腰を反る、の反対は腰を丸める だが、本当に腰を反りこむならば、腰は丸まるのです。ただし悪い意味での腰の丸まりとは別物だということです。というか、悪い意味での腰の丸まりは、腰が丸いカタチを成してすらいないのです。
太極拳的に腰を丸めてこそはじめて良い意味で腰が丸いということになる。
それは後方回転の丸み。そして肥田式的な丸みは前方回転です。
前方回転で腰を丸めると、

ビターン!!!

と 腰が、重心が、姿勢が決まる。ビタッ  ではない。決して『止めている』のでなく『止まっている』のだ。姿勢が、時間が、動作が、
死に体とは全くちがうとまりかたになるのです。全く逆だ。

ではそのように腰を丸める(反りきる)のはどうすれば可能か。
今までチラホラと記述してるかとおもいますが、やはり
死にきる覚悟も無いなら無理です。ナニカを得ようとして行うかぎり、腰は反りきることは出来ない。つまり丸くならないのだよ。これは昭和の根性論とはちがう。私の体験した昭和根性論法は、死に対しての『抵抗』だ。
また、大腰筋や中臀筋を如何するかといった言い方も出来ますけれども、しょせんは覚悟がなければ、それをやりきれないのです。結局はナニナニ筋は『どうもしない』からです。
どうにかなるのだから。