輪唱の浸食。〜静かな湖畔の森の陰から〜

話題:ちょっwおまw

しずかな湖畔の
森のかげから♪


皆様、こんにちは。

私は現在、“某”しずかな湖畔の森に来ています。

あ、場所はですね‥

貴方が居る所から左に曲がって少し右に入った後、目隠しをされた状態で車のトランクに閉じ込められ、ぐるぐる走り回られた末に辿り着く事が出来る“あの森”です。

これで場所は判ったと思います。

と云う事で、本日は‥

折角の【静かな湖畔の森】という“心安らぐ場所”からお届けするわけでありますから、特にテーマは設定せずに、思いの向くままに語り始めてみたいと思います‥。

とは云え、

何もテーマを決めずに話をするのも困難なので、取り敢えず最初は‥

そうですね‥

もう起きちゃいかがと
かっこうが鳴く♪


あ、カッコウが鳴いています。

のどかな風景です。

あ、最初のテーマは『のどか』にしましょう。

うん、我ながらグッドアイデアです。

さて、【のどか】と聞いた時に、殆どの方がまず最初に思い浮かべるのは…

【のどから手が出るほと欲しい】

そんな慣用句だと思います。

そこで、現在の私が“のどから手が出るほど欲しい物”は何か?

カッコウ♪カッコウ♪

それを考えてみたのですが…これがまた、山ほどあり過ぎて困ってしまいます。

カッコウ♪カッコウ♪カッコウ♪

カッコウの鳴く、静かな湖畔の森…本当に素敵な場所です。

で、私が欲しい物ですが…カメラ、パソコン、車など数え上げればキリがありません。

ですが…

その数ある品々の中でも、“最も欲しい物”と云えば、やはり、これを置いて他には無いと思います‥

それは‥

しずかな湖畔の
森のかげから♪


ああ、どうやら、カッコウたちが輪唱を始めたようです。

最も欲しい物、それはやはり…

【ぷにょりんちょ】

で、間違いないと思います。

もう起きちゃいかがと
かっこうが鳴く♪


いやあ‥【ぷにょりんちょ】は、まあ誰でも喉から出るほど欲しいとは思いますけど、私も物凄く欲しいです。

カッコウ♪カッコウ♪

楽しいなあ〜。

しずかな湖畔の
森のかげから♪


で、【ぷにょりんちょ】の何が魅力的かって…それはやはり何と言っても“その美味しさ”にあります。

カッコウ♪カッコウ♪カッコウ♪

でも、【ぷにょりんちょ】は食べ物じゃありませんからねぇ…

もう起きちゃいかがと
かっこうが鳴く♪


美味しいのに、食べられない。

カッコウ♪カッコウ♪

でも、このジレンマがまた良いのです。

カッコウ♪カッコウ♪カッコウ♪

オマケに…

しずかな湖畔の
森のかげから♪


 
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新情緒「アホ悲しさ」について。

話題:感情

『もの悲しい』

殆どの方が御存知の言葉だと思います。

これは、「悲しい」という極めて主観的な感情に、「もの」という客観性を持たせる事によって、“個人的感情”を“普遍的情緒”にまで昇華せしめた素晴らしい言葉であると、常日頃から私は思っている訳です。

他には『うら寂しい』なども、極めて日本的な“侘びさび”を持つ趣の深い言葉と云えるでしょう。

さて、そのような趣深い【和の言葉たち】でありますが…

私は、その中に『アホ悲しい』或いは『アホ哀しい』と云う言葉があっても良いのではないか、と思うのです。

これは文字通り、“悲しくもアホらしい瞬間”を表す言葉で、例えば‥

テレビを消そうとリモコンの電源ボタンを押した際に、どういう案配だか、指が軽く痙攣したような感じでピピッと電源ボタンを超速で二度押ししてしまい、一旦は消えたテレビが速攻で再点灯するという…実にアホらしい出来事があります。

この時に我々が感じる“微かに腹立たしくも、かなりアホらしい”気持ちこそ、正に『アホ悲しい』と呼ぶに相応しいのではないでしょうか?

単に『悲しい』と云うにはアホすぎる。

かといって『アホらしい』の一言で片付けられてしまうのも、なんかちょっと悲しい。

しかし、『アホ悲しい』が汎用語として認められる為には、日常においてこのような“アホらしくも悲しい瞬間”が普遍的に点在していなければなりません。

そこで私は、一般的な生活の中にある“アホ悲しい瞬間”を抽出してみるべく考え始めたところ…これが意外なほど、数多くある事が判ったのです。

それでは、幾つか具体的に例を挙げてみましょう…。

まずは、家の電話機。

例えば、貴方が家の電話機の横をたまたま通りかかった時に、タイミングよく電話が掛かってくる事‥あると思います。

スムーズな流れの中で、貴方も「おっ♪」などと軽く声をあげながら、気も軽やかにワンコール目の受話器を取り上げると…

ギギィ―~ガァ~ギュルル〜〜ピィ―――♪♪

FAXだった!
( ̄・・ ̄)

むしろ、タイミングは悪かった。

流れてくるFAX音に、思わず「もしもし〜♪」と、礼儀正しく話し掛けてしまった貴方の気持ちこそ【アホ悲しい】と呼ぶに相応しいのでは無いでしょうか。

次に、ジュースの自動販売機。

この辺りは、少し前にも幾つか記事で書きましたが、例えば、ミゾレが降るような冬の寒い日‥

 
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白いココアのこと。


話題:食べ物や飲み物


ココアに浮かぶ純白のホイップクリーム。

その滑らかな曲線があまりも美しすぎて‥

躊躇ったままに動かせない小さなスプーン。

見つめ続ける二つの瞳の中、甘くて白い時間だけが優しく溶けてゆきました‥。



◆追記ページにプチ後書き◆


 

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ジキルハイド式「こども日記」。

話題:ちょっwおまw

子供というのは実に不思議な生き物で、お菓子欲しさに泣いてダダをこねたかと思えば、突然に大人びた表情を見せたりする事があります。

恐らくは、端目には判らない内側の部分で毎秒刻々と成長しているのでしょう。

ところが、

もし、【日記】を書いている途中で突如として大人になったり、そこからまた子供に戻ったりしたら…。

さて、ここに

ジキルハイド製薬の《オトナコドモナール》と云う試験薬があります。

これは、薬を飲んだ後の1時間だけ“子供の中には大人が”“大人の中には子供が”ランダムのタイミングで出現すると云う変な薬なのですが‥

ある日、ジキルハイド製薬の主任開発員の息子が、父親の部屋の机の上に置かれていたこの薬を誤って飲んでしまったのです。

そして彼は、その後、日課である日記を書き始めたのですが…

それではここで、その日記を少しだけ覗いて見る事にしましょう。


―――――――


『きょうのできごと』

◆10がつ17にち

◇はれときどきもくり

●1ねん2くみ

◎たなかみつる



きょうはがっこうがはやくおわつたのてなかよしのミサキちゃんとこうえんであそびました

すべりだいでいしょにすべつたりしいそおでぎっこんバッタンした訳だが、不思議に思うのは地域に拠って「ギッコンバッタン」と云う所と「ギッタンバッコン」と云う所に分かれる事だろう。

この分かれ目‥つまり分岐点は何処にあると考えるのが妥当なのだろうか?

例えば、一年二組の同級生であるところの【桐山雄二氏】(プライバシー保護の為に一応、仮称とする)などは、ぼくとははんたいに ぎったんばつこんていうから このまえ けんかしちゃったけど

ごめんね て ぼくがいったら ゆうくんも ごめんね て

こだまでしょうか?

いいえ、だれでも

て なって なかなおりしたけど
こだまてなんだろ?

わからなかたから いえでパパにきいた

そしたらパパは

やまびこは じぶんでだしたおとがやまにぶつかってもどって来るもので、アクティブソナーは、この“音の反射原理”を利用して、音がぶつかった何らかの物質との距離を測る事が出来る‥とまあ、そんな説明をしてくれたのだが、予備知識のない私には 正直、完全に理解する迄には至らなかった。

それでも、感覚的に多少理解出来た部分もあるし、父親に感謝の意を示しつつ ぎゅうにゅうをのみました

パパは こーひーをのみました

のんでみるか?てパパがいったから ちょっとだけのんでみた

にがかた

なんで こんなにがいの のむんだろ?

ママがよくのむ こーちゃは ぼくもだいすき

こーちゃ がはいってる カンもピカピカですき

こーちゃのなまえは

なんだたかな?

えっと えっと

FAUCHON だ。

何か、急に読めるようになった。

FAUCHONのアップルティー‥これがまた、甘過ぎないのに香り高くて良いのです。

本日のお薦め。

値段は多少張りますが…ポルシェよりは安いので…あ、勿論これはジョークです(笑)。

珈琲も飲み過ぎさえしなければ、珈琲ポリフェノールも含有されていますし…まあ、宜しいのではないでしょうか。

おっと、いけない。

そろそろ話を、ミサキちゃん(同い年の幼なじみである栗原みさき嬢)と遊ぶ公園の場面に戻さなければなりません。

冒頭で述べたように、私とみさき嬢は、シーソーやら滑り台など他愛もない遊具で遊んどった訳ですが…

 
■続きは追記ページに‥。

 
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相合い傘。〜雨に濡れてた右肩の思い出〜

話題:小さな幸せ


一つの傘で雨降りの道。


あの日の二人。

濡れないようにと、私の方にばかり傘を向ける貴方の右肩は、いつも雨で濡れていました。

申し訳なくて嬉しくて…それは私。

照れくさくて誇らしげ…それは貴方。

別々の気持ちで
二人一緒に笑っていました。


そんな、いつかの“相合い傘”。





ぽつりぽつりと降りだす雨が、アスファルトの水たまりに小さな波紋を描き始めると、私は決まって思い出すのです。

雨に濡れてた貴方の右肩、その小さな遠い優しさを…。



【詩的トランプ】シリーズ (No.02)


◆追記ページに『もう一つの写真とストーリー』◆

 
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