旧 円覚寺仁王像というのが復元されている。迫力満点である。そのポーズを真似てみた。その造形は雰囲気だけで作ったものではないということを知る。
阿吽の二体は正に阿吽のチカラを表現している。 
ミケランジェロやダ・ヴィンチは、解剖学にも精通していたらしいが、昔の日本の仏師は解剖学など知らないはず。だが見事に理学的に姿勢を彫っている。さらには西洋的運動学には欠落している『豊かなハラ』もしっかりとある。 

デジタルにはデジタルのいいところはある。けれども、デジタル脳で『ゼンタイ』をはかれるだろうか?白か黒かを分け、自と他を絶つことで、なにも観ることが出来なくなることもあるのだ。