シセイはダイナミック



岡本太郎の著書『自分の中に毒をもて』が、いまだに出版されているらしい。私が30年以上前に読んだ本である。
当時の仲間達のバイブルは矢沢永吉の『成りあがり』でしたが、私はソレでした。漢字をしょっちゅう読み間違える友人が本の表紙を見て『自分の中に(妻)をもて‥なにこれ?』といい、私は爆笑したことを思い出す。

ですが、今となっては、その読み間違いかたも、なかなか妙なものであるとおもう。


クンダリニー的エネルギーは、『火』のようである。自分をもが焼き尽くされるような、両刃の剣的なチカラである。ヘタをすりゃあ、クンダリニーヨガなんて、そのまま死んじゃう人だっているんじゃないか?。そこまででなくても、発狂する人なら何人もいるかもね。それは薬とも毒ともなるものなのだ。

それが毒と化し自己を滅ぼすような作用を免れるカギは、『水』である。

ということを踏まえつつ前回の記事をまた読んでみてくれ。







ダイナミックな姿勢



ダイナミックな姿勢、といっても、あからさまに今から何かをやらかしそうな『ポーズ』のことを指すものではありません。正座中だろうが散歩中だろうが、ダイナミックな姿勢はダイナミックです。

筋肉や関節をどのように動かせばいいかについて説明することは、曖昧さを避けることができるのですが、東洋的ボディワークはポージングの練習ではありません。

かといって『氣』とかいうのは、わからない、信じない、あるわけない 的に『信じて』しまうなら、即物的な運動しかできない。

『氣』がどうしても認められないなら、『水』を認識すればいい。人体の大部分は水分です。筋骨だって水分を無くしたらカッピカピの干物みたいになります。『水になれ』とはブルース・リーの名言ですが、私達は、そもそもすでにほとんど水になっているのである(笑)。

しかし私自身は、そんなこと述べる資格など無いほどにカクカクした動きをしていることがよくあります(笑)。ですが、おそろしくウネッた動きをすることもあります。

ウルトラマンの必殺技に『ウルトラ水流』というのがあります。手からスゲー勢いで水が放射されます。
ウネッているときの私は『ウルトラ水流を繰り出すウルトラマン』なのではない。
≪ウルトラマンの手から出るウルトラ水流 ≫なのである。







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