ショパン

ざっくりとでしたが、古代から始めていたイギリス史の勉強も、ようやく第一次世界大戦の時代に入りました。

興味がある時代だけを探るのとはまた違った感動がありますね。貴族や中産階級のみが得ていた選挙権を、労働者や下級市民も得られるようになったところに、ことのほか込み上げるものがあった今回。

王様たちも大変だったんだろうけど、議会なり歴代の首相たちが精神的にキツかったろうなあって・・・何だか私も痛々しい気持ちでいろいろ読んでました(笑)

どこか自分の中で遠ざけていたイギリス史に興味を持つきっかけになったのが、ドラマ「女王ヴィクトリア愛に生きる」でした。トーリ党のこともよく知らなくて、なんとなく知りたいと思ったんですよ。

そのうち、今じゃ大好きなドラマ「アウトランダー」にも出会ってしまったわけですが、ジャコバイトのことも全く知らなくて、だけど勉強が進むうちにスコットランドのことが少しずつ分かってきて、そこでジャコバイトのことも理解して、ドラマが数倍おもしろくなりました。

ドラマもそうだし、たとえば歴史の本を一冊読むにしてもそうなんですけど、知らない単語を調べながら見ていくと、どんどん世界が広がっていくし、また一つ知識を得た新しい自分に生まれ変わっていけるような感じがして嬉しくなるんですよね。

自身が嬉しくなると、心の波風だったり、迷いだったりが和らぐか、あるいは消えたりもします。




先日、ひとり山のほうへドライブに行きました。

クラシックとか、ピアノ曲には日常ではほとんど触れることがない中でありますが、それでも最近ユーチューブで落とした、ショパンの名曲集を聴きながら走ったんですけれども、それが、まだ残っていた紅葉の風景に合っていて、ハンドルを握りしめながら一人しんみりとしていたのでした。

映画「戦場のピアニスト」の中で、主人公がピアノ奏者ということもありショパンの曲がいくつか流れるんですけれど、その影響から彼の曲には少しだけ馴染みがありました。

やっぱり自分には、一人ドライブがいちばんメンタル緩和に効果があるように思えた・・・

その前の晩に、同僚宅に泊まったんですよ。同僚の行きつけのスナックにも行ったりして、金曜の夜ということもあって店内はお客さんのどんちゃん騒ぎでたいへん賑わっていました。もう皆さんカラオケのマイクを離さないんですね(笑)

年配客がほとんどで、北島三郎とか、細川たかしとか、吉幾三とか、あと女性陣もいろいろ歌っていて、凄く楽しそうで何よりだったんですけどね、私にはつらかった・・・

私は端っこの壁際に座っていたのですが、もう帰りたくて、その場の雰囲気も大事にしつつ、できる限り壁のほうを向いて心の中で泣いていました。その同僚宅でもなく、自宅に帰りたかったんです。

実家以外、人の家に泊まるのが基本的に嫌なんですよ。ていうか人の家に行くことが自体が好きではなくて。その同僚は人といるのが大好きな人だから、こういう賑やかなところが性に合っているだろうし、日々のストレスも発散できるのだと思う。

これからは、この類の誘いはやんわりとお断りしたいと思いますね。お世話になっている人だから、ないがしろには出来ないけれども、だけど嫌なことを我慢してまで・・・っていうのは何か違う気がしました。

職場の人とプライベートでも交流を持つのは良し悪しですよ。自分を解放し過ぎたと、今ちょっと後悔している。自分はまだ頻繁ではないから良いほうだけど、頻繁な誘いを断り切れず食事やら何やらで経済的に困っている同僚もいるもんね・・・。そうなると、お金だけじゃなくて時間も束縛されちゃうでしょ。

というわけで、一人になれる嬉しさに感極まって、同僚宅を出てまっすぐドライブに行ったのでした。

再視聴


写真は、道の駅で購入した手作りのコースターと、ダイソーで300円で購入したマイボトルです。

すごく可愛くて、日々使用しながら同時に癒されています。このあいだダイソーに行ったらびっくりしました。200〜500円の商品のほうが多いように感じて、もはや「100均」ではなくなったことを実感しました。




ちょうど10年の時間を経まして、再び「宮廷の諍い女」を視聴している私です。

歴史が好きなゆえ、とりわけ海外ものでは時代劇を好む傾向にある自分ですが、時代劇ドラマを再視聴することは、なにげに人生初のことであったりします(笑)

もう一度完走したいなあと思いながら、だけど内容が内容だし、話も長いから視聴するのにエネルギーを使うので何となく躊躇い続けていたのですが、10年ってちょうど良いのかな、自然にスイッチが入ったのでした。

主人公の化粧が少しずつ濃くなっていくところと、強く、賢くなっていくその移ろいを見ているのが、たまらなく好きです。

このドラマでは、女に生まれてしまったゆえの苦い経験や複雑な思いに共感できたばかりでなく、日常の人間関係における対策などにも役立てることが出来たんですね。物事には必ず原因と意図が隠されているので、ドラマの主人公さながらに、怒りに任せる前に相手の発言の意図を考える習慣を身につけるきっかけになったんです。

家族なり、心を許せる友人や同僚以外においては、仲良くなることよりも敵対しないことが何より大事であることを一番に学んだような気がしました。

同じ脚本家が手掛けた「如懿伝 、紫禁城に散る宿命の王妃」も主人公の演技力が本当に素晴らしく、また内容も非常に見応えのある作品だったのですが、あれは残酷すぎるばかりか最後まで救われない話でしたので、ショックのほうが大きくて、ある意味で二度と視聴することはないと思いました。

やっぱり、最後は主人公が勝つ話のほうが、自分も元気をもらえる気がします。
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ギルドさんのプロフィール
性 別 女性
年 齢 36
地 域 青森県
系 統 普通系