一般に、看護師の仕事のハードさについてはよく認識されています。


勤務形態でハードさの度合いも変わりますが、病棟勤務の場合だとかなり症状の重い患者さんもいますから、急変がいつ起こってしまうのか予測ができませんし、必要な人には、身の回りの世話や手伝いといったことも仕事の一つです。


また、かなりひんぱんに緊急の手術予定が入ることもあり、スタッフの数が少ない夜間にナースコールに何度も応答することになったり等々、時間が経つのを忘れてしまうほど次々と仕事が飛び込んできたりもします。


他の職業と同様に、看護師の場合も何回も転職をしていると不利に働くのかというと、そうとは限りません。


自己アピールの方法次第で、意欲的で経験を持っているというイメージをつけることもできますね。


とは言っても、勤務の年数があまりにも短いと、採用後、すぐやめると思ってしまうこともありえるでしょう。


入院設備のある病院に看護師として勤務するときには、基本的に夜勤は必ず付いてきますので、子持ちの看護師からすると不安材料となります。


未就学児であれば、24時間保育を行っている保育所の利用や院内の託児室の利用で対応することもできるのですが、小学生になると預け先がぐっと減ってしまうという問題が浮上します。


ですから、パートで働く形に変えていくという看護師も相当数いると思われます。


看護師の国家試験に受かることよりも、看護学校の卒業の方が困難という人も多いです。


看護学校というのはとても厳しいらしく、レポートの提出が遅れたり試験に落ちるなどのちょっとしたことで留年させられるそうです。


それほど厳しい学校を卒業し、看護師国家試験にも合格した人はぜひとも看護師の仕事について欲しいものですね。


ドラマのようには上手くはいかないのが看護師の仕事です。


普段から大変な仕事量をこなしているところにさらに、実は決まった労働時間以外にもしなければならない仕事が多くあるため、時間通りに帰れないということはよくあるのです。


それでも、多忙を極めていてくたびれている時でもにこやかに患者さんやそのご家族に対応しているのです。


さっきまで愚痴っていた人がすぐに笑顔になれるので、看護師はさながら女優だなと感じます。