睡眠中に夢で何かをしていました。それから目覚めの狭間に移行したとき、寝ながらボディワークをしている自身がいました。夢のストーリーはよく覚えていないが、それは重要な問題ではない。なにがどうあれ、私はそのとき、全身全霊で、やりたいことをやれていた、のです。

脚を振っていた。とても繊細に。
不随意運動に近いですが、完全な不随意ではありません。意識と身体は、かけ離れていません。睡眠中に働く自然治癒力とは違います。確実に体運動をしています。起床してからもその体感、姿勢、動作の質は継続しています。

太極拳やヨガ、あるいは古流の柔術や空手等をやるうえでも、このような意識と身体の関わりかた(顕在意識ばかりでフィジカルばかりを扱わないこと)は、有効、いや必須条件なのではないでしょうか。
また、この行いを、『四六時中修行』というふうには言いたくありません。四六時中セルフ濃厚接触なのです(笑)。顕在と潜在と深層の身心の、三密(笑)なのです。
身体と意識のセッティングをよくすることは、服や靴を身体に馴染ませるのと同じようなことです。ワッショイ。


肚の通りがずいぶん良くなった。足裏から肋骨下までしっかり『肚』である。
ドーンと地の柱が身体の空間に通っている。物質レベルで構成する柱ではありませんから超柔軟で超不動です。
これを地空(チカラ)と呼びたい。


つづく
次回予定
『天空(てんから)』。