中心を鍛え、中心力で部分を鍛え、部分力を強くし、、 ていう強健術のイメージカラーは、男性的な方向からの芳香をぷんぷんさせています。
『強健術』という名からしても、伝説の肥田春充のキャラからしても。抜刀術とか気合応用術とか見ても。


しかし私は、強健術がベースとなっている姿勢をじっさいにしていておもうのです、、 そんなんじゃなくね?そんなんじゃないんだね、、と。

腰腹同量の姿勢は、陰陽同量の姿勢である。

加速度落下にしても気合にしても、男性的攻撃性で行うようにはおもえないし、シンタイコウの1インチパンチワークにしても、見た目には破壊行為のようですが、やってる本人は、格闘技的攻撃的な気分ではおこなっていません。


前回書いた、脳波のモトイシキも、全然攻撃的ではないし、ビンゴ波も、攻めの気分が生じるわけではない。『ゼロ』である。そこからやや、ほんの少し上がった波長で、はじめてアクティブになるのである。



中心を鍛え…というけど、下丹田中心力の本質は『受容』だとおもう。すなわち下丹田中心力とは受け入れる力とか何もしない定力とかのことである。 全肯定のチカラである。そこから、やや上の肚(シンタイコウでいうシン中心)にアクティブさが生まれる。



『もう、いいのね』
(碇ユイ)