身もフタもない言い方をするならば、スピリチャリズムはすべて、デッチ上げの御都合主義です。
しかしです。

臨終の際に「御迎えが来た」と言って亡くなる方がいるみたいですけれども。医学は医学で身もフタもなく「朦朧とした意識が見る幻覚」ということになるそうですが、果たして、そうだとしても、亡くなる本人にとっては、御迎えが来たのはリアルであり現実以外の何物でもないのではないかと思います。

御迎えが来るまでは生存する私達は、各々が見たいものだけを見ることしか出来ない生物であるにも拘らず、どうにかこうにか共通認識を作って生きていくわけですが、見たいものだけを見ることしか出来ない生物、人間である以上、それで完全に丸く収まることはありません。


では全てを結ぶものは何でしょうか。愛でしょうか。





私は愛って何のことかわからないので、わかりません。多少わかることがあるとすれば、Kさんの弟子でありエアコンの無い夏を過ごしている人である、ということくらいです。