話題:文字や言葉
皆様こんばんわ。
最近、カタカナで表記されている言葉を目にする機会が増えてきたように思います。
これは俗にカタカナ語、或いはカナ語と呼ばれ、その多くは漢字圏外から入って来た外来語をカタカナに置き換えたものです。
そのような成り立ちから、カタカナ語では文字自体に特に意味は無いわけですが‥
今回は、そこを利用して軽く遊んでみようという話なのです。
遊び方は簡単も簡単。カタカナ語の一部を漢字など在来の日本語に置き換え、元の言葉が持つ意味を少しずらして楽しもうと云うわけです。
それでは、
“百聞は一見に如かず”とも云いますから、説明はこの辺で切り上げる事にして、早速、ご覧頂きましょう。
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『カタカナ語の一部を漢字にしたもの』
@ビーフ支柱
意味:牛肉(ビーフ)が柱となって建築物の構造を支えているさま。
@゛ビーフ市中
意味:牛肉(ビーフ)の塊が市街地の中にゴロゴロ転がっている都市。政令指定都市には絶対になれない。
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Aウルグ愛
意味:南米のような情熱的な愛を表す。
A゛パラグ愛
意味:こちらも同じく、南米のような情熱的な愛を表す。
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B安堵ロイド
意味:なんか一緒に居るとホッとする人造人間の事。
B゛アンドロ井戸
意味:サイバー空間の井戸。
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C垢デミー
意味:風呂にも入らずひたすら勉学に勤しむ人達が集まる、異色と異臭を放つ大学校。
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D灰テンション
意味:テンションを上げ過ぎて、逆に燃え尽きて灰になってしまった様子を表す。
決め台詞は「俺…燃え尽きちまったよ…」
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Eカルボ奈〜良
意味:卵黄やクリーム、ベーコンなどで造られた古都。クリーミーな大仏が有名。
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F歩き目デス
目で歩く事が出来る超人的な学者。それ以上の説明は不可能です。
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G暗いアント
意味:浮かない顔の顧客。
G゛暗いマックス
意味:全然盛り上がらないエンディング。
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H婆チャルテクノロ爺
意味:仮想空間を牛耳る謎の老夫婦。
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追記ページへ続く‥
話題:ちょっwおまw
第1話『駐車違反サービスデイ』
いやあ…
ついに、やってしまいました。
あ、交通違反の話なんですけどね。
今までずっと《無事故無違反》で来てたのに…この前、ついに駐禁の切符を切られちゃったんです。
いやね、そこが《駐停車禁止》の場所だってのは知ってたんですけど…
たまたまコンビニの駐車場が満杯で“まあ大丈夫だろう”なんてタカくくってたら‥って、単なる言い訳です、はい。
いや、でもね‥
《無事故無違反》ってのが私にとって唯一の自慢出来る事だから、そこには物凄く神経を使ってたんですよ。
先日もね‥交差点の先のカーブの死角になってるところで“
パトカーが止まってネズミ捕りやってるらしい”って情報が入ったんで、捕まらないようにスピードを落として通過してみたら‥
どうやら、
巨大ドブねずみが現れたらしく、
警官と
害虫駆除の人たちが必死になって、排水溝を覗き込んでたなんて事があって‥
なんだよ!本当に
ネズミ捕ってたのかよ!
…なあんて
いや、そんな話よりも‥。
兎に角、
違反切符を切られた以上、減点は‥正式には加点でしたっけ?‥ま、覚悟してた訳ですよ。
ところが!
どういうワケだか、[減点は6点]だって言うじゃありませんか!?
駐車違反の減点は、確か2点か3点だったはず…酒気帯び運転とかじゃ無いですしね。
もちろん、警察署に文句付けに行きましたさ。
ちょっとこれ、おかしくないですか!? って。
そしたらね、
応対してくれだ警察官が、無言で壁に貼ってあるポスターを指差したんです。
そのポスターには‥
《今月は、毎日が駐車違反サービスデイ♪ 期間中に違反切符を切られると、サービスで
ポイントが2倍付きます♪(^∀^)ノ》
なんて書いてあるじゃないですか。
なるほど。
ポイントが2倍で、減点の3点が6点になったのか‥。
ま、「謎は解けたよワトソン君」って感じなんですけどね‥
いったい“誰に向けてのサービス”なんだろう‥って、ちょっと思っちゃったもんで、こうしてお話した次第なんですけど。
やっぱり“何かが間違ってる”ような気がしてしょうがないんですわ。
そんな訳で、もう【無違反】の方はダメになっちゃったので‥
せっかく、免停になった事だし、
これからは【無事故
無免許】を唯一の自慢として頑張って行こうかなあ〜‥なんて、思っているんですよ♪
‥え?
私…“何か間違って”ますか?
《第1話終わり》
話題:創作小説
★第1話『サービス満点なツアー』
“たまにはのんびりと、一週間ぐらい海外へ旅行でもしてみたいけど、色々と準備が大変だし、お金も掛かるしねぇ‥”
ね、あなた‥そんなふうに思ってませんか?
確かに、昔よりは安く海外へ行けるようになりましたけど、航空チケット代や宿泊ホテル代の他にも、現地で観光する際に掛かるお金、それからお土産代もバカになりませんから‥やっぱり、おいそれとは行けませんよね。
もちろん、なかなか時間が取れないってのもありますしね。
でもね、ちょっと聞いてください。
私、この前、凄い店を見つけたんです。
ええ、もちろん“チケットから観光ガイドまで旅行全般を取り扱ってる店”ですよ。
《凸凹ツーリスト》っていう洒落た感じの名前で、駅前の古ビルの2階という目立たない場所にあるせいで、知ってる人はあまり居ないみたいなんですけど‥
これが、実に素晴らしい店なんです!
聞いてビックリ!見てクリビツ!何たって[ヨーロッパ巡り一週間]が、たったの3万円ポキ――リ!
しかも、これ…航空チケット代も宿泊ホテル代も、現地の観光アトラクション代も全てコミコミでの3万円ですから…ちょっと有り得ないでしょう?
(いやはや、ついにサービスも此処まで来たか!)
そう思いましたね、私は。
で、早速その“ヨーロッパ巡り一週間の旅”の予約申し込みをしようとしたんですけど‥
オーマイ‥‥何でしたっけ?
いや、オーマイスパゲティじゃなくて…
ほら、外国人がショックな時によく叫ぶじゃないですか、“オーマイ何とか―!”って。
え?
いや、“
いいとも―!”じゃないですよ。
まあ、いいや。
兎に角!
私、パスポートが期限切れで失効してたの思い出したんです。
それで、美脚の為に片足立ちしながら(これからパスポート申請するのも面倒くさいなあ〜)なんて、ちょっと躊躇してたんです‥
そしたら、あなた!
なんと、“パスポートの申請も、全てあちらでやってくれる”って言うじゃないですか!
もうね、私、その場ですぐ申し込みましたよ。ええ、《ヨーロッパ巡り一週間の旅》に。
いや、サービス満点とは正にこの事ですよね♪
あ、そうだ‥
宜しかったら、あなたもどうです?
場所、教えますよ。
…えっ?
「ヨーロッパへは、もう行って来たのか?」
‥ですって?
いえいえ‥実は今日、出立予定なんですよ。
…ん?
「こんなところでノンビリしてて良いのか?」
‥ですか?
それがあなた!
良いんですよ!
と云うのはね…
そこ‥“旅行も”客の代わりに店の人間が行って来てくれるらしいんです!( ~っ~)/
もう、何から何まで全て向こうがやってくれるという‥
おかげで私も、こうして普段通り生活してればOK♪ってわけで、会社も休まなくて済むし、正に[一石二鳥]という有り難さなんです。
で、私、思ったんですけど‥
あれですよ‥
此処までサービスしてくれて初めて【旅行
代理店】と呼べるんじゃないかっ‥
あっ‥
どうしました? 急にそんな渋い顔なさって‥
え?
「急に用事を思い出した」?
ああ‥それは残念。
今度は是非ご一緒に《世界一週旅行》でも如何‥‥
あ、ちょっと!
何で逃げるんですかぁ〜!(泣)
逃げないで下さいよ〜!!(」゜□゜)」
オーマイガアッ!!
あ、思い出した。
“オーマイ・ガア”だ…。( ̄○ ̄;)
《第1話終わり》
追記に【第2話】を(*^o^*)♪
話題:雨の情景
砂時計を90℃だけ横に傾けて
「時間よ止まれ」
透明な硝子の中の小さな世界でしか使えない雨の日の魔法。
魔法角は90℃。
◆追記にプチ後書き◆
話題:好きな言葉
好きな言葉と云うよりは、好きな“言葉の遊び方”の一つなのですが‥
我々が普段の生活で何気なく使っているごく在り来たりな言葉たちも、ちょっと工夫を凝らすだけで、何とも面白く、味わい深いものに変わる場合があるのです。
そんな“工夫”の中でも、最も代表的なのが俗に《冠言葉》と呼ばれるもの。
例えば、百円ショップで売られている“聞いた事もないようなメーカー”の商品に【高級】の文字を見つけた時‥
【高級】軍手
【高級】たわし
それまでは、単なる日常生活用語でしかなかった“軍手”や“たわし”が、またちょっと違った味わいを持ってきます。
このように、何らかの語句の前について、語句に別の意味を付加したり、或いは形容したりする特定の言葉を《冠言葉》と呼ぶのですが、これが、組み合わせ次第では、なかなか面白いものになる場合があるのです。
以前にも私は、【シャア専用】と云う《冠言葉》を使って軽く遊んだ事がありました。
【シャア専用】つり革
【シャア専用】水虫薬
【シャア専用】老眼鏡
とまあ、そんな感じで…それぞれ単独では差したる面白みも無かった物や言葉が【シャア専用】の名を冠するだけで、ぐっと引き締まり、深紅の輝きを見せてくれたのでした。
そこで今回は、【シャア専用】ほどインパクトは無いものの、割とよく使われる《冠言葉》を別の言葉と組み合わせて、ちょっとしたイメージの変化を楽しんでみよう、と云う訳です。
まず最初の《冠言葉》はこれ。
【究極の】
漫画“美味しんぼ”の大ヒット以来、非常に耳にする事が多くなった冠言葉です。
では、これを‥適当に選んだ別の言葉の前にくっ付けてみましょう。
【究極の】:授業参観。
【究極の】:留守電メッセージ。
【究極の】:起立・礼・着席。
【究極の】:布団たたき。
【究極の】:苦笑。
まだまだ続きます。
【究極の】:タコ足配線。
【究極の】:寝返り。
【究極の】:ペイオフ。
【究極の】:レッカー移動。
【究極の】:オカッパ頭。
【究極の】:コピーミス。
【究極の】:暇つぶし。
何だかキリが無くなって来ましたが、いずれも【究極の】と云う《冠言葉》が付いた事により‥
(これは、どういう状態なのだろう?)
と、それまでに持っていた固定的なイメージの枠を取り払って、自由に、自分自身の想像を広げてゆく事が出来ます。
ある意味、想像力を養うトレーニングになるとも云えるでしょう。
それでは続きまして、次は“感情”を表す《冠言葉》である【悲しみの】を使って遊んでみましょう。