話題:ごめんなさい
昔は「10年ひと昔」と言いましたが、時の進みの速い現代、10年どころか「4年ひと昔」だなと、サッカーのW杯を観ているとつくづく感じてしまうわけです。
今回のW杯。ベッカム(イングランド)もロナウジーニョ(ブラジル)もデルピエロ(イタリア)も出ていない事がまず驚き。流石にペレや釜本さんは出場していないだろうとは思っていましたが、4年間の顔ぶれの変化に、ちょっと浦島太郎の気分を味わう事が出来ました。
まあ、それもこれも、W杯の時しかサッカーを観ていないのが原因である事は明白なのですが。
それにしても…
いったい何時から「ロスタイム」の事を「アディショナルタイム」と言うようになったのだろうか?…。
思えば、「サドンデス方式」という言い方も今はしませんよね、確か。恐らく用語に関しては、ネガティブなイメージを持つ言葉を使わない方向で進んでいるのでしょう。
と、なると…「ペナルティーキック」あたりも、いずれ用語変更の対象になるかも知れません。ペナルティーという言葉のイメージがあまり宜しくないので。
ペナルティーキックに代わる新しい言葉は何が良いだろう?
ペナルティーみたいな罰則という捉え方ではなく、相手から頂いたプレゼントと考えて…
プレゼントキック。
ギフトキック。
サンタクロースキック。
棚からぼた餅キック。
うーん…正直どれもパッとしません。
仕方ないので取り敢えず「16文キック」としておきましょう。
さて…。これ以上書くとサッカーファンの方に怒られそうなので、本日はこの辺で…。
話題:びっくりしたこと
『君は豹を見たか!?』
という事で、数日前、東京の三鷹市に大量の雹(ヒョウ)が降り注いだ事はニュース等でご存知の方も多いと思います。
閑静な住宅地の道路が瞬時に川と化し、雹が流氷のように水面に浮き、トラックが流されるという驚きの光景です。
で…実は昔、その(雹が降り積もった地域)近くに住んでいた事がありまして…かなり馴染み深い場所なだけに、より一層びっくりでした。いや、まさか、あそこがあんなオホーツク海みたいな風景になるとは…。
因みに、当該地域に友人も一人住んでいるのですが、幸い家が少し高台にあったので、浸水などの被害は無かった模様。それでも「この世の終りかと思った」と言っていたので、相当凄かったのでしょう。
それにしても…地球の内部で核が上昇しつつあり、近い内に北極から地球核がポーンと飛び出て来るなどという噂もありますし(←気にしないでOK牧場♪)…ザイールの地球がちょっと心配です…いや、コンゴの(今後の)。
【終】。
話題:お疲れ様
選択肢は3つでした。
@なるべく早く寝て朝の五時に起きテレビを見る。
A寝ずに朝の五時を迎えてテレビを見る。
B普通に寝起きして朝の五時はスルー、テレビは見ない。
6月25日午前5時のテレビと言えば…
そう、日本全国が注目する…
怪獣ブースカ(チャンネルNECO )の放送時刻です♪
違います。
サッカーW杯予選リーグ日本vsコロンビア戦です。
勝てば決勝T進出の可能性が出てくる大事な試合。にわかファンではありますが、ここは一つテレビ観戦で応援しよう。とまあ、そう思った訳です。
午前二時や三時なら兎も角、五時ならば普段より少し早起きすれば済む話なので、午前零時ぐらいに寝れば五時間ほど眠れます。それが良いでしょう。という事で、取り敢えず選択肢@をチョイス。夜の十一時半ぐらいに寝床に着きました。
が…
何故か、こういう時に限ってサンドマン(Sandman ―睡魔)は一向に訪れる気配がありません。刻一刻と過ぎる時間…早く眠らなければ…焦れば焦る程、目は完全に冴え渡り…気がついた時には寝床を脱け出し、イタリアvsウルグアイを観戦していました。
相変わらず目は冴え渡っています。仕方ない。ここは選択肢Aで行こう。久しぶりの徹夜決行です。
そして迎えた午前五時。
日本とコロンビアの選手たちがピッチに入場して来るところで、突如として睡魔が…。
よりによって、このタイミングで来ますか?
しかし、ここまで来た以上、私としても後には退けません。出来るだけ体を垂直に保ちながら椅子に腰かけ、テレビ観戦続行です。
画面の中ではコロンビア代表の選手たちが大喜びで抱き合っています。
…ん?…試合が始まったばかりなのに何故喜んでいるのだろう?
画面端のテロップには【日本1ー4コロンビア】の文字が。
試合は…終っていました。
そうです。私は椅子に座ったまま完全に眠りこけていたのでした。これが本当のチェアマンです。
勿論、得点シーンなど一つも観ていません。
椅子に仰け反りながら眠ったので首と背中が痛い…。こんな事なら普通に寝ておけば良かった。どうやら選択肢Bが正解だったようです。
それはそうと…。
日本とコロンビア。続けて言えば、日本コロンビア…ちょっと変えて、日本コロムビア。なんか、ちょっとレコードみたいな組み合わせですね。
二つの意味で残念。
【終】。
話題:面白い人
この間、エレベーターに乗った時の話。
そこは割と最近建造された高層ビルで、エレベーターも恐らくは最新鋭の機種。上下動は極めて滑らか且つスムーズで、上方の階から一気に降下してくる時などは、脳ミソが置いてけぼりになる感覚を味わえる、とてもクリーミーなエレベーターな訳です。そして作動音も殆んどない。
その時エレベーターの中には、私を含め十数人くらいの人間が居たのですが、珍しい事に全員が単独で乗り込んで来たようでした。つまり、エレベーター内の全員が赤の他人。
結果どうなるかと言いますと、そこには極めて静謐な空間が誕生する事となります。エレベーターの機械音もない。全員が他人なので、会話の話し声もない。誰かの唾を飲み込む音すら聴こえて来そうな静寂の空間です。
と、その時でした。
ヒャクッ。
エレベーター内に妙な音が木霊し始めたのです。
ヒャクッ…ヒャクッ…。
全員の視線が音のする方へ集まります。ヒャクッ…ヒャクッ…。
そこには、初夏らしい爽やかなワンピースに身を包んだ若い女性の姿がありました。
ヒャクッと音がする度、女性の体がビクッと跳ねています。まるで、清流の水面を飛び跳ねる若鮎のようです。塩焼きにして柚子を絞って食べると美味しそう。
どうやら音源はその若鮎の女性で間違いなさそうです。
ヒャクッ…ヒャクッ…。
全員が無言の内に全てを理解していました。
横隔膜の痙攣。平たく言えば、シャックリです。
しゃっくり自体は何も珍しくありません。しかし、シチュエーションが悪すぎます。見知らぬ人達が集う静寂の密室で、ただただシャックリの音だけが木霊し続ける…それは、何と言うか…とてもシュールな空間でありました。
それにしても、シャックリの音の大きさが半端ではありません。さぞかし立派な横隔膜をしているに違いありません。まだ若いのにこのような見事なシャックリをするとは、なかなか大したものです。
そう言えば、以前テレビの番組で「シャックリが20年以上も止まらない男性」のニュースを観た事がありました。彼は今も相変わらずシャックリし続けているのだろうか?私はエレベーターを降りながらそんな事を思い出していました…。
〜おしまい〜。
話題:妄想を語ろう
『無人島に漂着したい』
子供の頃からそのような密やかな願望があります。
しかし、
その願いは永遠に叶えられる事はないでしょう。
何故なら……
私が漂着した時点でその島には“私という人間”が存在する事になり、もはや無人島とは呼べなくなってしまうからです。
つまり、悲しいかな、人はどうあっても無人島に漂着する事は出来ないのです。
いや……一人だけ、無人島に辿り着けるかも知れない人間がいるかも知れません。
その人の名は太宰治。
“人間失格”故に。
…と言った感じの屁理屈を得意満面で披露して周囲にいる人々のひんしゅくを買い、都会に居ながらにして“無人島気分”を味わうという…そんな、感じの妄想をたま〜にします。
たま〜〜〜に、ですよ。
【終】。