明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

正月休み中に、弟からお古ですが32型のテレビを貰いました。それまで長いこと使用していた24型にとくに不便を感じたことも無かったんですけれども、画面が大きくなると世界も変わるもので、よく映画を観る自分には革命的であったことは否めません。



先日、恋人と岩手県立美術館で開催中のジブリ大博覧会に行ってきました。

事前に実父から「入場するまでに2時間半かかったから早めに行ったほうが良い」との助言をもらっていたので、そのとおりに開館時間に合わせて行ったつもりなのですが、既に長蛇の列は会場の外にまであぶれ出ていました。

お腹と背中に計3枚のカイロを貼って列の最後尾に落ち着いたところから入場を果たすまでに、およそ2時間かかりました。飽きるし足疲れるしで大変でしたけれど、それを吹き飛ばす感動がそこにはあって。

観覧中、日本に生まれたことに喜びを感じました。来場していた人たちの多くも、きっと同じことを思っていたのではなかろうか。各々、頭の中はいつかの懐かしいあの頃に帰っていたことでしょう。

もうすぐ還暦が近い実父はラピュタが好きだそうな。恋人も同じくラピュタがいちばん好きだといいます。この二方も、いつかの懐かしいあの頃に帰って心をリフレッシュさせていたに違いない。

実父からしてジブリが好きなせいもあったんだろうけど、幼い頃からジブリ作品を観て育ったようなものでした。私の人生、はじめから未だもってジブリとともに在るような感じです。ついそんなことを考えていたら、観覧中は涙が込み上げてきたのでした。

思い出で終わらないのがジブリの凄いところだと思う。年を食っても繰り返しまた観たくなるじゃないですか。

日本の誇り、ジブリ。これからも世代を超えて、また形を変えて愛され続けていくことでしょう。

近々「耳をすませば」が実写化されるそうです。10年後を描いたストーリーらしいですが。ファンの私には、たまらん話です。「日本のいちばん長い日」で魅了されて以来、松坂桃李さんのことも好きですしね。

なんか、思い出したらまた聖蹟桜ヶ丘の町を歩きたくなったよ〜。