高齢者はケガや病気のリスクが高く、高齢者人口が増加していくことで、このところ次第にお医者さんにかかる人が増加の一途を辿りつつあります。
ですから当然、医療機関で働く看護師も現場では切実に求められているのに、現実にはどこでも常に人手不足を訴えているような状況です。
しかしながら、業界で人材が不足しているのなら、人材を求める病院がそれだけたくさんあるということでもあって、看護師は引く手数多で、働き先をある程度選ぶことができるというメリットも確かにある訳です。
かなりのハードワークとして認識されている仕事ではありますが、看護師をしている人の寿命がとても短い、というようなことはありません。
けれども、夜勤のある交代制で勤務しますから、なかなか上手く眠れなくて、疲労を回復できなかったり、知らずにストレスを溜めていた、ということはしょっちゅうです。
ところで看護師であるからには、ずっと医療現場にいることもあって、何かと詳しくなってきますから、他人の状態がどうか、ということのみならず、自分の心身の健康についてもかなり深く理解できるようになるでしょう。
よく知られていることですが、看護師の仕事というのはかなりハードではあります。
なので、肉体的にも精神的にも、辛さを感じることはあるでしょう。
勤務形態も二交代だったり三交代制で、夜勤につくことになり、たいていの看護師は、体内時計を狂わせてしまって、そのために身体の調子を崩した、という話もよく聞きます。
立ち仕事であり、責任も重く強いストレスを受ける仕事ですから、めりはりよく休まなければ当然のように疲れを蓄積していき、とうとう、腰痛などを起こしてしまったりします。
そして、つくづく、身体に負担がかかっていることを自覚したりします。
病棟に勤める看護師は、夜間も常に患者のケアにあたるため夜勤で働く必要のある仕事です。
具体的な時間帯ですが、2交代制と3交代制のそれぞれの勤務形態で異なります。
主に2交代制勤務のシフトでは、夜勤が17時間(休憩含む)と長いです。
3交代勤務での夜勤となると、夜勤の時間は短めですが、休みと出勤が短時間で区切られた過酷なものになるケースもあるようです。
就職先として考えている病院が2交代勤務なのか、3交替勤務なのか、前もって知っておいた方が良いでしょう。
看護師の収入については、労働者全般と比べると、年間を通した平均収入の額ですとなんなく看護師が上回りました。
医療に関わる職場において常に需要が高い傾向が見られますから、あまり景気などの社会的要因に、収入が影響を受けないという得難い長所もあるわけです。
収入が良いのは事実ですが、その一方で、否応なくサービス残業をすることになる、というケースが多いなど、仕事をする環境としては、問題のある職場も多いと言われています。