お粥

現在33歳である私は世間一般で言われる厄年の渦中にあるんですよね。大殺界はかなり気にするが、厄年のことはあまりというか全く気にもしていなかったこれまで。

が・・・しかし

かれこれ4カ月になるだろうか。間を置かないで次々と襲いかかってくる歯周トラブルに悩まされいるうちに心身ともに疲れてしまいまして、ふと「これって厄じゃね?」と思うようになりました。

ことの始まりは一本の虫歯でした。それは奥の歯で、神経までやられていたから根管治療をしたんですね。治療後もどうしてかその部分が痛むようになったので反対側の歯で主に噛むようにしていたら、過剰に負担がかかってしまったんでしょうか、今度はそっちの歯茎がダメになって噛めなくなってしまったのです。

以降、歯茎の痛みは出たり消えたりを繰り返すようになり、その間に一回目の親知らずの抜歯もしたりして、気づけばお粥ばかり食べている日々になっていました。

抜歯したところが徐々に落ち着いて、また歯茎の痛みも気にならなくなった時があって、痛みから解放された私は舞い上がり、ずっと食べたくて我慢をしていたほっかほっか亭の唐揚げ弁当を食べたのです。

食べている途中でピシッという嫌な音が頭に響いて・・・

根管治療した歯にまさかの亀裂が入ってしまったらしい。慌てて歯科医院に駆け込んで治療のやり直しに。医者いわく「根まで破折していたら抜歯になるところだったよ」で互いに苦笑い。

やり直すことになった根管治療の仮蓋をかばって反対側の歯で噛んでいたら、ここでも例の歯茎が再び炎症を起こしてしまったので、ついに両側アウトでまたお粥生活を余儀なくされました。

いい加減、患っている歯茎に薬を塗ってもらい様子を見ているところですが、そんな中で昨日は二回目の親知らずの抜歯をしてきました。




いろんな人から菓子をもらって家に溜まっているんですけど、ひとつも食べられないまま日は過ぎていきます。バレンタインに自分のために買ったお気に入りのチョコ菓子と、ちんすこうもクローゼットの中で待機しているのですが、これも未だに食べれていません。

体重が3キロ減りました。いや4キロかも。食べれないと、食欲自体が無くなるので、あまり食べなくても平気になります。思うままに暴飲暴食をしていた時の自分を冷静に振り返ったりもして、ちょっと反省したり。

余分なものを摂取していないせいか、なんだか体が軽いというか脳が意外とスッキリしていることに驚いている。

半ば、すべては厄年のせいみたいにしちゃっているけれど、結局のところ自分の生活態度に問題があったと思うのです。きっと、これを機に見直せと言われているのかも知れない。体は確実に老化に向かっていることを自覚したのだから。

細く長くよく噛んで食べることの大切さと、また何も気にせずに食べれること自体の有り難さを痛感しました。まだ少しのあいだはお粥生活が続きそうですが、少しでも前向きに頑張っていけたらと思います。

富士山と抜歯

先週末に恋人と山梨県に行ってまいりました。目的は富士山の展望。このたび懲りずに三度目の訪問となったわけですが、はたして二度あったことを三度目も繰り返したのか、それとも三度目の正直となったのか、結果から言いますと無事に拝むことが出来ました。

今回は計画的にというか、一般的によく見えるとされている時期と時間を狙って行ってみたのです。その甲斐あってか今回は夜分に高速で山梨県に入った時点から遠くにそれらしいシルエットが見えてきて互いにウハウハでした。

さすが日本を代表する山であるだけに見事で、素直にこれまで見てきた山の中で一番感動しました。




富士山を見て気持ちを高揚させたところで、数日後に親知らずを抜歯しました。

抜歯そのものは麻酔のおかげで痛みはなかったんだけれど、始終ぐいぐいと引っ張られていた唇のほうが痛かったです。もう裂けるんじゃないかと思いました。というかちょっと切れたんですけどね。2本あるうちの1本を抜歯し、もう1本は二週間後の予定です。

時間とともに麻酔が切れていよいよ患部が痛みだしてくるわけですが、ツライのは痛みよりも思うように食べられないことでしょうか。食べることが好きな私にはこたえる。

まあ、患部はもとより痛みで口もろくに開けられませんから食欲自体も半減してしまうのですが。痩せるチャンスっちゃそうですよね。この際、5キロのぜい肉が少しでも減ってくれればいいと思っている。

現在「アウトランダー」というドラマを観ておりまして、これまた時代ものなのですが、劇中に虫歯を抜歯する場面があったんですね。もう力任せにグググググみたいな。今の時代、麻酔の技術が確立しているから恐怖や痛みも最小限で済んでいるわけで、昔はといえば、もう可哀想で目も当てられませんよね。

現在観ているこのアウトランダーですが、めちゃくちゃ面白いです。ざっくりと、20世紀を生きていた女性が18世紀にタイムスリップしてしまい、その時代の荒波に巻き込まれていく物語です。ジャンル的にはファンタジーらしい。あと、ロマンスと・・・ふふふ。

ファンタジーものって何となく苦手でこれまであまり触れることがなかったか、あったとしても途中で挫折してしまったり・・・だったんですけれど、これは面白くて今のところストーリーにどんどん吸い込まれている状態です。やっぱり史実をベースにしているからなのかな。

もし自分が、いつかの、どこかの国にタイムスリップしてしまって、そこで生きるしかなくなったらどうなるんだろう?って想像するとちょっと面白いよね(笑)

ひとつ、このドラマに手を出して後悔していることがあります。まだ完結していないんですよ。勢いつけて観たところで間が空いてしまうのね。
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性 別 女性
年 齢 36
地 域 青森県
系 統 普通系