続きが見たくなる夢ってありますよね。先日、そんな夢を見ました。

どこか異国の地で迷いこんでしまい、通りすがりの男性に道を尋ねるという場面から始まったものでした。話の流れで、その男性の自宅にお邪魔することになりまして。

国籍は違えど男と女。当然ながらそういう、ちょっと怪しい雰囲気になり、「じゃあ、とりあえず先にお風呂に入ろうか」と言って互いに服を脱ぎ始めたところで目が覚めました。惜しかったですね。その後が肝心だったのに。

私はよく夢を見るのですが、起きたあとも風景や人物の顔をはっきりと覚えていることが多いです。それは時間が経過しても鮮明に思い出すことが出来るほど。

不思議なのは、出てくる町にいつも同じ匂いを感じることです。

自分なりに分析してみて、何となく東南アジアっぽい感じかなあという気は以前からしていました。ヤシの木が結構な頻度で出てくるのと、雰囲気がとにかくそれっぽい。

行ってみたい国はそれなりにあれど、今のところまだまだ海外旅行には行けそうにないから、その欲求を埋めるべくネットで気になる国の風景写真を見ながら民族音楽を聴いたりなんかして気を紛らわせていることも多々あるのすが、先日、そういえば自分の前世にはバリ島かグアム島で生きていた人生もあった(らしい)ことを思い出して、そのどちらかと言えば興味があるバリ島を調べたんですね。

開発された観光名所とかリゾート地なんかを見たところで何も感じなかったので、田舎というキーワードを足して検索してみたところ、その風景から感じ取る匂いが、不思議と夢に出てくるものと違和感なく重なりまして、純粋に「ここかも」と思いました。

夢って、前世の記憶からくるスピリチュアル的なものが影響していることもあれば、幽体離脱をしてどこかに旅に出ているという面白い説もありますから、ちょっと興味深いですよね。

ちなみに、バリ島かグアム島で生きていた(らしい)人生でも私は男性だったそうです。うん、ヤシの木を見ると自分でもそんな気がしてくるのは何故だろうか・・・。

自分ではよく分からないんだけど、若い頃はベトナムっぽい顔してるとか、イメージが東南アジアだとか、そんなことをちょいちょい言われていました。沖縄を含めてなんですけどね、自分の魂は北か南なら南のほうに縁があるのだろうと。

こうも頻繁にそれらしい夢を見続けていると、話が続いていくような、リアルではないにしろ自分が住むもう一つの町のように思えてきて楽しいですよ。




先日、職場の同僚の家を片づけに行きました。ご子息が暴れて家の中がめちゃくちゃになっているとかで、一人では到底片づけられないから手伝って欲しいとの頼みがあったからでした。

その同僚はシングルマザーで、経済的に苦労してきたっぽい人なんですよね。シングルマザーって大概そうかね。うちも長いこと母子家庭で母親が経済的に苦労しているのを見てきたから分かるところもあって。

だから、「なぜに私が片づけに行かねばならない?」と不満を感じつつも、ツラそうな面持ちで頼まれたら何だか可哀想で断ることが出来なかったのでした。

だけど、行ってみてやはり後悔した。玄関を入ったところから異様な空気というか、ただではない散らかり様だったんですよ。言葉は悪いが、いわゆるゴミ屋敷というものでした。陰の気が漂っていることが素人の自分にも感じ取れた。

テレビでたまに片づけられない症候群とかでそういった部屋が紹介されることがあるけれど、まさしくアレ。つい言ってしまったよ、「これ息子だけのせいじゃないよね?」と。

不要なダイレクトメールや雑誌、服、日用品が床にびっしりと。最後に掃除機をかけたのはいつなのか知らないが、床は大粒の埃と髪の毛のオンパレードでした。

しかもご子息が暴れた際に居間の照明とストーブも壊してくれたため、電気もつかない、火の気もない、そんな中で手当たり次第片づけていく・・・まさに闇でしたね。

とりあえず朝早くに行って、昼前には居間はテーブルを中心に通路というか、普通に生活できるスペースを確保したところで終了。私は色々と言い訳を並べて逃げるように帰りました。

居間だけではなく台所、洗面所、トイレ、寝室に至るまですさまじく散らかっていましたが、もう見ているだけで具合が悪くなってきて、それ以上いることにとても耐えられなかった。

その同僚、普段から自分の仕事はそっちのけで他人のことばかり気にしているというか、周りが気になるというか、とにかく目の前のことに集中できていない人なんですよね。そういう性質であるゆえ、常に気が散乱して部屋も上手く片づけられないのではないかと思います。

これまでも色んな人を見てきて思ったんですけど、持ち物や車の中がごちゃごちゃしている人って、申し訳ないけど仕事が下手だなあと感じる。自分も偉そうに言えるほど片づけ上手、仕事上手なわけではないんだけれど、やっぱり普段から整理整頓が上手く出来ている人って仕事も要領よくこなしている感は否めません。

その同僚から、家の中が片付いたら泊まりにおいでと言われたけれど、そこははっきりとお断りしました。