今度は首が痛くて動かない人を施術しました。


その人はただのマッサージとかボキボキ整体をされるもんだと想像していたのか知りませんが、当てられた手がジッと動かないことが意外だったらしい。私も氣功とはいちいち言っていません。 で、ここが肝心なのですが、その人はそこで、それを「受け入れた」。ただジッと。寝入るでもなくイラつくでもなく、その状況を丸ごと味わった。

まるで禅というか、自身との対話に導かれたような感じだったと、のちに言っていました。私は施術をするにあたってそんなレクチャーなどしていませんし、その人がスピリチャルマニアとかいうわけでも全然ありません。

無為が訪れた。そして自然が作用したんだ。

余計な痛みがスーっと焼失していったそうです。ただ、1ヶ所に痛みの根っこのようなものが残ったそうです。後日、好転反応のごとく風邪に似た症状があらわれたあと、全部スッキリしたそうです。

経過や氣づきも込み込みでの、治癒ですな。自身が自身で治っていったのである。


ほんとうにね、このブログのウンチク文章なんて二の次でありますし、人間の思い込みなど十の次。脳も鍛えてなんていないで、脱脳力したらいいのさ。ポジティブシンキングとかネガティブシンキングとか引寄せの法則とかホントいらない。中心に引き込まれていく行き道は、無為であるほかないのだから。