散歩の一歩、一歩。

その一歩はかつて踏んだことのある一歩 ではなく、一歩一歩が新鮮な一歩。 右足左足を機械的に交互に出すだけの退屈なルーティンワークではない。一万歩歩いたなら、一万回新鮮な身心になるのである。

単気筒エンジンのバイクには歩くようなフィーリングが少しあって、その最たるものはカブのエンジン。そういやモンキーの生産終わっちゃったんだってね。


若い頃の私が今いたら、散歩とスーパーカブで趣味は事足りるこのオッサンに、哀れみの一瞥をくらわすのだろうか? こんなオッサンにはなりたくないなと思うのだろうか。
そんなオッサンからそんな若者を見たなら…そっと微笑んであげよう。オマエには明日があると。俺には今があると。




次回予定 「ちんぽ」