当ブログや「あっぱれ正中心」ブログで時折記事に出てくる、子供の頃の凍結した自分との対面をしていた女性が、数ヵ月ぶりに整体を受けに訪れました。

問診をしながら彼女を観ていて、何か問題があるようには感じませんでしたが、とりあえず横になってもらい、身体を診ました。

肉体の疲労は見受けられるものの、かつて存在した「ブロック」が見当たりません。それどころか氣がスースー通る。

整体、氣振り を終えて一段落していると、彼女はニコニコクスクスしています。お腹から笑いが込み上げるそうで。

近況を伺ったところによると、五歳の自分は全く姿を現さなくなっているそうです。そうでしょうね、だって表情と姿勢がココに来た時から、何かを取り戻した感がありましたもの。

まあ、ここに至るまでには、色々あったようですが、その度にその困難を、過去の自分のパターンを変える糧とし、乗り越えてきたようで。今、自分が自分のホームに戻ったみたい 、と言ってました。

帰り際、彼女は泣いていました。理由はよくわかりません。ただ、最初に整体を受けたあとに出会ってしまった五歳の自分を見て流し続けた悲しみの涙とは、全く別の成分の涙に思えました。

彼女は彼女を迎え入れたのです。

おかえりなさいと。

彼女は彼女のところへ帰ってきたのです。

ただいま!って。