ネトフリのオリジナルドラマ「生まれ変わってもよろしく」が、いま自分の中で熱くヒットしています。

19回目の人生を生きている女性の物語で、彼女はこれまでに生きた18回の前世の記憶を持っているのです。

前世で愛した人や、血縁だった人たちとも再会を果たし、そこから幸せに暮らしていけたら良かったのですが、複雑で悲しいしがらみや、前世からの因縁なども入り混じってきて一筋縄ではいかず、もうドキドキの連続、続きが気になって気になってどうしようもなかったドラマでした。

キャストのシン・ヘソンと、アン・ボヒョンも以前から好きな俳優であったことも相まって、このふたりがメインで出演しているなら何はともあれ絶対に見なければならなかった(笑)

私自身も、果たして何回目の人生を生きているのかは分からないけれど、風景を違えた断片的な記憶というものを幾つか持っているので、とても共感できたし素直に受け入れられた内容でした。

どうしてか泣けてしまった場面があって、主人公の後ろに国籍を違えた十数人の老若男女が連なって歩いているんですよ。様々な人生を生きた前世の彼らを以てその先頭に今の自分がいるという、何とも言えない、もうその場面になったら途端に涙が滝のように流れ出てきたのでした。

今回このドラマを視聴して、自分も、もっといろんな前世の記憶を思い出せたら良いのに、もっといろんな風景が見えたら良いのにと強く思ってしまったんですけれど、こういうのって、きっと興味本位で見るべきものではないのかも知れませんね。

心地のよい場面だけが見えるなら良いけど、きっとそうではないと思うから。嫌ですよ、慰安所に出入りしている姿なんかが見えたもんじゃ立ち直れなくなりそうだし・・・。今の自分が心身ともに健全に生きていると実感できているのであれば、敢えて知る必要も無いのかなあって。

だけど、何か果たしたい目的があるから転生するのだとも思っている・・・

最も近いと思われる前世でのことを話せば、恐らくは若いうちから親元を離れて兵学校で生活をし、そのうち満州で長いこと駐屯生活を送り、そのままどこぞの戦地に送り込まれて亡くなったという、ありふれたコースを辿ったものと推測しています。

はじめから最後まで命令のもと集団生活の中に生きて、自分がやりたかったことも、好きなことも全て諦めて、郷の母親に寄り添いたくてもそれさえ出来なかった、結局のところ後悔と無念しか残らなかった人生だったのではないかと勝手に思っているので、この人生ではそのやり直しというか、挽回する気分で生きている今の自分。

これから先にも、もしかしたら新たな記憶が自然と蘇ることだってあるのかも知れませんが、その時は、ぜひ安寧で心地の良いものであってほしいと思っています。




キャンドルライトというものを部屋に置いてみました。

すでに枕元に置いてあるステンドグラス調の卓上ライトに日々癒されてはいるのですが、ロウソクの揺らめきはまた格別であると思い、一応考えた末に購入した次第です。こちらは部屋の隅に置いています。

若い頃はアロマキャンドルなんかも使用していたのですが、万一火事でも起こしたら怖いので本物の火はいつの間にか使わなくなっていました。

幼い頃から一点の灯りがとても好きで、たとえば玄関のポーチライトとか、誰の家に行っても勝手に点灯して眺めていたんですよ。家の者に消されても懲りずに点けて見ていました。今でも夜の住宅街は好きです。もうそれのオンパレードなので。

夜、眠る前に枕元の一点の灯りを見つめる時間を何年も取り入れています。今回、新たに仲間が増えましたので癒し倍増でございます(笑)

だけどこれ、高頻度で勝手に点灯する時があって「え?怪奇?」ってちょっと怖くなることもありまして・・・。ネットで調べたらよくあるポピュラーな現象らしいので単なる誤作動だとは思うのですが、勝手に点くとビックリするし、電池もったいないからやめてくれって半ばイライラしてくる。

この前なんて、夜に帰宅して真っ暗な部屋に入ったらこれが点灯していて、ロウソクの揺らめきだし、背筋が凍ったよね・・・

セルフケアの大切さを改めて認識している今日この頃です。

キャンドルライトの揺らめきに癒されることもその一つですが、好きなことをして、好きなものに触れて、一時でも現実から思考を離すことが心の健康を維持するうえで凄く重要なんだなあって改めて思うようになりました。

抱えている悩みや問題は、相手があることなら尚さら、解決が難しいことのほうが多いですよね。相手のことはどうしたって変えることは出来ないし、最終的には自分が変わることが不可欠になってくるわけですが、そこで重要な役割を果たすのが日々のセルフケアなんだなあって・・・。

それも、だれか第二者が与えてくれる楽しみに依存するのではなくて、自分の中で開拓しなければ本当の意味での解決には至らないのかも知れない。

そりゃ病気とか借金とか、自己の内面を改めるだけではどうにもならない問題だってあるけれど、それは仕方がないことだとしてな、だけどそう考えると、それ以外の悩みってもしかしたら解決できるのかな?って思えてくる不思議。

とある同僚がこんなことを言っていたんですよ。「私のモットーは人には甘く、自分にはもっと甘くなんだ」と。これを聞いたのはだいぶ以前のことだったのですが、時間を経て深い言葉だなあって思うようになったんです。