頭部は胴体のような『運動』『姿勢』『チカラ』といったニュアンスは薄いから、頭を鍛えるとか磨くといえば『思考力』となりがちかもしれないし、あるいはESP能力を開発する方向に行きがちかもしれないし、またあるいは顔面の表層を気にする方向に行きがちかもしれない。


けれども、シンタイコウの頭部のとらえかたはそれらとはちがう。
頭部と腰腹は呼応している。頭部の有り様と腰腹の有り様は連動する。

頭部の中心にエゴは居座れない。もちろん腰腹の中心にも居座れないが、どことなく頭部には居座れそうな感覚がある。なぜなら、アタマは、自らを賢いとおもっているバカだからである。


つづく