資格の面からみると看護師の資格というものの最大の利点は、結局のところ、もしも離職している期間があっても、また看護師に戻れるという点です。
なぜそのようなことが可能かというと、看護師の職業が専門職であるからという理由と人手不足であるということが深く関与しています。
どこでどのように働くかにさほどこだわっていない人の場合は条件に合えば50代だったとしても、復職が可能です。
今、日本では経済連携を強化するために締結されたEPA(経済連携協定)に基づいて、東南アジアのインドネシアやフィリピン、ベトナムから来る「外国人看護師候補生」というものの受け入れを推進しています。
とは言っても、看護師国家試験の勉強をしてもし、3年以内に受からなかった場合、自国に帰らなければならないのです。
勤務をしながら日本語の勉強をして、さらに、国家試験に受かるために勉強をしないといけませんから、非常に厳しい条件を強いられているというのが今の状況でしょう。
患者という立場から見ると看護師の支えは力強く「白衣の天使」のように見えますよね。
ですが、その労働は過酷なものであることが多いのです。
具体的には、多くの覚える事や確認作業を何度も繰り返さなくてはいけないため常に緊張を強いられる状態なのです。
ですから、看護師によっては鬱を発症するケースも珍しくないのです。
性格的に、真面目で責任感が強いと言われる方やストレスを溜め込みがちな方は、あまり考え過ぎないように、また気持ちをうまく切り替えられるように意識してみましょう。
よく言われているように、看護師というのはとてもきつい仕事です。
中でも病棟勤務ともなると、症状の重い患者さんを受け持つこともあるのですが、もし容態が急に変わったら大事になりますし、身体をよく動かせない患者さんの、ちょっとしたお世話も担当看護士が任されます。
予定のなかった緊急手術が、急に行われることになったりもしますし、少ない人員で仕事を回している夜勤業務の時間に何度もナースコールが鳴って、対処が必要になったり、気の休まる時間はないくらいてんやわんやと忙しいこともあったりします。
今、私は病院事務の仕事をしています。
普段、看護師さんと仕事中に話すような機会はほぼありませんが皆さんいつも忙しそうです。
特に家庭のある方は、夜勤もしながらの育児はハードだと思います。
しかし、案外、柔軟に対応しているんだなと感じたのは忘年会の時のことでした。
なんと子供を連れてきている看護師さんが少なからずいらっしゃるんです。
参加されていた先生方からも歓迎されていてアットホームな雰囲気でした。