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足元から鳥が立つ

三友は目を丸くして言った。

「タナカさんって、モリタさんだったんだね」

それはあたしには慣れっこの感嘆だった。彼女が尖らせた唇の愛らしさは校内でも無二で随一だけれど、その言葉は何時か言われるのではないかと思っていた常套句だった。

「担任もね、あたしのこと『モリタ』だと思ってるくらいだからさ」
「モリタさんって言ったら、有名だもんねぇ」
「あー、そうかもね」
「モリタさんって、王子様みたいな、カッコイイ男の子かと思ってたの、私」
「お、『王子様』……?」

あれにはまあ確かにそういうニュアンスもあるのかもしれないけれども、三友に言われるとタイツを履いて白馬に乗った『王子様』を想像してしまうから違和感がある。

『モリタ』ってのは、それとは違う。

「なんでモリタさんなの?」
「あたし、もりもりって呼ばれてたことがあったから」
「タナカ ヒロミなのに?」

ああ、なんだか、ややこしい。

「あたしの本名、田中 森寛って言うの」
「え、」
「モリヒロだから、もりもり」
「ヒロミは?」
「それは、モリヒロが男っぽい名前だから、友達がヒロとかヒロミって呼ぶようになって、」
「もりもり、ヒロミ?」
「まあ、そうだね」

三友は眉間に皺を寄せて唸った。相変わらず唇は尖っていて、あたしが男ならキスしていても可笑しくないくらいそこに目を奪われていた。

何考えてんの、あたし。

「タナカさんね、私さ、前に言っちゃったの、憶えてたら、ごめんなさい」
「何?」
「興味ないって、」
「えーと、何が?」

三友は上目遣いであたしを見た。

「あのね、モリタさんは、男の子だと思ってたから、私、興味ないって、言っちゃったと思うの」
「あー、そんなこともあったね」

曖昧な振りをしたけれど、本当は違う。自惚れる訳ではないけれど、珍しいなと思ったからしっかりと記憶に残っている。

ちょっと遠慮した表現をしてもモリタはそこそこ人気が有る。

三友はその『モリタ』のことを、何時もの不思議な浮遊感のある口ぶりで、しかし何処か白けた様子で、面と向かって確かに言った。『私、そういうの興味ない』、と。

あれにはちょっと傷付いた。

「あれね、撤回しても良い?」
「え、」
「やっぱり興味あるって言っても良い?」

そう言われても、ね。

「うん。どうぞ」

そう返答すると三友は蕩けるような笑みを浮かべた。

口角の上がった唇はキラキラ光って、尖っていなくても愛らしい。

三友をこれだけ喜ばせた人間って居るだろうか。

三友は感情の起伏が緩やかな質らしく、何時もにこにこしている割に声を上げて笑うこともない。むっとすることも在るらしいけれど、直ぐにけろっと立ち直る。

あたしは三友とけっこう仲が良い。

けれど彼女が爆笑したり憤慨したり或いは悲嘆するところは全く知らない。それを知る人は片手で数えられるに違いない。

もう一度じっくり三友を見た。

心臓に悪いくらい、可愛い。

家族だか元彼だか美味しいスイーツだか分からないけれど、彼女のこれだけの心からの笑顔を見られた数少ない人間の中にあたしは堂々と殿堂入りした気がした。

「タナカさんは、私にとってはタナカさんだけど、モリタさんなタナカさんも素敵だなってね、思うの」
「なんか、ややこしいね」
「私、タナカさんには興味あるんだよ」
「あー、ありがとう」

照れる。

頬が緩むのを誰が止めらようか。

「タナカさんは、私の唇以外に、興味ない?」
「へ!?」

三友は首を傾げた。

唇はお決まりの尖んがりポーズだ。

あたしはそれに滅法弱い。言われた側からあたしの目は彼女の得も言われぬ唇に釘付けになっている。

恥ずかしい。

気付かれていたとは。

恥ずかしい。

「興味、ないかぁ」
「あるよ!」
「本当?」
「あー、うん。すっごいある。三友って珍しいっていうか、なんかよく分かんないけど、その、唇じゃないとこもさ、興味、あるよ」

三友は私の至近距離に顔を寄せた。

キスされるかもしれないと期待したあたしの変態的本能は、避けることよりも硬直することを選んだ。

「タナカさん、」

呼ばれて目を開けた。

「……、何」

唇が付く。

唇が、付く。

「好き」

びっくりした。

彼女の唇とあたしの唇がくっ付いた。キスしたのは、私の方だった。

びっくりした。



曰く、“足元から鳥が立つ”。
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足に傷持てば笹原が走れぬ

天野さんは5年前のことがあって未だに俺に頭が上がらない。俺はそのおかげで誰よりも力が付いたけど、苦手だからと俺に押し付けた仕事の付けを5年間も払い続けるなら、逃げない方がいいに決まってた。



曰く、“足に傷持てば笹原が走れぬ”。
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アクセス解析

ロアルドロス 交尾

とか、

歯列

とか、

花村

とか、


そういう単語で検索されていたとは。知らなかった。そもそもどちらの花村さんが有名なのかさえ分からない私のブログに辿り着いてしまったとは、申し訳ない。

朝の露

触れたら弾けてしまいそうに儚い。求めたら壊れてしまいそうにか弱い。

それが彼女の印象だった。



曰く、“朝の露”。
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朝に星を被く

朝が阿呆みたいに早くて夜は馬鹿みたいに遅い。それが俺の生活の全てだ。

職場には自宅からドアtoドアで40分ほどで着く。朝の支度には時間が掛からない俺としては、まさに絶好の職場だった。

暗い。

まだ夜じゃねえか。

それが何故かこんな薄暗い時間に出勤してしまっている。家を出ると最寄り駅までの道には街灯が点いていて、行き交う車にはライトが光っている。空はまだ暗い青で、乱視の俺としては最悪の環境だ。

鼻唄を歌う。

出歩いている人間なんてほとんど居ないから。

両手をポケットに突っ込む。

痺れるくらい寒いから。

夜が遅いのは仕方ない。仕事が終わらないのもあるが、それ以上に19時頃までは契約先からよく連絡が来るので帰らない方がベターという暗黙の掟があるからだ。だから今日は限界まで残業して明日は定時に帰る、という訳にもいかないし、切りのよいところまで働くとどうしても遅くなってしまう。

朝が早いのは、しかし、理由がなかった。

阿呆だからだ。

耳が冷えて痛くなるような底冷えの早朝、或は夜明け前、俺が出勤する必要はない。

暗い。

空は暗い。

月が明るい。

朝帰りの若者は冴えない顔で気怠げに歩いている。

世間がまだ夜の顔で朝を拒絶しているとき、俺だけが朝の世界に居ると思える。朝日を遮るものは、きっと夜の世界の人間なのだ。その心が寝静まったとき、街に朝日が真っ直ぐ突き刺さるとき、俺は未来を掴めそうな気がするのだ。

会社は静かだ。

上司の怒鳴り声も電話の着信もない。新人が粛々と机を拭いているだけだ。

そこは確かに朝の世界だった。

働くための職場は糞みたいな場所で食欲も減退するものだが、この時だけは違う。そこには確かに希望がある。

朝というのはいいものだ。

朝早くに働き始め、或は勉強をするというのは、素晴らしいものだ。

それは例え世間が夜気を纏う夜明け前だとしても。陽光が届かない星が輝く時間だとしても。



曰く、“朝に星を被く”。
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モンハン学園/another/初恋

「珍しいな」

生徒会室のドアを開いたのはアグナコトルだった。細身だけれど筋肉質な筈の彼の身体は弱々しく敷居を越えた。

「俺、男もイケたみたいです」
「何だよ、藪から棒に。誰かとヤったの?」
「別にそういう訳ではないんですけど、でもその時にはそういうことも辞さないと思っています」
「本気で言ってんの?」

アグナコトルは神妙な面持ちで頷いた。

おいおい、まじかよ。

「誰? 学校の奴だよな?」
「……転校生」

転校生?

「大々的には言ってないけど、俺のクラスに入って来たんです、転校生。あいつ、なんか、凄くカッコイイな、って」


【初恋】


頬を染めんな。

「この時期に転校生なんて聞いてねえな」
「そうなんですか? 先輩にも連絡がないなんて、変ですね」
「そうだな」
「あの、それで、ちょっと聞きたいんですけど」
「何」
「先輩って、男も好きになるんですよね」
「……あー、まあ、」
「俺、こんなの初めてで、」
「だろうな」
「あの、」
「ん?」
「他に聞き方が分からないんですけど、」
「うん」
「あの、」
「なんだよ」
「相手は男ですけど、」
「ああ」

アグナコトルのピアスが赤く光った。

「女の子みたいに扱っていいんですか?」

は?

「えーと、何が?」
「ケルビをです」
「あー、相手の男? それは、まあ、相手が嫌がらなきゃいいんじゃねえの」
「……ああ、なるほど」
「なるほどって」

俺にはお前が何に納得したのか分かんねえんだけど。

「ありがとうございます。参考になりました。じゃあ、俺はお先に失礼します」

アグナコトルは別人のように凛々しい顔付きで挨拶をした。短く清潔感のある髪は朱く燃えて、彼の内心を表すようだった。

男がふざけてケツ出してる画像ください!!!!

1.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:37:12.67ID:lkIf/2550

お願いしまっす!!!!!



2.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:38:22.01ID:gdR1bbMi0

ホ、ホモだぁあああ!!!!



6.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:40:57.29ID:lkIf/2550

>>2
ホモみたいな感じじゃなく、ノリ良くふざけてる画像お願いしまっす!



3.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:39:00.23ID:DzobWUhW0



10.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:44:57.62ID:lkIf/2550

>>3
ありがとうございまっす!
こんな感じの画像お願いしまっす!!



5.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:40:55.22ID:5KTbAOT20



11.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:46:52.78ID:5KTbAOT20



12.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:53:20.78ID:lkIf/2550

なんか気持ち悪くなってきたんで、もうちょっと爽やかな画像お願いしまっす!



14.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:58:49.90ID:gdR1bbMi0

>>12
わがまますぎだろ!



15.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:00:44.06ID:grpKNuq9O

>>12
ワロタwwwwwwwww



13.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 13:56:39.08ID:5KTbAOT20



18.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:13:34.70ID:lkIf/2550

>>13
猫派です!

全裸や盗撮系はありがたいですがちょっと違うんです!
なんかこう、写真撮るときにふざけてケツだけ出したような画像お願いしまっす!!



16.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:04:26.33ID:oUzYkdidO

おい
構わん続けろ



19.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:17:40.63ID:5KTbAOT20



21.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:22:12.14ID:lkIf/2550

>>19
ありがとうございまっす!!
かなり理想通りです!!!



20.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:20:51.40ID:SNl1yWXKO

ホモホモしいスレはここですか



23.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:26:49.56ID:lkIf/2550

>>20
ホモホモしい画像は求めてないです!
見る方だって辛いんです!



25.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:29:32.63ID:5KTbAOT20



26.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:30:36.83ID:oUzYkdidO

なんでノンケってこうも罪な存在なのかしら…



27.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:32:14.77ID:if1hwzYPO

なんだただの神スレか



29.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:43:48.24ID:/GBp6oBg0

なんか気持ち悪くなってきた…



30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 14:44:16.36 ID:lkIf

なんか疲れてきました!

ですがもっとお願いしまっす!

あとホモな方はご遠慮くださいますとありがたいです!



32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 14:46:25.51 ID:gdR1b
え、ホモスレじゃないの?



33.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:48:30.15ID:4mqhx5mX0

ホモ以外に誰が得するんだよ



31.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:46:23.21ID:5KTbAOT20



35.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 14:50:15.75ID:5KTbAOT20



36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 15:01:02.82 ID:cVC9

なんでこんな画像持ってるんだよ



37.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 15:01:23.17ID:5KTbAOT20



38.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 15:05:00.89ID:5KTbAOT20



39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 15:06:09.83 ID:gdR1bb

おいしそうだな



43.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 15:13:14.41ID:5KTbAOT20



46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 16:34:35.27 ID:LaZV4

世の中には色んな画像があるんだね



47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 16:57:16.72 ID:TvDOjw

おまえらもちょっと尻だしてみろよ



50.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 17:08:00.79ID:J44F0Wwa0



59.以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします2011/02/23(水) 20:32:46.89ID:J44F0Wwa0

こんなのしか無いな



65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 22:17:28.09 ID:F12k

こんな感じで仲間でケツ出して写真撮るみたいな人生送りたかった



66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/02/23(水) 22:36:42.41 ID:POa

>>65
だな…
リア充じゃないとケツさえ出せないんだな…

モンハン学園/君の覚悟と僕の覚悟

授業はつまらなかった。理解できないから眠いし、理解させようとする教師がムカつく。

「どうだった?」

アグナコトルが俺の席まで来て尋ねた。

「だるい」
「うちの授業が遅れてるってこと? 前の学校はもっと先まで終わってるの?」
「ハァ?」

遅れてるって何が?

「授業、詰まんないんだろう?」

何言ってんの?

俺にはアグナコトルが言っていることが理解できなかった。兄貴なら簡単に分かっただろうけれど、俺は馬鹿だから分からない。

分かることは、単純なことだけだ。


【君の覚悟と僕の覚悟】


「授業なんてどうでもいいだろ」
「へ?」
「お前は勉強のために学校にいんのか?」
「それは、そうだよ」
「ハァ? 勉強なんてどこでもできるだろ。学校に通わないで家庭教師に教えてもらうガキだっているんだから」
「それは、」

アグナコトルは黙った。

「分かんだろ。俺は頭わりぃし、勉強のために“ここ”に来たんじゃねえ」
「は? じゃあ、なんで」
「期待に応えるためだ」
「……」
「覚悟を決めて俺を育ててくれた人たちに報いるためだ。だから俺は死ぬ覚悟で生きてる。机とペンがありゃあできる勉強だけのために学校に通わせるわけがない。俺は期待に応えるために、“ここ”にある全てを体感したいと思ってる」

アグナコトルは俺をじっと見た。

「覚悟……」

アグナコトルは俺の方へ腕を伸ばした。2回程捲られたシャツの袖から、細身だけれどしっかり筋肉のついた腕が覗いている。

「おい」

なんだ、これは。

「覚悟……」
「おい。てめぇ、聞いてんのかよ」
「お前って……」

アグナコトルの手が俺の首筋に添えられた。

「気色わりぃ!」

俺がその手を叩き払うと、漸くアグナコトルは正気を取り戻したようだった。

「あ、悪い!」
「ほんとだよ! ふざけてんのか!?」
「違う。違う、ごめん」
「まあいいけど」
「ごめん。ほんとごめん。なんだか、ちょっと、」
「ァア?」
「ごめん。あの、また明日!」

意味分かんねー。

アグナコトルはクラスメイトに追突しながら覚束ない足取りで教室を出て行った。教室はやはり静かで、アグナコトルの声ばかりが響いていた。

オチが秀逸なコピペ貼って「ニヤリ」としようずwwwwwww




377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 21:26:00.97 ID:3Jam49X7O [20/26]

外交官が貧乏人の家を訪ねて言った。

外交官「お宅の息子さんに縁談があるんですが」
貧乏人「息子は自分の嫁は自分で見つけます。 私は口出しするつもりはありませんよ」
外交官「でも、相手は大富豪のロスチャイルド家のお嬢さんですよ!」
貧乏人「え。そういうことでしたら…」

次に外交官は、ロスチャイルド家を訪ねて言った。

外交官「お宅のお嬢さんに縁談があるんですが」
ロス家「娘は結婚するにはまだ若いですよ」
外交官「でも、相手の男性は世界銀行の副頭取なんですよ!」
ロス家「え。そういうことでしたら…」

そして外交官は、世界銀行の頭取を訪ねた。

外交官「お宅の副頭取に推薦したい人物がいるんですが」
頭取 「副頭取候補でしたら、すでに相当な数の人材がいますから」
外交官「でも、この若者はロスチャイルド家の婿養子ですよ!」
頭取 「え。そういうことでしたら…」



383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 21:33:21.89 ID:4fc/WU2n0 [26/40]

落札者は「 非常に悪い 」と出品者を評価しました。

コメント:取引はスムーズでしたし商品自体には何も問題ありませんでしたが、
何と言いますか、表紙と1ページ目の間に明らかに陰毛と思われるものが挟まってました。
きちんと発送前に確認していただきたかったです。(5月 22日 7時 32分)

返答:それは本当ですか?大変申し訳ありませんでした。
こんなことで許してもらえるか分かりませんが、私は20代前半の女性です。
証拠にメールの方に私の画像を送りました。 (5月 22日 22時 51分)

落札者は「 非常に良い 」と出品者を評価しました。

コメント:家宝にさせていただきます。 (5月 23日 10時 32分)



417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 22:15:37.83 ID:0Yhp1gbQ0 [2/2]

猫飼ったことある人なら共感してくれると思うんだが、飼い猫っていうのは本当に可愛い

まず、「ただいま〜」と玄関を開けると
真っ先に駆け寄ってきて「にゃ〜ん(おかえりなさい)」
家族の誰よりも早く迎えてくれんのwwタラちゃんかよwww

ご飯食べようと食卓に付くと、トコトコやって来て隣に鎮座
いつもだらけてる癖に、飯の時だけ姿勢いいのなw
じぃーっと見られるもんだから、おかずを少しあげる。
食べる。また見る。じぃーっ… おかずあげる。
オレは唐揚げの衣しか食ってねえwww

部屋でPCしてると、ドアをカリカリ引っ掻く音が聞こえて
ドアをゆっくり開けると、頭をぶつけながら入ってくる
いつも頭ぶつけてるからそんなに馬鹿なのか?w
あと、キーボードの上を歩くのはやめて下さい。
黙って膝の上で寝ててくれw頼むww

寝ようと思ってベッドに入ると、腹の上に飛び乗ってくる。
不意を突かれるとマジで苦しい
「一緒に寝るか?」と布団をめくっても
無視して足の間で丸くなる。
邪魔くせーwww寝返り打てねーwwww
オレが夢の世界に一歩目を踏み込んだあたりに、顔の近くで「にゃー…」
布団に入りたいなら最初から入れwww

でも、やっぱり猫可愛い。 何をされても憎めないんだよな。
あぁー、猫飼ってみたい。



オチが秀逸なコピペ貼って「ニヤリ」としようずwwwwwww




184 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 16:48:36.17 ID:4fc/WU2n0 [9/40]

小学生の頃、無茶をする奴がヒーローだった
給食でスイカが出ると、限界まで食う挑戦が始まり白い部分まで食ってた
最後は皮まで食った奴がヒーローになった
後日、給食に「ゆで卵」が出た。僕は今日こそヒーローになろうと思い
「俺は噛まないで飲み込むぜ!」と言って丸ごと飲み込んだ
しかし、そんなことは他のクラスメートも楽々クリアーして次のステップに進んだ
「俺は殻ごと食うぜ!」と言った奴が殻ごとバリバリ食い始めた
クラスの視線はそいつに集中し、今日のヒーローそいつに決まりかけた
だが、僕もこのまま引き下がれない。何かないか考えた
ゆで卵に付ける塩としてアジシオの瓶が数本用意されていたので
「俺なんて、このアジシオを一気しちゃうもんね!」と言って
内蓋を外し、アジシオを一気に飲み込んだ
焼けるように喉が熱かったが、涙目になりながら牛乳で流し込んだ
苦しそうな僕の姿を見てクラスメートは賛辞を送った
そして僕は今日のヒーローになれた
しかし、5時間目の授業中に急に具合が悪くなってきた
ヒーローが保健室に行くのはまずいと思い必死に耐えたが限界だった
僕は机の上に吐いてしまった
そしたら先程食べたゆで卵が丸ごとゴロンと出てきた
その日から僕のあだ名は「ピッコロ」になった



188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 16:59:56.70 ID:pI0G0Fof0 [2/2]

中学校に入学した頃、スラムダンクが大流行していた
もちろん僕も学年の半数以上の生徒と共に入部届けを出した
顧問もあまりの入部希望者の多さに困っていたが
「先生、バスケがしたいです」と三井バリに泣き出す奴が居たので
渋々ながらも全員の入部が認められた
しかし地元では一応、強豪校だったので練習も厳しく、次々と部員数は減っていった
だけど僕は根性でバスケを続けた
身体も大きくなり、地元じゃちょっとは名の知れた名センターとなった
そして3年になった時、キャプテンに指名された
僕は、これを機に髪型を角刈りにし、ダンクを決める時は必ず「ウホッ!」って叫んだ
そんな努力の甲斐もむなしく、僕のあだ名は「ピッコロ」のまま



191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 17:03:07.60 ID:ZBdi4bgD0 [5/5]

>>188
続きあったのかこれwwww



265 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 19:09:50.40 ID:4fc/WU2n0 [19/40]

まず、左上から右下に向かって真っすぐに降下。
そのまま消えていったとみせかけて、突如右上に出現。
その後、同じように左下に降下していくのかと思わせておいて、
ギリギリで急上昇のアクロバット。
そして反り返るように右上に舞い戻り、更に反り返って急降下。
極めつけは、「この勢いならこのまま右下に消えるだろう…」という、
大方の予想を裏切り最後にまさかの一回転!
「おれのパクリじゃん」って高をくくって見ていた 『め』 も
最後の最後で度肝を抜かれたと思う。
ダイナミックだよね、 『ぬ』。



272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 19:37:23.72 ID:l58KSbPi0 [1/7]

あるラーメン屋にベニヤ板に手書きで書いただけのボロっちい看板があった
その「らーめん」を「らーぬん」にしてやった

後日「ラーメン」に直されてたから「ラーヌン」にしてやった



291 名前:大栗ー ◆HalfJKT21. [] 投稿日:2011/01/11(火) 20:14:55.07 ID:GkKZCrWOP

アポロ・ミッションに就いていた宇宙飛行士、ニール・アームルトロングが初めて月面に降り立ったとき、
彼が言ったのはあの有名な

「1人の人間にとっては小さい一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である」

だけではなかった。
その後にも同僚の宇宙飛行士や管制センターと彼との間でいろんな交信があった。
そして着陸船に戻る前、アームストロングは謎めいたこんな言葉を言ったのだ。

「幸運を祈る、ミスター・ゴルスキー」

ソ連のライバルの宇宙飛行士の事をふと思い出したのだろうとNASA の多くの人たちは考えた。
しかし調べてみると、ソ連にゴルスキーという宇宙飛行士はいなかったし、アメリカにもいなかった。

「幸運を祈る、ミスター・ゴルスキー」の意味は何なのかと
もう何年にもわたってずっと尋ねられていたが、ニールが答えたことはなかった。

ところが、1995 年 7 月 5 日、
フロリダのタンパベイ、講演に続く質疑応答の時間にあるリポーターが26 年前の質問をまたアームストロングに持ち出した。
この時、彼もとうとう質問に答えることになった。
ミスター・ゴルスキーが亡くなってしまい、もうこの質問に答えてもよかろうと思ったようだった。

子供の頃、ニールが裏庭で兄さんと野球をしていた時だった。
兄さんの打ち上げたボールが隣の家の寝室の前に落ちた。
そのときその家に住んでいたのがゴルスキー夫妻だった。
ニールがボールを拾おうと体をかがめたとき、ゴルスキーの奥さんの叫ぶ声が聞こえた。

「お前さん、オーラル・セックスだって? 口でして欲しいだって?
 そんなこと、隣の子が月にでも行くようになったらしてやるよ!」



297 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 20:24:01.49 ID:3Jam49X7O [5/26]

ある男が旅先で泥棒に遭い、旅行カバンと財布入りのバッグを盗まれてしまった。
帰りの航空チケットは運良く背広の内ポケットに入っていたが、空港までタクシーに乗る金がなかった。
男はホテルの前で客待ちをしていたタクシーに乗り込み、運転手に事情を話した。
「…というわけなんだ。自宅に戻ったら速達で倍の料金を送るから、空港まで乗せていってくれないか?」
「ふざけんな、こちとら商売なんだぜ。金がねぇんなら俺の車から出ていきやがれ!」
男は何度も頼んだが、運転手は頼みを聞いてくれなかった。
男はやむなくヒッチハイクをして、どうにか空港にたどり着いた。
一年後、男は同じ土地を訪れ、今度は無事に旅行を楽しんでから帰路に着いた。
ホテルの前で客待ちをしているタクシーの列を見つけ先頭のタクシーに乗り込もうとした男は、
一年前の非情な運転手が列の最後尾にいるのに気付いた。
男は、あの慈善の心を持たない運転手に仕返しをしてやろうと考えた。
男はまず、先頭のタクシーに乗って運転手に尋ねた。
「空港まではいくらかかる?」
「15ドルくらいだね」
「じゃあ、50ドル払うから、途中で俺にケツを貸してくれないか?」
「なに!? ふざけるな! 俺はオカマじゃねぇ! とっとと車から降りろ!」
男は先頭のタクシーから降り、2台目のタクシーに乗って同じ質問をした。
2台目のタクシーの運転手も激昂し、男は車から降ろされた。
男は同じ質問を3台目、4台目…と、次々に繰り返しては、車から降ろされた。
そして最後の、あの運転手のタクシーに乗り込み、男は言った。
「空港まではいくらかかる?」
「15ドルくらいだな」
「じゃあ、空港まで頼む」
運転手は何の疑問も持たずにタクシーを出した。
前に並んでいるタクシーの横を通り過ぎるとき、男はそれぞれの運転手に笑顔を向けながら親指を立てた。



334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 20:49:20.10 ID:7NwpfCjE0 [9/27]

この前、授業中に雑談で「変な人にいたずらされたりしないよう気をつけろよ」
という話をした。
「いたずらってえっちなことでしょ?」と聞かれたのでそうだと答えた。
「えっちっておっぱいもんだりするんでしょ」
「小学生のぺちゃぱいなんて揉むところないじゃん。つまんないじゃん」
と言ってきた男の子に対して、
女子たちが「つまらないなんて失礼!」と怒り出して教室が騒然となった。
そこですかさず「いや、先生はつまらなくないと思うよ」と答えた。

次の日校長室に呼ばれた。



340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 20:51:53.30 ID:7NwpfCjE0 [10/27]

自室でゲームやってたら背後から姉が
「そろそろゲームなんて卒業しなよ。」
と声を掛けてきた
その言葉にムッとして
「おめーこそ少女マンガ卒業しろよ。」
と言い返した
そこから卒業しろ合戦の幕開け
姉が「アニメ」「ギター」「バイク」を上げ連ねれば
俺は「韓流ドラマ」「ぬいぐるみ」「同人描き」と言い返す
そのまま不毛な応酬を続けること数十分
ついに姉はジョーカーを切った
「童貞卒業しろ!で・き・る・も・ん・な・ら〜♪」
かなりグサッときた

正直、涙目になったが負けずに言い返す
「処女卒業してみろやぁー!その腐れマンコに突っ込む物好きもいねーだろーけどな!!」
だが、姉は余裕の表情を崩さず
「とぉ〜っくの昔に卒業しましたぁ〜♪」
その瞬間、隣の部屋から
「どぉいうことだぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
と親父の怒声が響いた

その後が修羅場だったことは言うまでもない



369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 21:13:44.84 ID:3Jam49X7O [15/26]

ガンマンがビールを飲み終わって店を出た。
彼はすぐに戻ってきて銃を抜き、天井に向けて二発撃った。

「誰が俺の馬を盗みやがった?
 いいかおまえら、よく聞け。
 俺はこれからもう一杯飲む。
 飲み終わるまでに馬が戻らなければ
 いつかテキサスでやったのと同じことをやらねばならん。」

飲み終わって外に出ると、馬は杭に繋がれていた。
バーテンがついてきて尋ねた。

「それで、テキサスでは何をなさったんです?」

「歩いて帰ったんだ。」



375 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 21:22:48.84 ID:3Jam49X7O [19/26]

ある田舎町で結婚50周年を迎えた老夫婦に地元の新聞社がインタビューした。
「50年間も結婚を続けてこられた秘訣は?」
すると夫が昔を振り返って懐かしそうに答えた。
「わしらは新婚旅行でメキシコへ行ったんじゃ。そしてロバを借りて二人で砂漠を
のんびりと歩き回った。すると妻の乗ったロバが急にガクンと膝を折り、妻は落ちて
しまったんじゃ。妻は『1』と言うと何事も無かったようにロバに乗り、再び散歩を
続けた。するとまたそのロバが急に膝を折ってな、妻はまた落ちてしまった。妻は
『2』と言うとまた何事も無かったようにロバに乗った。そして三度目に落とされた
とき、荷物の中からリボルバーを取りだして、ロバを撃ち殺してしまったのじゃ。
わしゃあ、びっくりしてな。いくらなんでも撃ち殺すことはなかろうと妻をひどく
叱ったんじゃ。そうしたら妻が言ったんじゃよ」
「何て?」
「『1』」



オチが秀逸なコピペ貼って「ニヤリ」としようずwwwwwww

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 10:02:06.58 ID:WXLohZ6q0

教授が1年目の医学生に最初の人体解剖の授業を教えている。
彼は始める前にいくつかの基本的なことを学生に教えることにする。

「人体解剖をするためには2つの事が出来なければならない。

第一は、恐怖を持ってはいけないと言うことだ。」

ここで教授は、死人の肛門に指を突っ込み、そして舐めた。
教授は学生に同じ事を目の前にある死体に行うように言った。
数分の沈黙の後、学生達は同じ事をする。

「第二は、鋭い観察力を持たなければいけないと言うことだ。
私は死人の肛門に中指を突っ込んだが、舐めたのは人差し指だ。」



6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 10:09:05.36 ID:iugtw0ET0 [1/7]

ある大学で教授が女生徒Aに、
「適当な条件下で、大きさが通常の6倍になる体の器官を挙げてください。
その時の条件も言って下さい」と質問をした。

指名された女生徒Aは、顔を真っ赤にしながら冷ややかに
「これは適切な質問ではありません。この件は学校に告発します。」
と答えた。しかし教授は平然としたまま、別の生徒に同じ質問を繰り返した。

次の女生徒Bは落ち着いて答えた。
「目の中の瞳です。暗いと大きくなります」

「正解です。それからAさんには言いたいことが3つあります」と教授は続ける。

「1つ、授業は真面目に聞きなさい」
「2つ、あなたの心は汚れています」
「3つ、6倍になるなんて思っていたらいつの日か本当にがっかりする日が来ます」



9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/01/11(火) 10:12:55.94 ID:MA3Dei6b0

長年連れ添った仲の良い老夫婦がいて「片方が先に死んだら、さみしくないように壁に埋めよう」と言い交わしていた。
しばらくして、婆さんが先に死んだ。爺さんは悲しみ、約束通り婆さんの死骸を壁に埋めた。
すると、ことある事に壁の中から「じいさん、じいさん…」と婆さんの呼ぶ声がする
爺さんはその声に「はいはい、爺さんはここにいるよ」と答えていたが。
ある日、どうしても用事で出なくてはいけなくなったので村の若い男に、留守番を頼んだ。
男が留守番をしていると、壁の中から婆さんの声がする

「じいさん、じいさん…」男は答えた。「はいはい、じいさんはここにいるよ」
最初のうちは答えていた。けれどしかし、婆さんの声はなんどもなんども呼んでくる。
「じいさん、じいさん…」やがて、男は耐えきれなくなって叫んだ。
「うっせえ! じいさんはいねーよ!」
すると、壁の中から鬼の形相をした老婆が現れ、「じいさんはどこだあ!」と叫んだ

すると突然、まばゆいばかりのスポットライトが飛び出したばあさんを映し出す
「JI-I-SA-Nは」「どこだ!」ステージにばあさんの声が響く
詰め掛けたオーディエンスはばあさんの久々のステージに期待で爆発しそうだ
今晩も伝説のリリックが聴ける。ストリート生まれヒップホップ育ち。本物のラップが聴けるのだ
キャップを斜めに被りオーバーサイズのTシャツをきたじいさんがターンテーブルをいじりながら目でばあさんに合図する
重たいサウンドがスピーカーから響く。ショウの始まりだ

「 ここでTOUJO! わしがONRYO! 鬼のGYOUSO! ばあさんSANJYO! 
 違法なMAISO! じいさんTOUSO! 壁からわしが呼ぶGENCHO!
 (ドゥ〜ン ドゥンドゥンドゥ〜ン キュワキャキャキャッキャキュワキャ!)
 年金減少! 医療費上昇! ボケてて大変! 食事の時間!
 冷たい世間を生き抜き! パークゴルフで息抜き!
 どこだJI-I-SA-N老人MONDAI! そんな毎日リアルなSONZAI!
 SAY HO!(HO!) SAY HO HO HO HO!」

じいさんのプレイも好調だ。オーディエンスの熱狂はこわいくらいだ。
まだ、俺らの時代は始まったばかりだ、そんなメッセージがばあさんの口から飛び出していく
本物のヒップホップが、ここにあるのだ。



10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 10:12:58.21 ID:iugtw0ET0 [2/7]

当時流行ってた秘法伝って台。
結構爆発力があって、俺との相性も良いらしく、負け知らず。
その日も秘法伝を打った。
会社帰りに3千円だけ、とおもったら3回しで劇アツ予告。
21時を過ぎていたので、通りがかった、いつも居る結構カワイイ店員を呼び止めて「何時まで?」と聞く。
「あ、10時です!」と満面の笑顔で答える。
そこから爆連。21時55分頃一旦流れが止まったのでヤメ。
メダルを流してると俺の台におっさんが座った。
すぐにビックを引いたがあと2,3分ではどうにもならんだろう、と思いカウンターに。
そこには、『23時以降のスタートは無効』の文字・・。
営業時間11時までじゃねぇか。
騙された!!!!
店内を探すもあの女はいない。
明日、絶対に文句言ってやると思い憤慨して店を出る。
と、そこには私服姿のあの店員が!
怒りをぶつけ捲くし立て、さっさと帰った。

家に帰って、フと事実に気付き俺は泣いた。



61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 14:08:54.49 ID:4DQ4ORCz0

ひどい二日酔いで目を覚ましましたジャックは、記憶が無くどうやって家に帰ってきたのか
覚えていなかったので何か悪いことはしなかったかと思い返しました。

最初に目に入ったものは、サイドテーブルの上にある頭痛薬2錠と水でした。
その横にはバラの花が1本添えてあります。
不思議に思い起き上がってみると、彼の服がきれいにアイロン掛けされて置いてあります。
あたりを見回しました。全てがきちんと整っています。
部屋もとてもきれいで、部屋以外も掃除が行き届いています。

とりあえず二日酔いの頭痛薬を飲み、洗面所に行きました。
鏡を見てみると、昨日まで無かった大きな青アザが出来ていて驚きました。
鏡の片隅にはメモがあり、赤く小さなハートマークとキスマークと共に
メッセージが添えられていました。

「あなた、朝食はストーブの上よ。
あなたの大好物の夕食を作るためにスーパーに行って来るわ。愛してるわ、ダーリン!」

よたよたとキッチンまで行ってみると、確かにストーブの上に湯気の立ったコーヒーと朝食がありました。
息子がちょうど朝食を食べていた為、ジャックは尋ねました。
「昨日はいったい何があったんだ?」
息子は言いました。
「父さんは朝方の3時に帰ってきたよ。すごく酔っ払ってた。コーヒーテーブルのところで転んでテーブルを壊しちゃったんだ。
それから廊下で吐いてたよ。そのままドアにぶつかって目に青タンが出来たんだよ。」

ジャックはますます困惑して尋ねました。
「じゃあどうして家の中はこうパーフェクトなんだい?いつもはないバラの花と朝食がパパを待っているんだ」
息子は答えました。
「ああ、それね。昨日ママがパパをベッドに引きずって、ズボンを脱がそうとしたんだよ。
そうしたらパパが突然叫んだんだ。『触らないでくれ!オレには妻がいる!』ってね」



92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 14:56:49.05 ID:WXLohZ6q0 [10/25]

スーパーで買い物していた男が、
ドッグフードを2缶持ってレジの所へ行った。
キャッシャーが尋ねる、「犬を飼ってらっしゃるのですか?」
「ええ、そうですよ」
「犬はどこですか?」
「家ですよ」
「申し訳ありません。犬を確認しないことには
ドッグフードはお売りできないんですよ。規則なんです」

次の日はその男、キャットフードを持ってレジに並んだ。
「猫を飼ってるんですか?」
「ええ、でも家に置いてきてますけど」
「申し訳ありません。猫を確認しないことにはお売りできないんです。規則なんですよ」

次の日、その男は茶色の紙袋を持って店に入ってきた。レジに行って、
「この中に手を入れてみて」
「何かしら、柔らかくて温かいわ」
「今日は、トイレット・ペーパーを3ロール欲しいんだ」



119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 15:34:12.26 ID:WXLohZ6q0 [15/25]

大学の卒業を間近に控えた女子学生AとBの二人がショッピングをしながら
就職活動についての話をしていた。

A「私が落ちた会社にCは採用されたそうよ」
B「あの子ってあなたと成績も同じくらいだし取っている資格も同じよね」
A「そうなのよ。なのにCが採用されて私が落ちるなんて理解できないわ。」

などと話しているうちにお目当ての携帯ショップにたどり着いた。
B「こっちの携帯とあの携帯。値段も機能も同じだって。どっちがいい?」
A「値段も機能も同じなら当然こっちのかわいい方よ」



120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 15:35:19.75 ID:dHnqQgZP0 [4/5]

なんかぁ
むかしぃ
バイクにぃ電飾つけてあそんでてぇ
そんでみんなやってるからぁ
車とかもあるしぃ
船でやってみたらぁ
イカあつまってきたんすよねぇ



140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 15:50:51.84 ID:WXLohZ6q0 [19/25]
飛行機に乗っていた教授が、隣の席の助手に提案をした。
「退屈しのぎにゲームをしないか?交代で質問を出し合って、答えられなければ相手に罰金を払う。
君の罰金は5ドル。私の罰金は・・・そうだな、ハンデとして50ドルでどうかね。」
「受けてたちましょう。先生からどうぞ。」
「地球から太陽までの距離は分かるかね?」
助手は黙って5ドル払った。
「勉強が足りん。約1億5000万kmだ。『1天文単位』でも正解にしたがね。君の番だ。」
「では先生、丘に上がるときは3本脚で降りる時は4本脚のものをご存じですか?」
教授は必死に考えたが解らず、とうとう目的地に着いてしまったので、50ドル払って尋ねた。
「降参だ・・・解答を教えてくれ。」
助手は黙って5ドル払った。



149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 16:01:19.74 ID:WXLohZ6q0 [21/25]

中学の時、英語の辞書忘れたから隣の女子のを共同で使わせてもらった。
家も近所だし気さくで話しやすいやつだったもんで、
彼女が見てない隙に、ふざけてその辞書の「vagina」の項を○で囲んでやった。
…あれから10年以上が経ち、そんな事ずっと忘れてた。

盆休みで実家に帰省して仕事の整理をしてた時の事。
英語の辞書が必要になって、中学時代のを探し出して使った。
そしたら憶えの無い落書きをみつけた。
「penis」が○で囲んであって余白に「お返しだバーカ昼休みに図書室で待つ」と書いてある。
それで思い出した。
あの時あたりからだったか、彼女は昼休みになると真っ先に教室から出て行くようになった。
俺は「何委員だか知らないけど忙しいんだなぁ」なんて思ってた。
中学最後の昼休みも、彼女は教室にいなかったっけ…。
で、嫁にそれ見せたら顔真っ赤にして「今頃みつけるな!」だって。



160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/01/11(火) 16:13:37.15 ID:7NwpfCjE0 [2/27]

俺、小学生のときに同級生の子にプロポーズしたことあるんだけど
そのネタで小学校で「あいつが私にwぷぷぷ」って6年馬鹿にされ、
中学校で3年馬鹿にされ、高校でも3年馬鹿にされ
今だに夕食の時に馬鹿にされる



モンハン学園

席に座ると、教室は水を打ったように静かだった。口火を切ったのはアグナコトルだ。

「よろしく。俺はアグナコトル」
「ああ」

それはただのパフォーマンスだったけれど、最初にされた自己紹介はムカついて名前もよく覚えていなかったので、これが初めての挨拶だと考えるようにした。

ちょうど良い。改めて名前を聞かずに済んだ。

アグナコトルは僅かにはにかんでから自分の席に戻った。俺だけでなく教室中の人間がそれに見入った。

モンハン学園/正しいことをしよう

「あそこだよ。1年2組」

アグナコトルは歩みを遅めて1年2組の文字を掲げているプレートに目線をやった。


【正しいことをしよう】


「ありがとう」

俺がそう言って教室に入ろうとしたら、強く腕を引かれた。その腕を辿るとアグナコトルの真剣な眼差しがあった。

「入るなら、向こうのドアがいいんじゃないの」
「ハ?」
「こっちは教壇側だから、目立つだろう」

何言ってんの?

「こっちの方が近いだろ」

俺の言葉にアグナコトルは眉を顰めた。そしてちらっとドアの向こうに目配せした。

でも俺には意味分かんねー。

アグナコトルは俺の内心を察して溜め息を吐いた。そして今にも制止の腕を振り切って教室に入ろうとする俺の腕を軽く引いてドアから遠ざけた。

「お前は2ヶ月遅れで入学した転校生で、ただでさえ異質な存在だろう。その上に愛想が悪くて俺たちや先生に対する態度も最悪だし授業にも全く出て来ない。正直言って、印象は最低な訳」
「……そうか?」
「困ったね、自覚がないの? 俺たちはお前がクラスに馴染めるように努力したけど、お前はそれを全て無下にした」

アグナコトルの目は厳しいものだった。

「努力、って言われても」

全く思い当たる節がない。

「またここで無為に目立つこともないだろう。静かに後ろから入って、少しずつ馴染めば良い」
「意味分かんねえ」
「お前は口が悪いけど、筋はちゃんと通してる。矢面に立って浮くのは勿体ないって言ってるんだ」

勿体ないと言われても余計に意味が分からなくなるだけだ。アグナコトルが言わんとすることは全くもって理解できない。

「俺、バカだから。賢いやり方は、俺には真似できねえ」
「大人に成れって言ってるんだよ」
「ァア? 俺は十分大人だ。ガキじゃねぇ」

アグナコトルは驚いて肩を揺らした。

俺はそれ以上に肩を震わせた。

俺の生きてきた24年間は実のところ情けないくらい価値の無いものだったから、15歳の少年に図星を指されて動揺したのだ。だから思わず凄んだ。

「……ごめん」

アグナコトルは正しいことを言ったのに、間違えを認めて謝った。

ヤクザは社会の求める正しさなんて関係なく、組か己の道に従って進む。間違いを指摘されて馬鹿正直に謝罪すれば、それが死を意味することもある。

間違っていたのは誰だ。

“ここ”では、正しいことが、正しい。

綺麗で整然としたものがルールだ。

俺はどうだったか。

俺が、綺麗だったことがあったか?

「謝んなよ。お前は正しい」

それは当然の帰結だ。アグナコトルは正しい。謝る必要はないし、そうする価値が俺にはない。踏み躙っても良かったのに、そうしなかった。

“ここ”の正義は、悪を蹂躙しない。

「ごめん」、とまたアグナコトルは目線を落として小さな声で言った。消え入りそうな声は初対面の時には想像もできないか弱い声だった。

「ごめん、でも、俺は、期待してた」
「ハ?」
「お前の“正義”が、俺たちを殴り倒してくれるんじゃないか、って」

アグナコトルは左の口角だけをつっと持ち上げて、また「ごめん」と言った。

『正義』?

俺の、『正義』?

そうか。

そうだろ。

俺は兄貴や事務長を貶めるようなことはできない。組を裏切るなら生きる意味がない。死ぬ覚悟で生きてきた俺の時間を、俺自身が否定するなんて、そんなことはあってはならないことだ。

俺は笑った。不敵に、愉快に。

「やっぱお前は正しい」

そして教室に踏み込んだ。教壇がある方の、前方のドアから、躊躇なく侵入した。

俺の正義は蹂躙する。徹底的に、完膚なきまでに叩き潰す。反駁の臨みさえ一縷も残さない。それが俺にとっての“正義”だ。

「ケルビ……」

最前列の奴がそう呟いた。その声の他に物音はなかった。

「ああ、これからよろしく」

それはきっと当然の帰結だった。

モンハン学園/ありがとうの言葉

「転校生、」

その声に振り返ると一人の生徒と目が合った。そいつが『転校生』を呼んだ声の主らしく、その『転校生』とは俺のことらしい。

「誰だ、てめぇ」

そいつは大きく息を吐いて首を傾げた。

「アプトノスに言われでずっとお前を探してたんだよ。どこでサボってた訳? 隠れてたの?」
「アプトノスって誰」
「はあ、あのねー。お前の担任の先生。そんで俺の担任の先生でもある人のこと。つまり俺とお前は愉快なクラスメイト同士って訳」

うわ、なんかムカつく。

「あ、そ」

俺の喧嘩腰の態度に向こうも火が点いたらしい。髪を掻き上げると、メッシュになっている鮮やかな紅が黒髪の中から浮かび出て、そいつの怒りを表すようだった。

「俺はアグナコトル。わざわざ授業を犠牲にして、馬鹿で迷子のガキを探しに来てやった訳。笑顔の一つでも見せたらどうなんだ」
「ハ、何それ」
「素敵な返事をありがとう。でも教室に案内する前に聞きたいんだけど、男子校にセーラー服で登校するってどんな神経してる訳? 男を誘ってんの?」

ハァ!?

俺はアグナコトルの胸を握った拳でどついた。アグナコトルはその手首を掴んで俺のことを見下ろして睨んでいる。

「俺は男を誘ったことも誘われたこともねぇよ」

アグナコトルはそれを聞いて鼻で笑った。

鼻息掛けんな、気持ちわりぃ!

「白々しいな。まあ、お前がどんなセクシャルでも俺には関係のないことだ。アプトノスに言われたから教室には連れて行ってやるよ」
「ァア?」

俺は腕を振り払った。

「お前は乱暴だな。でも良かったよ、俺にまで色目を使うんじゃないかと心配していたからね」
「……ふざけんなよ?」
「ん? ふざけてなんかいないよ。俺はただお前を教室に案内しようとしてる訳。お前の服装については誰もが気になることだと思うし、お前も分かってて着てんだろ?」

アグナコトルは作り笑いを浮かべて首を傾げた。

アグナコトルの動作はいちいち俺の何かをぐちゃぐちゃに掻き混ぜてムカつかせる。見てるだけでぶっ殺したくなる。

「教室まで案内すんなら、黙ってやれよ」

すげぇ、イライラする。

「それはそれは、すみません。しかしお前も案内して貰う身で随分と横柄な口振りだな。礼儀ってものを知らないで机の上のお勉強だけでここに入学した訳?」
「だから黙れっつってんだろ!」
「怒鳴れば優位に立てると思ってるの? 力が強い者が論理的にも強いということになるの?」
「うるせぇ!」
「五月蝿いのは、お前だろ」
「うるせぇ、ゴチャゴチャ言うな!」
「空き樽はよく鳴るって言うけど、」
「黙れっつってんだろ!」
「分かったよ。だから大きな声で喚かないでくれないかな。凄く耳障りだ」

アグナコトルはムカつく笑顔をやめて廊下を歩き始めた。やはり黒髪の中から紅がチラチラと見えている。

顔が見えなければ、大丈夫みたいだ。良かった。

「ありがとう」
「へ?」

俺の言葉にアグナコトルは立ち止まった。俺は行く先は分からないけれど止まらずに歩き続けた。通り過ぎる時にアグナコトルの怪訝な顔が見えたけれど、ぶっ殺したいとまでは思わなかった。

分かってる。

今もてめぇの笑顔を思い出すとぶっ殺したくなる。

でも俺は本当に『迷子』になっていて、自分のクラスに戻りたいと思っていて、でもそれが叶わずにいたのだ。教室に案内して欲しいと願っていたことを無償で実現させてくれるという時に、礼も言えない人間には成りたくない。

「俺はお前に感謝したいんだ」

アグナコトルは何も答えなかった。黙ったまま難しい顔で足早に教室まで歩んだので、俺もその後はアグナコトルをぶっ殺したいとは思わなかった。


【ありがとうの言葉】

File:道化

 鈴木さんは優しく笑った。その笑みを賛同と受け取った係長は満足して席に付いた。


 喫煙室には私と鈴木さんの他には1人しか居なかった。煙草を銜えて腕時計を見下ろした鈴木さんの顔は幼いけれど、眉間の皺は年相応だ。
 「そろそろ出ますか」と言った鈴木さんの言葉に、私は元気よく頷いた。
「喫煙できる車もあるんですか」
 私の問いに鈴木さんは「無いよ」と素っ気なく答えた。その声音は、彼が係長と話していた時のものとは掛け離れている。
「何処も彼処も禁煙ですね。流行みたいなものなんでしょうか」
「そうだね」
「……あの、禁煙を考えたことはないんですか」
 やはり鈴木さんは素っ気なく「無いよ」と答えただけだった。

 鈴木さんは愛想がよくて上司にも目を掛けられやすい類の人間らしく、それに応えるだけの知識や常識を備えた彼は出世したがらないのが不思議なくらいだ。
 鈴木さんは黙々と働くので、一緒に仕事をするようになって初めてその優秀さに気付いた。仕事の意味や、やり方も含めて勉強になったことが多い。鈴木さんは自分の手間をひけらかすことがないので、同僚の中には妬んでいる人も居るけれど、上司が気に入るだけの価値が実際に彼にはある。

 それにしても冷たい。鈴木さんの私に対する態度が、である。
 助手席に座った鈴木さんから煙草の臭いが届いた。
「2丁目から回りますか」
「道、分かる?」
「はい。大丈夫だと思います」
 鈴木さんは「偉いじゃん」と呟いてから、目を閉じた。私は眠ってしまった彼を起こさないように丁寧な運転を心掛けた。目的地近くのパーキングに入ってそっと声を掛けると、鈴木さんは直ぐに目を覚ました。
「ごめん、寝てた」
「お疲れですか」
 鈴木さんは苦笑いした。大きな瞳を細めて、申し訳なさそうに。
「運転上手いね。知らなかった」
 初めて褒められた。
 鈴木さんの言葉が罪悪感によるものだとしても、そのぺてんは私を十分に喜ばせた。仕事で褒められるのは嬉しい。


 時間を潰すのに寄ったカフェで、鈴木さんはコーヒーを奢ってくれた。
「俺が出すよ、運転してもらったから。寝ちゃってごめんね」
 慣れないことをされて私はどうお礼を言うべきか分からなかった。嬉しいと思うよりも戸惑いの方が強い。しかし私にだけ態度が冷たい鈴木さんが、これ程優しくしてくれることはこの先二度と無いだろうと思うので、素直にご馳走になることにした。
「ありがとうございます。いただきます」
 鈴木さんは素っ気なく「うん」と言った。


 万人に好かれる資質ではない人間の方が、万人に好かれようとする人間より実は多くの人に好かれるのかもしれない。例えば女性にだけ冷たいとか、助手席で寝てしまうとか、話すのが下手だとか。
 鈴木さんは、その人だ。
 好きになりそうだ、と思った。

麻の中の蓬

彼女は彼女なりに俺とのことを真剣に考えてくれているのだと思う。

『ご挨拶をしたい』

しかし蓬は、俺の申し出を断った。

「なんで嫌がるの」
「前にも言ったと思うけど、うちってちょっと特殊なの」
「特殊って。俺は蓬の家族とも仲良くしたいんだよ」

蓬はむっとした。

「簡単に言わないでよ」
「簡単になんか言ってないよ」
「そもそも私、自分でも親のことよく知らないんだよね。ずっと伯父さんの家に預けられてるし、伯父さんも親には会っちゃダメだって言うし」

表情を暗くする蓬はいつになく頼りなげで、俺は思わず彼女の形のいい頭を撫でた。

「ごめん、思いやりのないこと言ったね」

俺の言葉に、蓬は身体を擦り寄せることで答えた。長い髪からふわりといい匂いが漂った。

頭がよくて背の高い蓬は口でも態度でもいつも強がるから、擦り寄せられた身体を抱き締めても抵抗されないことはごく稀で、それが捨てられた猫の精一杯の甘えのように思えた。

言いようのない愛しさが込み上げる。

蓬ともっとずっと一緒に居たい。

君が好き。

とても好きだ。

「伯父さんと食事って言うのは、どうかな」

俺の提案に、今度こそ蓬は快諾した。

改めて設けた蓬の伯父さんとの食事会は、終始和やかで楽しかった。彼の名前は卓也と言い、見た目は蓬によく似ていた。すらりと伸びた手足と、涼やかな顔付き、そして透き通るような白い肌、それらは確かに蓬との血縁を感じさせる。

蓬は学校があると言うので先に帰って、それから俺は卓也さんに引き留められて彼の家に呼ばれた。

悪いからと断ろうとしたけれど、「年長者に誘われてんだから、付き合え」と強引に連れて行かれた。

本当に蓬に似ている。

下世話にも、卓也さんこそが蓬の本当の父親なのではないかとさえ思った。

「蓬さんのご両親について聞かせてください」

俺がそうお願いすると、卓也さんは困ったなと言って笑った。それでも酔っ払った彼から何か聞けるに違いないという確信も持っていた。

卓也さんは頬杖を突いた。

「俺の弟、俺より13歳年下なんだよ」
「13歳も」
「そう。でもそん時は母親がいなかったの。離婚してて、アル中で。だから、誠也は親父が外で作った子どもなんだよ。俺とは母さんが違う」

蓬のお父さんが誠也という名前であることを初めて知った。

「母さんと暮らしてたけど、アル中んなっちゃって、家ん中ぐちゃぐちゃ。寂しかったんだろうけど、ガキの俺に分かる訳ないし。後から俺を引き取った親父は俺のこと邪険にすんだよ。だからさあ、」

卓也さんはへらっと笑った。

「誠也の笑顔がね、たまんなく可愛かったんだなあ」

「分かる?」と聞いた卓也さんに、俺は笑顔で頷いた。卓也さんの顔を見れば、彼が言っていることが真実であることは容易に分かる。

「親父は厳しい人だから、誠也がよく泣くんだよ。甘やかし過ぎたんだなあ」

卓也さんは日本酒を煽った。

「高校も碌に通わないで、女を妊娠させて」
「……それが、蓬ですか?」
「うん、そう。あの可愛い蓬は、ラリった誠也と酔っ払った馬鹿な女が作った子どもなんだよ」

俺は返すべき言葉を見付けられなかった。

言葉を失った。

「俺はそれでも誠也が可愛かったけど、親父は絶対怒ると思ったよね。激昂して殺すんじゃないかって」

卓也さんは真剣な顔で俺がお酌するのを見ていた。その切れ長の目は蓬にそっくりだ。

「親父は本当に厳しかった。誠也が死んだら、また一人になるって覚悟したよ」
「そんなに、」
「そう、そんなに」

卓也さんは注がれた日本酒を嘗めるように飲んで、そっと机に置いた。

「でも親父は蓬を産ませた。なんて言ったと思う?」
「え、」

突然質問されて答えられずに居ると、卓也さんは優しげに笑った。

「親父が急にたまり場に来たんだよ。俺もたまたま居合わせて。親父、そこに居た奴らに胸倉掴まれても全然動じないんだもんなあ」
「凄いですね」
「警察の人間じゃないかって、皆ちょっとビビってたね」
「それはビビりますね」
「誠也は、自分の子どもはクズみたいな人間にしかならないって言って、つまり、下ろすってことだよね、下ろすしかないって言ったんだよ」
「下ろす……」
「親父が誠也の目を見て言ったんだけど、『麻の中で生きろ』って。誠也はぽかんとして、口開けて阿呆面のまま親父を突き飛ばして、それから互いに罵り合って決別」
「『麻の中』?」
「ああ、花村くんも知らない?」
「すみません、」

卓也さんは「そっかあ」と言って苦笑いした。

「俺はそれ聞いて、誠也の子どもを育てたいって思ったんだよ。俺はそれ以来二度とあのたまり場には行ってないし、“蓬の麻”になりたいって本気で思ったんだよね」
「『あさ』、ですか」
「蓬が最低なシチュエーションで生まれたことには変わりないけど、あの子はいい子に育った。あの子こそ、“蓬”じゃなくて、“麻”だったんだろうなあ」
「『麻』、」
「俺は誠也しか愛せないと思ってたけど、蓬のことも愛せた」

卓也さんは、俺を真っ直ぐ見た。

「蓬は、いい子だ」
「はい」
「蓬にも誠也とは会わないように言ってある」
「そう聞いてます」
「でも本当は、もういいって思ってる。あの子は立派な“麻”なんだから、今度は誠也が親父の言葉を信じるべきなんだよ」

卓也さんは日本酒を飲み干した。

「誠也も、『麻の中』で生きるべきだった」

卓也さんは涙を一筋流した。蓬は滅多なことでは泣かないけれど、その泣き顔が同じであることは想像するに難くなかった。

俺はなんとなく、『蓬』と『麻』のことを理解した。



曰く、“麻の中の蓬”。
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