9〜10日にかけて群馬県に行ってまいりました。主な目的は富岡製糸場。

だいぶ前から「いつか行きたい」と小出しに訴え続け、今回ついに連れて行っていただいた感じです。旦那さんは製糸場自体にはほぼ興味が無さそうでしたが、桐生市だったかにあった競艇場ではテンションMAXでした。

出かける数日前のこと。同僚が「このあいだ盛岡市のイオンで●●さんを見かけてさ〜、イベントとかでもないのに県外で会社の人に会うなんて偶然って凄いよねえ」という話をしていたので、私も「え〜すご〜い」と言って笑っていたんですよ。

富岡製糸場に、会社の人がいた・・・

向こうも見学に集中しているようだったので声はかけませんでしたが。県外で会社の人と会ったのは初めての経験でした。

構内を散策中、建築物であったり、また雰囲気など、それはそれは大好物な風景ばかりで「全裸監督」さながらファンタスティックと連呼しながら写真を撮りまくっておりましたが、なんだろうな・・・半ば中国にいるような感覚に陥りました。

製糸場と聞けば、私が思い出すのは「おしん」でした。おしんの姉が製糸工場での過酷な労働により結核を患って亡くなってしまう場面。たいへん強烈であった。

富岡製糸場の労働環境について調べてみると、フランス式を導入していたとかで明治当時としてはだいぶ革新的に整備されていたと書いてありますが、実際は多くの工女が亡くなっているようです。

労働時間も然りですが、まず現場の衛生環境や、また低カロリーな食事事情なども悪かったのではないかと。病気になったところで、これといった特効薬も無かった時代ですし。

改めて、労働って何なんだろう?って考えてしまいました。昔にも現代にも同じ疑問を投げかけたくなる。生きるために働くのだけど、その労働で体を病み、精神を病み、じゃないですか。

世の中、結局は労働者の体よりも品質と数字のほうが大事なんですよ。




日本のドラマを愛してやまない入社3年目の女の子からすすめられたドラマを視聴しようと思います。ものすごいキラキラした顔で是非見てくださいなんて言われちゃうと、何だか見ないわけにもいかないような気がして・・・。

ドラマなら、最近は人からすすめられたものも素直に視聴できるようになりました。たとえば韓流なら「トッケビ」とか。

過去に1話だけ見て自分には合わないと感じ断念していたものだったのですが、あまりに多くの人が「1話で判断しちゃダメ、すごく感動するドラマだから最後まで見たほうがいい」と言うので再びトライしたら、結果むせるように泣きました。

個人的にはメインの2人よりもサブカップルの最期にやられてしまった感じだった。

ドラマや映画は素直に視聴できるんだけど、本だけは未だ自分で選んだもの以外は読めずにいます。たとえば、たまに自己啓発の本とかすすめられることもあるのですが、そういうジャンルは苦手だったりします。哲学は好きなんですけど、それともまた違うのかなと。

若い頃は向上心が大いにあって嫌なことにも立ち向かっていくことが美徳だと信じて疑わなかったんだけど、今じゃ気力も体力もついていきませんし、見たくないものは見ないし、嫌なものからは逃げたほうが身のためだと、考え方が随分と変わりました。