スピリチュアルや宗教では自我(エゴ)は否定的に扱われます。エゴを落とすために瞑想とかをします。でもボディワークでは、エゴからのチカラはシンプルに「これじゃ使えねーし!」という体感があり気づきがあります。
エゴからのチカラが悪いものだとかイケナイことなのかっていうような倫理じゃなしに、単に、使えねーチカラは要らないのです。要らないものには執着も葛藤も無い。


中心姿勢は正中心力でつくる、と言うと、それは特別なものであるとか、そもそもそれってなんなのってことにもなりかねないので、ここではまず中心姿勢=大腰筋のはたらきとします。大腰筋なら誰にでもあります。巷の大腰筋トレーニングはさておき、シンタイコウの大腰筋トレーニングは、まず、大腰筋の「知覚化」です。しっかりまっすぐ立つ というよりかは、「勝手にスッと立つ」状態があります。そのとき大腰筋は仕事をしているのですが、いわゆる筋肉にチカラを込めるときの感覚とはずいぶん違います。重力を超えて直立しているような体感です。これが大腰筋ならではの筋力です。

ここから、この状態から動くとき、全力を出すとは正にこのことかと感じずにはおれません。