この夏、自分どうやら副鼻腔炎を患ってしまったようです。はじめは風邪だと思って放置していました。

一週間が経過しても熱が下がらず、そのうち頬骨のあたりが何故だかギンギンと痛むようになってきました。その時点で変だなあと気づくべきであったのだろうが、バカな私はしつこい熱のせいで皮膚がやられたものと考えて、鎮痛のために湿布を貼ったくらいにしていたのです。

以降も熱を下げてはまた上がってきての繰り返しで、そのうち咳も出るようになって腹筋が痛くなるし、さすがに気が遠くなってきたというのか体がしんどくなってきたのでついに病院に駆け込んだ次第。

医者は始めから風邪とは診ていなかったらしい。いくつかの問診のあとで、「幼い頃に蓄膿症を患ったことはありませんでしたか?」と聞かれたので、そういえばと頷いた私。実は小学生の頃に患ったことがありまして、しばらく耳鼻科に通っていたのです。

というわけで、下った診断が副鼻腔炎でした。急性か慢性かは分からないけれど、たぶん急性の。処方された薬をしっかり服用していたら嘘のように元気になりました。

「どうせ風邪だろう」という安易な思い込みは良くない。数日で症状が治まるようなら本当に風邪かも分からないけれど、一週間が過ぎても熱が下がらないのは異常と思わなければならない。

レントゲンを撮ってみたら肺のほうにも炎症が及んでいました。もしも、あれ以上も病院代をケチって放置を続けていたら、そのうち肺炎でも起こして入院するハメになっていたかも知れません。

今後は気をつけたいと思う。母親の体調には目を光らせているくせに、自分の体調管理にはイマイチ疎い私です・・・。

余談ではありますが、医者が元カレにそっくりなんですよ。母親もその医者を見るたびに「なあ、そっくりだよなあ」と言います。診察室でその医者と向き合うときは、なぜだかいつも妙な気持ちになる。



同部門の工場が中部地方にも新設されてから、仕事量がおよそ二分になってしまったわけで、となれば時間外も稼働をさせる必要がなくなり、これまで残業や休日出勤をも当てにして生計を立ててきた非正規雇用者たちは困り果てることになってしまいました。私もその一人。

けれども会社の規定によりアルバイトは禁止。会社からもらう給料だけで生活が成り立たない独身であったりシングルマザーであったりは、どうやって暮らしていけば良いんだろう?という話です。

働き方改革とやらは、まったく底辺層の事情には目を向けていない政策であることが浮き彫りになっているなあと身に染みて感じている今日この頃。中部地方に工場が新設された背景には、この働き方改革に則った事情も絡んでいるそうなので。

しかしながら、まともに休めるようになったのは素直に嬉しいとも感じています。

今だから思うのですが、これまでが忙し過ぎて異常だったのかなあと。特に、自身が着任している係りの仕事は盆も正月も関係ない年中無休状態でしたから、周りが好き勝手に休みを取ろうが、私たち一部の者にはそれが許されなかったのです。

なんて理不尽なのだろう・・・、ずっとそう思っていました。

だけど、そのおかげで周囲よりも優位にお金を稼ぐことが出来たところもあったわけでして。だから家族が経済的に困っているときは助けることも出来ました。そう思えば一概に悪いことばかりではなかったし、実は天運だったのかもなあ〜なんて思ったりもして。

今は、家族がようやく経済的に落ち着いてきた様子でもあるし、私はひとつ自分の役目を終えたのだと思って、ちょっと肩の力を抜いているところ。

そりゃこれからは、以前のような金額の給料は期待できないのだから自身の経済的な問題が今後の新たな課題にはなっていくんだけれど、だけど根詰めて働くのももう嫌なのね。

とりあえず、せっかく休めるようになったのだから休もうと思います。