王者井上のパンチ力を科学的に解析したところ、踏み込んだ足から上がってくる回旋力が強力であったそうです。中国武術的にはテンシケイと呼ばれるチカラに相当するのではないでしょうか。そして井上は、正しく美しいフォームをミリ単位で追求しているそうです。肥田式かよ。 
なんか、古武術かスポーツかっていうような括りは、つきつめるならどうでもいいものですね。「ヒト」自体がモノをいうのであって、ナニナニの有段者とか、ナンかの大会優勝経験者とか、そういうのもリアルタイムのものじゃない
。 
そしてイチローは、前太モモつまり大腿四頭筋を膨らましてイイ気になっているような練習はしないほうがいいと高校生に指導したらしいです。そうじゃないよと。後ろを鍛えろと。
 
リアルタイムの「私」は、デカい実績とかも何もなく、一人で淡々とシンタイコウをしているだけの者であり、その実力を証明するナニガシカなどは何もないのですが、ナニカがあろうがあるまいが、中心練修会三宅先生云うところの「ナットク」を得るための行為は辞めないのだとおもう。