肥田春充の姿勢を観察しました。見るたびいつも、腰が反れてんなあ と思います。しかし、言葉にするといつも同じ『コシガソレテンナア』 は、自身のタイカンのシンカ次第で、その中身は違っています。


正座をしました。私と春充の腰の角度を、鏡で見比べたりはせず、内的に写してみる。私の体は、腰が、反れてるというより『引っ掛かってる』だけっぽいなあと感じる。 それでもじゅうぶんな好刺激が腰〜頭を循環しているので、もっとわざと反り込むことはしない。

クルマやバイクの変速機構を連想しました。春充の腰と私の腰では、ギアが違うところに入っているようだ。
春充腰と同じにシフトするには、いったんクラッチを切ってからでなければスコンと変速できない。つまり腰そのものをギュウギュウやるのは得策でなく、腹とか股関節とかの別のパーツがどうあるかとか、横隔膜やハートや脳の開放の問題である。
それに、エンジンの回転数との兼ね合いがある。エネルギーとカタシロは、同調してナンボなのだ。

さしあたって私は、3速三千回転45q の巡航を、しばし愉しんだ。