A→スタンダードな正統派ヒロイン 黒
B→トークの上手いちょっと派手な子 ピンク
C→スケボーやってるストリート系 緑
D→図書館通いの読書家 茶
E→前髪をアップにしてる短距離ランナー 青
F→オカルトに精通した不思議ちゃん 紫
G→女子ソフトボールの4番強打者 金
H→面白い事を求めてあちこちうろつくサブカル好き クリーム
I→武道を嗜む孤高の美少女 銀
J→ラップやダンスミュージックを聴くB系 かなり深めの緑
K→メカ好きでそれ以外にはてんで興味なし 赤
L→謎の母性を持つレズっ気のあるお姉さま カフェラテの様な薄い茶色
M→常にアメ咥えてるひねくれ物 深めの緑で赤いカチューシャしてる
N→口元がいつもニヤニヤしてる情報通 薄い緑
O→モノクロを愛するオシャレさん 黒
P→ミーハーなムードメーカー 濃いピンク
Q→何考えてるか分からない奇妙な子 灰色
R→みんなをまとめるサバサバした子 濃い青
S→困った時に何かと役に立つちっちゃいヤツ 水色
T→知識量が凄いけど最近の事には疎い優等生 焦げ茶
U→バンドのボーカルを務める音楽通 薄い紫
V→映画好きでなぜかサングラスかけてる 黄色
W→無口だけどリアクションは多彩なオーバーオール 茶
X→痩せてて目が完全にイってる厨二 黒
Y→いつもなんか飲んでる食いしん坊 オレンジ
Z→何かと一人で行動するソロ充 赤
デンプンはヨウ素液を真っ直ぐ見上げた。その瞳の煌めきには、まだ現実の厳しさを知らない無邪気さがあった。
「それ、なあに」
デンプンが尋ねる。同時に小さな指でヨウ素液の手にあるものを差したけれど、ヨウ素液は黙って破顔するだけだった。
ヨウ素液の胸中には、既になんらの躊躇も無い。
ヨウ素液が優しくデンプンの頬を撫でると、デンプンはきゃっと言って笑った。
花が咲くように笑うデンプンの肌は無垢な乳白色で、そこに微かに赤みが差すと美しいグラデーションになる。ヨウ素液の心はデンプンに初めて出会った時から、この清廉な肌に捉えられ、そして緩やかな、しかし強い衝動に支配されいた。
『このあどけない笑顔を汚したい。私がその唯一、最初のものでありたい』
ぽたり。
「やだっ」とデンプンが声を上げても、遅かった。一滴目は眦に。あとはぽたぽたと続いて遠慮なくデンプンの肌に垂れていく。ヨウ素液はこの乱暴な行為に目を細めた。
愛おしいデンプンを汚すことに得も言われない愉悦を感じる。デンプンが泣いて助けを求めるその声すら、独占できるから。
白い肌に広がった、それは鮮やかな紫をしていた。