私のチョー浅はかな知識で宇宙構造の話をしてもしょうがないので、リアルなシンタイの話をすすめる。


氣功(周天)では、首の一番上(頭との境)はとても氣を通しずらいところとされています。クンダリニーとかも同じじゃないすかね。ここが詰まって偏差とかクンダリニー症候群とかが発生する確率はけっこう高いとおもいます。

仙術では、ここらへんの氣の通過のさせかたを『牛車のような力強さで』と表現しています。
これはすなわち首のリキミは徹底的に抜かれなければならないことを意味します。

これは肥田式にとっても重要なことです。首のリキミがあるままに、腹とか腰をキメても、どこかしら『意念』によった姿勢づくりになってしまうことは否めません。

肥田式はインチキ武道ではないのだから、強い気持ちとかヤル気とか魂だとかを履き違えた意念で、姿勢をつくってはならないのです。


そうして宇宙の運行にまかせた(リキミのない)姿勢によってあらわされる腹腰は、とても安定しています。脚の力とかに頼った運動はしなくても済みます。

脚は、身体を支えてる風(ふう)なパーツだから、脚のリキミは格別に知覚しづらいものですが、脚の余計な仕事はさっさとやめなければ、肚はいつまでたっても培われません。 それには骨盤底や股関節のリキミはこれまた徹底的に抜かれなければならない。

だがここのリキミを抜ききるのもまた簡単ではありません。『生きるということはここに力が込もっていなければならない』という潜在的な感覚があるからです。


潜在恐怖といえばそれは横隔膜にも宿っていますが、逆にいえば、そういう処が開ければ、脚の奴隷制度もなくなるのです。脚を奴隷のように使っているうちは、己れも絶対に自由にはならない。






身体感覚と宇宙構造を照らし合わそうと、いろいろ調べていたら、頭がパンクしそうになった(笑)。

大気圏までは地球(肚)だよなあとかおもって、横隔膜は成層圏なのかなとか、調べに調べているうちに、大気圏外がすなわち無重力空間なわけではないということを知った。

重力は宇宙のどこまで離れようが働いているそうである。だが、無重力空間は、無くはない。 天体と天体が引き合う力が釣りあっている場所だけは無重力。専門用語で…ええと忘れた(笑)が、そのナンチャラポイントは、注目はされているが研究は進んでいないという。


そりゃそうさ。身体運動科学でも正中心力の研究とか進んでないじゃん。科学は、人類に『知る準備』が出来てからはじめて研究が進むようにおもう。無重力空間(シンタイの正中心)を知る準備は、まだ出来ていないんだろう。肥田さんの晩年の未来予知?によると、向こう五千年は肥田さんが知ったことを理解されないみたいだが……


まあそれはそれとして置いといて、ここでは私のタイカンの話をする。
腰と腹が釣り合う無重力ポイント(正中心)のほかに、頭と骨盤が釣り合うポイントもあるのです。


つづく


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