氣の話をしましょうね

気功なんていったら「神秘」か「まやかし」と捉えられがちな時代が長くしつこく続いていますけれども。
気功師の言うことは今イチ信じられなくても、科学者が「身体の中は空間だらけである」と言えば、へぇそうなんだ、と無条件で信じますよね、科学教の信者の皆さん(笑)。

氣功はその空間へのアプローチです。水墨画でいうなら墨で描かれていないところの鑑賞です。楽器でいうなら音を出すパーツではなく音が鳴る空間の調整です。

身体を、「関節のある肉」と捉えるよりも「水の入った袋」と捉えるほうが、動きの質は良くなるでしょう。しかしさらに進んで、「風の動きの顕れ」ならば、非常に速く強く美しい動きができます。一般的な筋力を使った瞬発力 の話ではありませんので、デメリット的な意味での「軽さ」だって生じません。

氣功というのは、身体の空間に「氣」なるモノを詰め込むということではありません!

氣は栄養成分ではありません。重さもありません。
「色即是空」とは、心や念のことを言っているのではないのです。