でまた、定価数万の、バックミンスターフラーの理論を元に製作したというバッグを三千円で買ったった。私はアマゾンやヤフオクやメルカリ等を利用しない。やり方が分からないから(笑)だけど、現物を見れないというのも問題だからです。

整体師なら整体師同士、大工なら大工同士、コックならコック同士で、仕事してるときの身体動作を一瞥すれば、その仕事のクオリティもおおよそわかるものでしょう。さて、人や動作でなく品物のクオリティはどうでしょうか。
私がファッション性よりも品質を気にするようになったのは、ある程度年齢を重ねてからのことでした。ブランドマークに頼らずそのモノのシンタイを見極めるうえで、二つの要素があります。
ひとつは、知識です。よく出来たモノには理由があります。なんとなくつくられたモノは、ナントナクなクオリティ以上のモノにはなり得ません。
しかし、二つ目の見極め要素として、なんとなく そのモノを観ることは重要です。これには知識とは真逆ともおもえる『感性』が必要です。だがその感性とは、じつのところは『叡智』なのだ。