戦没者遺骨収集活動に参加をするべく、10日〜13日まで3泊4日で沖縄県に行って参りました。今回が2度目の参加となります。メンバーも大半が同じ顔ぶれでしたので馴染みがありました。

3日間のうちで私が活動に参加をしたのは2日間です。ヘルメットや採掘の道具を借りるため、この道60年余りの大ベテランである国吉勇(くによし・いさむ)さんの戦争資料館を訪れたところから始まりました。

1日目は国吉の丘陵で、2日目は初潜入であった喜屋武の丘陵で、いずれも糸満市内での活動でありました。

1日目の国吉では、自分が手掛けていた場所からは遺骨らしい遺骨は発見されなかったのですが、不発の手榴弾が出てきましてゾっとしました。また、一緒に作業をしていた女性が手掛けていた場所からは名字が彫られた水筒が出てきました。

2日目の喜屋武では、一歩踏み入れた傍から遺骨だらけで、どこから手をつけたら良いのかが逆に分からなくなったほど。

いずれにしましても道なきジャングルの中を手探りで前進していかなければなりませんから、足場も悪く危険ですし、また壕の中に入るのも一苦労で、入っても苦労で、体力面でも精神面でも過酷を極めますから冗談ではなく辛いです。

一時は、足を踏み外して急斜面から滑り落ちそうになったところを助けられまして、それこそ「ファイト一発」のアレみたいな感じになりました。

今回は行く先々でJ Y M A (日本青年遺骨収集団)の学生さんたちともお会いをしましたが、皆さん若くてエネルギッシュなんですよね。すれ違うたびに元気よく「お疲れ様です」と挨拶をいただきましたが、方や私なんかはもう心身ともにくたびれてしまって、まともに挨拶を返せる状態ではなかったんです。何らかの差を痛感させられました。