、ほんの少し上がった波長で、はじめてアクティブになるのである。



中心を鍛え…というけど、下丹田中心力の本質は『受容』だとおもう。すなわち下丹田中心力とは受け入れる力とか何もしない定力とかのことである。 全肯定のチカラである。そこから、やや上の肚(シンタイコウでいうシン中心)にアクティブさが生まれる。



『もう、いいのね』
(碇ユイ)








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