先日、2人が定年を迎え退職いたしました。とても寂しくて、お別れのあいさつの際には涙が込み上げてきました。

ここ2年ほどのあいだに定年退職者が相次いでいます。8年ほど前にも第一陣が相次いで定年を迎え去っていきました。今回は第二陣で、およそ5、6年後には第三陣の時が来ます。考えるだけで胸苦しくなってくる。

二十歳の頃に入社をして以来、長いことお世話になってきた先輩たちが一人また一人と去っていくことがたまらなく辛いです。またそれと同時に、世代交代による新たな時代の訪れを肌で感じている今日この頃。



今年は、プライベートのほうで忙しい一年でした。

自分ひとりの時間を取ることに難しさを感じ、性分柄それはそれで落ち込む場面もありましたけれども、とても充実していました。自分がどこか開放的になってからは不思議と人脈も広がったりして。

読者さまは、孤独と自立の違いが分かるでしょうか。「孤独」というのは独りよがりで、「自立」というのは他者との関わりを安定して持っているうえでの尚且つその存在に依存しないことを言うのだそうです。

私は恥ずかしながら、30代にしてこの違いに気づきました。いや、もちろん意味合いの違い自体は分かっていましたけれど。

このふたつの言葉の境界って、とても曖昧だと思うんですよ。自立の末にあるのが孤独なんじゃないかなあ?って。だから、このふたつの言葉は違うようで結局のところは同じじゃん?って思っていたのです。読者さまは、いかが考えるだろうか。



今年も一年、このブログを読んでくださった読者さまに感謝を申しあげたい。

写真は、母親を連れて今年最後の温泉に行ったときの店先にあった・・・グレープフルーツなのか何なのかよく分からない柑橘系の物体を撮ったものです。金運がアップしそうな、そんな気がして思わず撫で撫で。

お金には縁が薄く、投げやりになる時もしばしばある自分ですが、考えてみれば車のローン以外に借金は無いし、カツカツながらも何とか暮らせているので、まあ良いのかなあと思うようにしています。また誰に迷惑をかけているわけでもない。

上を見れば切りがありませんし、また下を見ても切りが無いのでしょう。与えられた水準を、ただ受け入れるのみ。

嫌いなものだったり持っていないものを数えては悲観的になっていた過去を振り返ります。哀れというか、そう哀れとしか言い様がない。これからは持っているものを数え、それに感謝をして、それをいっそう深めていく人生に切り替えていきたいと思っています。

それでは皆さん、良いお年をお過ごしください。