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榎本 紗夕/友達の恋

※異性の幼馴染み




どうしてカンナだけ特別なんだろう?

「見てこれ。ヤバくない?」

カンナは頭の悪いギャルみたいな口調で奇妙な黄色いものを差し出した。カンナの指がそれを押すと、コミカルに踊る。

「つか、東京ばな奈じゃん」
「しかもスカイツリー限定なんだよ。ヤバい面白い」

カンナは東京ばな奈を両手で持って、楽しそうに踊らせた。

私はぷっと吹き出して笑った。

カンナは昔からそうだった。発想力があって面白いことが好きで人を笑わせる才能があった。それも心が和むような、穏やかな笑いを誘うのだ。

カンナのその才能を間近で見てきたおかげで、私は『天然』振るのが上手くなった。それで男を騙して女の人生を謳歌している。私は自分の美貌だけの魅力に甘んじないで、中身もよく磨いているのだ。

「ねえ」
「なに」
「木嶋さん、準ミスだったね」
「なにが?」

カンナ、まさか、知らないのかな?

「ミスコン出たじゃん。ちなみに私が一番だったんだけど」
「え、すごいじゃん」
「うん。ありがとう」
「ミスコンってなに。なんの?」
「ほんとに知らないのね。てかうちの学校のミスコンだけど」
「まじか、すごいね。これあげるよ」

カンナは感心したような顔で東京ばな奈を一つ差し出した。カンナが遊んだせいで真ん中が少しくびれているけど、一応「ありがとう」と言って受け取ることにした。

「彼女から聞いてないの?」
「だれ?」
「いや、木嶋さん。まだ付き合ってるよね?」
「ああ、百合ちゃん。付き合ってるけど会ってないから分かんない」

またそのパターン。

カンナは付き合ってと言われたらその時に恋人がいなければ誰とでも拒まず付き合うのだけれど、付き合っても特別扱いしてあげないからすぐにまた別れてしまう。連絡は無視、会っても無言、デートのプランは立てない、友達との約束を優先する、そして我慢できなくなった相手に別れを切り出される。

馬鹿なんでしょう。

私より、たぶん酷い。

「てか、最近携帯見てる?」
「見てない」
「なんで。失くしたの?」
「いいじゃんべつに」

良くねえよ。

私は連絡取らなくてもカンナの家に来ちゃえるけど、たぶん彼女はそうは行かないでしょう。

「どこにあんの?」
「だから、どこでも良くない?」

また、カンナはギャルみたいなことを言う。

カンナが誰かに影響されるとは思わないから、たぶん元からカンナの中にはギャルの遺伝子があるんだと思う。もしくは、ギャル男と付き合いがあるから、どういう理屈かそれに影響されてギャルみたいになってるのかもしれないけど。

「良くない。私がカンナと連絡取れないじゃん。嫌なんだけど」
「連絡してこないじゃん」
「つーか、きのうしたけど」

カンナは真顔で私を見た。

「まじで」

まじだよ。

きのうライン送ったのに既読も付かねえんだもん。カンナに無視されるとなんか嫌なんだよね。なんでか凄く嫌なんだ。

「失くしたっつうか、あれ、ゴウ君のとこにあんだよね」

カンナは東京ばな奈をローテーブルに投げてからベッドに寝転び、はっきりしない口調で言った。




【友達の恋】




『ゴウ君のとこ』にある?

カンナはそう言った。

ゴウ君はカンナのお兄さんの同級生で、私達とも昔から付き合いのある人だ。カンナのお兄さんとカンナとゴウ君と私の4人でよく遊んだ。カンナのお兄さんがアメリカに行ってからは、私は余り会ってなかったけど、二人は今でも会っているらしい。

「ゴウ君のとこなら、すぐ取りに行けんじゃん」
「距離を置きたい気分なの」
「は?」
「ゴウ君のさ、みーちゃん関連で、たぶんちょっと怒らせたんだ、おれ」

カンナは体を反転させて布団に顔を埋めた。

「みーちゃん関連ってなんだっけ?」
「ゴウ君が好きな人。ゴウ君が高校くらいから片想いしてる人」
「あの人、男子校じゃん」
「だってあの人、男が好きじゃん」

は?

なんで当然みたいに言うの?

「それでどうしてカンナがゴウ君を怒らせたの?」

カンナは布団から顔を覗かせた。多くの女の子や大人達を虜にした上目遣いは私にも多少の効果がある。

「おれ、みーちゃんと仲良いんだ。それがゴウ君にバレた」
「ちょっかい出してたってこと?」
「違うけど。ゴウ君にとってはそうだったかも。ゴウ君はみーちゃんの連絡先知らないっぽいんだけど、おれ、そのこと知ってたけど、みーちゃんの連絡先ゴウ君に教えなかったし」

なんか助言してあげたいんだけど、何も言うべき言葉がない。ここまでなんて言っていいか分からない状況に、私は遭遇したことがなかった。

友達が片想いしている人とは、友達になるのも許されないの?

私はそういうの分からない。

恋愛にルールは無い、というのが私の持論。

「じゃあそう言うしかないじゃん」
「そういう雰囲気じゃないんだよね」
「一緒に着いて行こうか?」
「まじで」
「まじだけど」

カンナは割と本気で喜んだ。

「とりあえず、なんで連絡先教えてあげなかったの?」

それって重要だよね?

「なんとなく」
「は?」
「いいじゃん、べつに」
「良くないでしょ。なんで友達の恋を応援してあげないの」
「そうだけど」
「カンナも、その、みーちゃんが好きなの?」
「好きだけど」
「は?」
「てか、みーちゃん、たぶんゴウ君のこと好きじゃないよ」
「どゆこと?」
「みーちゃん、ゴウ君のこと避けてたし」
「それで連絡先教えなかったの?」
「それは、なんとなく」

なるほど。

ちょっとはカンナの考えが分かった。

好きでもない人間からのアプローチほど面倒なものはない。好きでもない人間に連絡先を教える必要などない。カンナは間違ってない。それは、きっと、私がカンナの立場でも同じだったと思う。

「でもさ、カンナの携帯がゴウ君のとこにあるってことは、もう連絡先バレてるってこと?」

カンナはまた顔を布団に埋めて、こもった声で「わかんない」とだけ答えた。

そうだよね。

そんなこと分かんないよね。

「でもさあ」

私が言うとカンナは「なに」と答えた。顔は布団の中に潜っていて見えないままだけど、たぶん見た目程には落ち込んでいないということがなんとなく分かる。

「ゴウ君って、自分の欲しいものを他人から奪うタイプじゃないじゃん」

ゴウ君は、欲しいものは向こうから手の中に転がり込むように工夫するタイプだ。奪ったりはしない。他人を傷付けて目的を達成することを喜ぶ人間じゃない。ズルして得た連絡先で好きな人にアプローチするような人間なら、あんなに多くの人から信頼されてない。

「うん」

カンナは小さな声で同意した。

「たぶん大丈夫でしょ」

私が言うとカンナは頭を小さく動かして頷いた。私はそれを可愛いとか思っちゃうんだろうな。

他の誰かならこんなことにはならない。他の誰かなら、世界中の誰でも、こんなことにはならない。私は他人の恋愛なんか興味ないし、ましてや恋愛絡みの問題を解決するのに手助けすることなんかない。

でも、いま、私は。

カンナを助けたい、って思ってる。

なんでカンナだけ特別なんだろう?

私はカンナのために、携帯でゴウ君の連絡先を開いた。

卯月/春霞

不安と恐怖は朝やって来る。

私は朝起きると堪らなく不安になる。それは漠然とした、ぼんやりとした、曖昧で居所のない不安だ。

不安に支配される朝、恐怖に支配される朝、私は牡丹さんの「おはよう」という言葉を思い浮かべて、あやめの明るい笑顔を思い出す。あやめが私を呼ぶ声が聞こえる気がするのだ。

あやめが居てくれて良かった。

高校生活にはこれまで知らなかったことがたくさんある。初めて授業の予習をしたり、大学受験を意識したカリキュラムに関心したりもした。あやめのような友達ができて、陽平君とメールでやり取りもした。

けれども、それでも、私の高校生活がきらめくことはなかった。

私の高校生活は薄暗い。

私の高校生活を唯一明るくさせるもの、それがあやめだ。

学校の存在意義が私には重苦しくて、もしあやめがいなければ私はとうに学校を辞めていたに違いない。それは牡丹さんとの約束を破ることさえ厭わないくらいだっただろう。

あやめが居てくれて本当に良かった。

学校に居る間、私は時間が刻々と過ぎていくことの当然を再認識する。

時間は過ぎる。

時間は進む。

時間は止まらないし私を置いて行ったりしない。

私は、教室の壁に掛けられた古臭い時計の秒針が止まらず動くのを見て、早く全てが終わってしまえ、と心の底から願っている。家に帰る頃には私はおばあちゃんになっていて、一人でそっと息を引き取る。そういう妄想に取り憑かれている。




【春霞】




入学してから一週間、私はまだ一度も仮入部をしていなかった。ちょっとは考えたのだけれど、一歩踏み出せないでいる。

「今日はね、放送部に行くんだ!」

あやめが言った。それはおそらく「一緒にどう?」ということを意味しただろうけれど、私はどうしてもその気になれなかった。

仮入部が限られた期間にしかできないことは知っている。ゴールデンウィークまでには正式に入部届を提出する必要があるし、クラスメイトの何人かは既に入部届を提出していると聞いた。

焦りが無い訳ではない。

けれども心を突き動かして一歩踏み出すだけの高揚も得られない。

「いい部活だといいね」

私が答えるとあやめは幾分寂しそうな顔をしてから「ありがとう」と言って教室を出て行った。

私はカバンの中から生徒手帳を出した。

生徒手帳にはこの学校にある様々な部活動が列挙されている。あやめの言う放送部ももちろんある。

目を引くのは文学部。

あやめが『一番』と言っていた。運動はしなくていいだろうし、活動も少なそうだし、部員も多くないだろうし。もしあやめが文学部に入ってくれたら、私は彼女と一緒に過ごせる。

それなら。

他の部活よりはまし、かもしれない。

私はさっそく教室を出て文学部の活動に出ようと思った。思ったけれども、足は動かなかった。

「(活動場所はどこかしら?)」

私はとりあえず図書館に向かうことにした。

文学部といえば文学。文学といえば図書館。図書館へ行けば文学部の活動に近付ける可能性が僅かだろうけれども存在する。

図書館はたしか、向こうの方だ。

私は勘に任せて図書館に向かうことにした。

学校は閉塞的で閉ざされた小さな一つの社会だけれど、それで目当ての部活動に出会えるほど小さいものではないらしい。私は目の前にある図書館を見上げて自分の行動の無意味さを自覚した。

私はけっきょく、図書館で本を読んで、それだけで家に帰ることにした。

図書館には好きな作家の小説がたくさんあった。

最低な私の一日がそれで少しは良いものになっただろう。牡丹さんの家から一歩も外へ出なかった場合に、少しは近付けただろう。

金曜日の放課後、黄昏、世界は沈む。

地平の向こう、ビルの谷間、人間の列、白い月と赤い星、車のエンジン、言葉の海、霞んだ景色のその向こうに、世界は沈む。

そして淀みの中から何かが湧いてくる。

息苦しくて、切ない焦燥感と、無性に愛しい何か。

窓の向こうにそれがある。

消え去りたいのにそれができないことを思い知る朝に比べて、夕方の鬱屈には希望がある。何処かへ行けるような、本当に消えてしまえるような希望がある。

世界が消えて、私も消える。

私もこのまま、沈んでしまいたい、と思った時、肩を叩かれた。振り返ると藤瑚先輩がいた。冷たい目で私を見下ろしていた。

「こんにちは」
「あ、はい」

藤瑚先輩は「急にごめんね」と言って笑った。

その笑顔も、私には何処か冷たく感じる。この人は私のことが好きではない、という感じがするのだ。言葉にはしづらいけれど、冷たく鋭い目線が体に刺さる感じがする。

「土曜日のことで連絡したくて、ちょうど探してたんだ。連絡先交換しなかったから、もう諦めようかって思ってた」

そう言えば、花見をする場所も時間も分からない。

「申し訳ありません」

私が謝罪すると、藤瑚先輩は「君は悪くないけど」と断った。そう返す言葉の一つひとつにも冷酷な感情しか感じられない。牡丹さんが同じことを言ったら全く違って聞こえただろう。

牡丹さんと私の家に帰りたい。

心からそう願った。

暗くて重い私の心が、汚く濁って見通しの悪い私の未来が、牡丹さんという存在を思い浮かべるだけで明るく軽くなっていく。そのことが私の救いだ。笑ってくれるところを想像して、声を掛けてくれるところを想像して、私はそれで少し持ち直す。

「連絡先、メールでいいですか」

私が尋ねると藤瑚先輩は「うん」と頷いてスマートフォンを差し出した。

その画面にはQRコードが表示されていた。

「(なにかしら、これ)」

なんと言っていいのかも分からず、私は藤瑚先輩を見た。彼は然も煩わしいと言わんばかりの表情で私を見返した。眼鏡の奥の目が冷たい。

「ラインやってる?」

ライン?

「分かりません」

藤瑚先輩は「何それ」と呟いた。

『何それ』?

それは私の台詞だ。

花見をするのに、こんな風に蔑まれて、うっとうしがられて、顰めっ面されて、私だって不快な気分になる。連絡先を交換するだけのことなのに。なんで。どうして。

私には分からない。

「梅香ちゃんって家どこ? 電車使ってる?」
「え」
「言いたくなければいいけど」
「あの、いえ。最寄りは広尾です」
「日比谷線だよね。じゃあ広尾の改札に朝10時に来て。迎えに行くから」

え?

藤瑚先輩は「30分以上遅刻したら置いて行くから」と言って、その場を立ち去ってしまった。

私には藤瑚先輩の考えていることが全く分からない。牡丹さんとは余りに違う。あやめとは余りに違う。目が合った時に少し微笑む感じとか、様子を窺う時の探るような不安そうな目とか、そういう言葉にしないところでコミュニケーションを取れたらいいのに。藤瑚先輩はただただ冷たい。

私は取り残されて、立ち尽くした。

嫌だな。

春に浮かれた世界は嫌いだ。

春は風が気持ちいいから好き。春は桜が咲くから好き。春は不思議な形の雲を見掛けるから好き。春の早朝、静かで穏やかで少し冷たい空気が好き。鳥のさえずり、虫の音、風が吹いて木々が揺れて花の匂いを運ぶ春。

人間の居ない春はなんて素晴らしいものか。

春に浮かれた人間の世界は、なんて不愉快なものか。

私は重い足取りで学校を後にして、近所にある桜の並木道を通って帰った。並木道沿いにある小道とベンチには大学生らしき人や会社員らしき人がたくさん居た。

ああ、そうか。

今日は金曜日だもの。

桜は満開を過ぎて散っていく。風のひと吹き、ふた吹きごとに散っていく。

その美しさを損なう騒がしい声が、私には不愉快で堪らなかった。

浮かれて酔って騒いでいる。

私は春の世界を睨んで帰った。
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鋼の錬金術師

マスタング大佐が「焔」を選んだ理由は、ご両親の死因と関係していたりして。焔を意のままに操る人間になりたい。誰よりも焔を理解し制する人間でありたい。

鋼の錬金術師

※妄想会話
※謎理論で説得する胡散臭いマスタング大佐
※現代語に詳しいホークアイ中尉




以下、マスタングとホークアイの会話。



ハガレンの23巻を読み返した


そうですか


エンヴィーが死ぬ前の戦いで、
君と、エンヴィーとの会話なのだが


はい


「二人きりの時はリザと呼ぶのよ」って


ああ、あれですか
鎌にかかってくれて面白かったですよ


あれは、
君の願望かね?


違います


何もないのにふっと出てくる言葉ではないと思うのだが
深層心理にある願望ではないか、と思って…


違います


リザ


面白くないですよ


照れているのか?


違います
前に付き合っていた男が、二人きりの時だけ「リザ」と呼んでいたので…


は?
いつ?
誰だ?
軍人か?
俺の知っている男かね?


嘘です


は?


ですから、嘘です


本当か?
嘘?
君は時々、私に嘘をつくよな


しつこいからです


参ったな
リザと呼ばれるのが嫌なのか?
父上を思い出すとか……


そんなことありません


ではこれからはリザと呼ぼう
二人きりの時には
リザ
うん、いい響きだ


そういうの、今はセクハラって言うんですよ
女の子だけ名前を呼び捨てなんて、下心があるみたいですからね


下心ではない
本心だ


……ではハボックさんはジャン、と呼ぶのですか


わかった
その条件を飲む


はい?


ジャン
リザ
そして君は私をロイ、と呼びたまえ


ただの上官をそんな風に呼びません


私が許可する


ハボックさんにも許可しますか?


…許可する


そういう冗談はやめてください
部下に示しがつかないですよ


私には焔があるからいいのだよ
コレのおかげで部下に舐められたことは一度もない


そうですね


あとはな、
女性軍人に、希望性でミニスカート丈の軍服着用を許可したところ、一部の女性と男共の信頼を得ることができた
男はどうでも良いがな
私は、信頼されるのは好きだ


卑怯です


なに?
卑怯ではない
実力だ


そのせいで、市中ではミニスカ軍人のコスプレが横行して風紀が乱れているんですよ


風紀が乱れている?
そうではない
生きよ、堕ちよ、と言うではないか
統制された息の詰まる社会より、堕落していても活力溢れる社会を私は望む
戦争の苦しみを国民には背負わせない
その為に私は出世する
その為に君は銃で手を汚した
そういう欺瞞を私達は選択したのだ
人間の意思は尊い
それが欲望と紙一重のものであってもな
違うかね?


…そのとおりです


リザ
人間同士という関係においては、上官も部下もない
大佐も中尉もない
だから、リザ
私は君をリザと呼ぶ


……


人の歩くべき道を作るのが私達の仕事だ
泥にまみれても、傷だらけになっても、汗を流して血を流して、命をかけて道を作る
軍服のコスプレ?
結構だ
良いか悪いかは国民が決める
私は国民がそこに辿り着けるよう道を作るだけだ
欲望でも夢想でも歓迎する
それが人の希望であり意思であるならな


そうですね…


ところでリザ
君は先ほど「ただの上官をそんな風に呼ばない」と言ったな


言いました


それではまるで
ただの上官でなければ呼んで欲しいみたいだな?


……言葉の綾です


そうか
私はいつでも「ただの上官」をやめるられる
リザ
私のことをロイ、と呼んでもいいのだよ
ロイ、とね


……ロ


おや、電話だな
マスタングだ
ジャニー!
久しぶりだね、どうしたんだい?
最近忙しかったんだよ、うんうん
ミニスカ軍人コスプレイベント?
ジャニーも着るんだろうね?
それはぜひ見たい!
では今夜は必ず顔を出すよ
うん、わかった
家まで迎えに行くよ
うんうん、ジャニーは可愛いね
わかってる
浮気なんかしない!
電話もらえて嬉しいよ
わかった、今度は私からかけるよ
うん、わかってる
可愛いジャニー、また後で!
じゃあね!


いまミニスカ軍人って聞こえましたけど聞き間違いですか?


……意思と欲望は紙一重
なんちゃって
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鋼の錬金術師

やば


さっき書いたやつ、タイトルに触れるの忘れてた。

苦い契機。

苦いケーキ。

甘いケーキ。

私は甘いケーキは嫌いだ、みたいなね、ちょっとシャレた感じで引っ掛けようとしてたのにね。だったら苦いケーキは食べますか? みたいなね。


あとあれだわ。

ホムンクルス関連で、いや関連してないんだけど、七つの大罪にも引っ掛けようとしてたんだ。

傲慢、嫉妬、大食、色欲、強欲、怠惰、そして最後の憤怒は見せない、っていう。ちゃんと全部出したのに、全く触れなかったわ。なんでだろ。完全に忘れていた。


早く書き終えたいという気持ちのせいだな。

あと、最後、予定を変えてハッピーエンド風に救いを残すようにしたから、そっちの終わりを考えてて拾い忘れた。

鋼の錬金術師/苦い契機(後編)

※妄想小説
※マスタング大佐に片想いするモブ
※女性に対して暴力を振るう表現があります(15歳未満の方は読まないでください)
※約束の日から5年後


mblg.tvのつづき




「申し上げたくありません」

ミシェルの言葉に、マスタングは呆気に取られた。新兵に口答えされたからではない。副官が言った言葉と、そっくり同じ言葉を返されたからだ。

「今日それを言ったのは、君で二人目だ。その言葉を言われると私は弱い。その言葉、ちょっと狡いと思わんかね?」

マスタングは苦笑した。

それでミシェルには『一人目』が誰だったのか、なんとなく分かった。

「申し訳ありません」
「いや、いい。君の名前は覚えた。次また何かあれば、その時は容赦しないよ」

そう言う声音が確かに冷酷だから哀しくなる。『彼女』に対するみたいに、苦笑いでいいから、マスタング大将の感情を少しでも分けてくれたらいいのに、とミシェルは思った。

どうやって?

「着替えたかね?」

マスタングは後ろに意識を集中して尋ねた。

一度視力を失ってから、マスタングは視力以外の感覚に頼ることを覚えた。それは些細なことだが、彼自身はそのことを気に入っていた。

ミシェルは先程から動いていない。

着替えず、じっと、恐らく、私のことを見ている、とマスタングは感じていた。

「ミシェル?」

優しい振りをして、ただそう呼び掛けるだけのことでミシェルが泣きそうな顔をすることを、マスタングはもう知っていた。気付いていた。それを分かって敢えてやった。

彼女の中にある憐れな情動を掻き乱してやりたい。

その熱が、私は好きだ。

ミシェルが乱れる程、自分が冷静に成ることを、マスタングはよく自覚していた。

「まだです」

ミシェルは震える声で答えた。

「早く着替えてもらわないと困るね。私はこの部屋を出られない」

その声は優しかったが、どこか冷静だった。

ミシェルはマスタングを熱い眼差しで見詰めた。この人の感情が揺れる様を見てみたい。体を重ねた時、どんな息を吐くのか。怒りに震えた時、どんな悪口を吐くのか。悲しみに打ちひしがれた時、どんな弱音を吐くのか。

その口で、教えて欲しい。

私の名前を呼ぶ、その口で。

「マスタング大将」
「なんだね」
「好きです。貴方のことが、とても、好きです」

マスタングは振り返った。

下着姿のミシェルは切なそうに直立の姿勢でマスタングを見ていた。マスタングは冷静な頭で彼女が自分の感覚どおりまだ着替えていないことに内心でほくそ笑んだ。

「私は、差し出されたものを遠慮する程、奥ゆかしい性格ではない」

マスタングはそう言ってミシェルに歩み寄った。

自分は幸福か、ミシェルは自分に問うた。

「当たり前よ」

その言葉に、マスタングは首を傾げたが、二人の距離は縮まった。




【苦い契機(後編)】




マスタングは最後まで優しかった。

思ったとおり。

想像どおり。

女に慣れていて、女を終始気遣って、優しい言葉を容易く口にして、気持ち良さそうに目を細めて、私の存在を祝福する素振りをして、詰まらない愛ばかりを体に満たしてくれる。ああ、マスタング大将は、私を慰めてくれたんだ、と全て終わってからミシェルは気付いた。

「これからペニントン少将のところへ行くのかね?」

マスタングは少し笑って尋ねた。

ミシェルがマスタングの執務室に来てからもう何時間も経っている。

「ペニントン少将は私の義理の兄なんです。私のことを知っていて、ここへ来るように計らっただけだと思います。今頃きっと笑っていますよ」
「ふむ。知らなかったが、ペニントン少将はそういう人物なのか」
「普段は、違うのですが…」

普段は違う。実直でユーモアがあって明るい義兄だ。

悪ふざけは似合わない。

ミシェルはマスタングに用意して貰って机に置かれたままだった軍服を手に取って、それを眺めた。これはマスタング大将のものではないか、その考えが頭を巡っている。

「着替えないのかね?」

マスタングはそう言ってミシェルの手から軍服を取った。そしてそれをミシェルの肩に掛けてやると、素っ気なくそこを離れて椅子に座った。優しいようで、冷たい。

早く部屋を出ろと言われているみたいだ、とミシェルは思った。

ああ、でも。

なんだか包まれているみたいで。

快感に震えそう。

ミシェルは羽織った軍服に触れて吐息を漏らした。

「今夜、お食事でもいかがですか」

ミシェルが言うとマスタングは笑って「喜んで」と答えた。それを聞いたミシェルは嬉しそうに微笑んで、本当に遠慮しないのね、と内心で思った。

食事も同じだった。

セックス以上に想像どおり。

優しくて聞き上手で話し上手。

店の主人が私を見てにっこり笑うから、きっと自分はマスタング大将が連れ歩く大勢の女のうちの一人でしかないんだわ、と思わずにはいられない。いつもと違うアクセサリーを店の主人も楽しんでいる。ミシェルはそう思って切なくなった。

分かっていたことだ。

分かり切っていたことだ。

「家まで送るよ」

店を出るとマスタングはそう言って車を手配した。

断るべきなんでしょうね、とミシェルは思う。

私に理性と自尊心があるならば、そしてマスタング大将との関係を良くしたいならば、私は笑顔で「ありがとう。でも結構よ」と言って断るべきなんでしょうね。彼だってそれを望んでいる。

でも、駄目だわ。

だって好きなの。大好きなの。

心が焔に煽られて、焦がれて、切なく泣いているの。

ずっと好きだった人が目の前で優しく私の名前を呼んで、私に触れてくれるなら、それを断るのは私の意思ではあり得ない。

「ありがとうございます。お願い、私、少し酔ったみたいです」

ミシェルに寄りかかられたマスタングは優しくその肩を抱いて笑ったが、それは失笑に近いものだった。

マスタングの精神は冷酷だが、要領が良いから気持ちが伴わなくても優しくすることを知っていた。女が喜ぶこと、上司が喜ぶこと、国民が喜ぶこと、それを片端からなんでもやってやる根気と体力もあった。

女を一日特別扱いして喜ばせることなど造作もない。

マスタングは最後まで優しかった。

にこにこ笑ってミシェルを介抱した。

ミシェルを抱えてベッドルームまで運んだマスタングが「私は帰るよ」と言うまで、ミシェルは夢の中で雲の上に寝転ぶみたいに全く現実味なくぼうっとしていた。

それは本当に酔っていたのか、恋の熱に浮かされていたのか、ミシェル自身にも分からない。

時間が止まればいいのに。

マスタング大将が、私を好きになってくれたらいいのに。

それが永遠になればいいのに。

二人で死なない人間になって。

永遠に。

二人で生きる。

「帰らないで、ください」

ミシェルはマスタングの腕を掴んでそう言った。

たぶん、言葉以上に私の目は、私の心を代弁しているでしょうね、とミシェルは思った。自分でも分かる。縋るような、救いを求めるような、憐れな目でマスタングを求めていることを。

「帰るよ」

マスタングはあくまで優しくそう答えた。

「中尉が家で待っているのですか?」
「は?」

言いたくない。けど仕方ない。

「マスタング大将の、特別なひと」

ミシェルが言うとマスタングは少しも動揺せずに「中尉とはそんな関係ではないよ」と答えた。

何よ。

なんなのよ。

じゃあ帰るなんて言わないで。

「私とは『そんな関係』になっちゃって良かったんですか?」

マスタングはまだ動揺を見せない。ただ困ったように笑ってミシェルの腕に触れた。

「悪いが、君は『特別なひと』ではないよ」
「でも寝たわ」
「差し出されたからだ」
「差し出されたらなんでも食べるのですか?」

マスタングはミシェルの頭を撫でて「なんでもは食べない」と言った。

それが、その声音が、余りに優しくて、丁寧で、ミシェルはマスタングに優しくされる程、辛くなるのが分かるのに、それでも求めてしまう。

止まらない。

止められなかった。

「哀しいひとですね。ホークアイ中尉が男性と歩いているのを見かけましたよ。中尉には特別なひとが居るのに、マスタング大将はまだ彼女に恋していらっしゃるのね。哀しいひと。ホークアイ中尉がマスタング大将の気持ちを知ったら、きっと貴方から離れますよ」

哀しいひとね。私と同じ。

マスタングはミシェルの頭から手を離した。

「彼女に恋人が居るかもしれないことは知っている」
「かもしれない?」
「本人から直接聞いた訳ではないのでね」
「信じたくないだけですよ。考えたくないだけです。中尉には恋人が居るのに、それを可能性の一つみたいに考えて逃げ道にしているだけではありませんか?」
「……」
「今頃中尉は男に抱かれていますよ」

最後の言葉を言い終わらないうちにマスタングはミシェルの口を手で塞いだ。

「口を慎め」

その声は、酷く冷酷だった。

「私の部下のことをあれこれ喋るな。傲慢な女め」

マスタングはそう言ってミシェルの口を塞いだまま、腕に掛けられていたミシェルの手を乱暴に払った。そしてミシェルの目を間近で見下ろして威圧した。

「哀しいひと? 私は哀しくないぞ、ミシェル」

二人の距離は互いの息がかかる程近い。

口を塞いでいた手が退けられて、ミシェルは少しの後悔と、少しの喜びを感じた。

熱い。

息が熱くて痺れそう。

なんて素敵なひとなのかしら。

ミシェルの膝は恐ろしさで震えていたが、熱狂的な憧憬が収まることはない。ミシェルは愛を込めてマスタングを見た。

「好きです。貴方が、好きです」

ミシェルは震える声で囁いた。

「君が、誰を、好きだって?」

マスタングはそう言ってミシェルをベッドに押し倒した。ここにミシェルを運んで来た時とは全く違う乱暴な手付きだ。

「マスタング大将…」

ミシェルがマスタングの名を囁くと、マスタングは憎しみを込めて「これでもか?」と言った。そしてミシェルの脚の根を暴いて指を入れた。

「私は、私の大切な部下を悪く言う人間を好まない。特に中尉とは付き合いが長いから、悪く言われると、ちょっと、抑えが効かん」

マスタングの乱暴をミシェルは拒否しなかった。

「君の言葉は醜い嫉妬だ」
「そうです。好きだからです」

ミシェルはマスタングの腕に触れた。

「私が好きか?」
「はい」

ミシェルは躊躇せず答えた。

マスタングはミシェルを見て冷笑した。

「何故、拒否しない?」
「好きだからです」
「この口は、好きならなんでも食べるのか?」
「なんでもは食べません」

ミシェルがマスタングと同じ言葉で返したのを、マスタングは楽しげに目を細めて笑った。

「じゃあ、これは?」

マスタングは指を動かした。

ミシェルは苦しそうに眉根を寄せた。

「中尉に、できないことが、私にできます。それが嬉しい。ああ、嬉しいの」
「淫乱」
「そうです。だって、好きなんです。マスタング大将、お願い。ああ……、お願い、もっとして。中尉にできないこと、もっと!」

ミシェルは切なく叫んだ。

冷たい目でそれを眺めていたマスタングは、段々と苛立ちが興奮に変わっていることを自覚した。ミシェルの淫らが蠱惑してくる。愚かな女だが、私と似ている、と思った。

「もっと、か。強欲だな、ミシェル」
「あ……」
「ほら、もっと頑張れ」
「あ、大将……」
「怠けるなよ、ミシェル。君も私に、良くしてくれるのだろう?」

マスタングが上着のボタンを一つ外すと、ミシェルがその続きを手伝った。

ミシェルが自分に尽すようにする程、マスタングは楽しくなった。自分に似て、独善的な信念を持ち、過ちを犯し、好きなものには自己犠牲的で、好きなものには憐れでしかなく、好きなものにはとことん愚かな、救いようのない、馬鹿者だ。

それが君だ、ミシェル。

それが私だ。

「シャツはいい。そのままで」

マスタングはシャツのボタンを外そうとするミシェルの手を優しく払った。朝は職場だったので気にも留めなかったが、ベッドでも服を脱がない積もりらしい。

「何故?」

切なげにミシェルが尋ねた。

それもその筈だ。マスタングもその気になって、その意味ではいい雰囲気だったのに、これでは行為が終わったら早く帰る積もりだ、と言わんばかりである。

マスタングは少し躊躇してから「傷があるから」と、口を濁らせた。

はっきりしないマスタングの態度に、ミシェルは首を傾げた。

軍人なのだから、傷くらい見慣れている。特にイシュバールを経験した軍人には大きな傷もよくあるものだ。そして彼らはそのことを恨みながらも誇りを持っている。

なぜ嫌がるの?

踏み入っても良いだろうか。

嫌がられるかしら。

ミシェルの複雑な迷いがマスタングにも伝わったらしく、少し自嘲して「大したことじゃない」とマスタングの方からシャツを捲って口を開いた。

「酷い傷だろう。自分でやったんだ」

マスタングの脇腹には大きな火傷痕があった。

「酷くなんかないわ」

ミシェルは傷痕をうっとり触りながら呟いた。

「怖くないか?」
「これでも私、軍人ですよ」

怖い?

そんなことはあり得ない。

発火布で脅かされて失禁したのがつい今朝方だから、怖がりだと思われたのだろうか、とミシェルは恥ずかしくなった。

顔を赤くしたミシェルは「今朝の、あれは、特別です」と消え入りそうな声で言った。

マスタングは目から鱗が落ちたような顔になって「あ」と言った。

「あ」
「なんでしょうか」
「君が軍人だというのを忘れていた」

そう言うとマスタングはミシェルの上から退いて、ベッドの縁に腰掛けた。背中を向けられたミシェルは面白くない。体を起こしてマスタングの顔を覗き込もうとしたが、あとちょっとのところで見えないから余計虚しくなる。

「だから、あの、今朝のことは、あれは、忘れてください」
「いや、うん。あれには驚いたが」
「……申し訳ありません」
「そうか、君は軍人だったな」
「なんですか、それ。さっきから……」

マスタングは困ったように笑って「私の信念の問題だ」と答えた。

「私は昔から軍人には手を出さないことに決めている」
「え」
「どうしよう?」

マスタングは愉快そうに笑ってミシェルを振り返った。

その表情が余りに優しくて、その声は余りに近くて、その仕草は余りに穏やかで、好きで、大好きで、彼に触れられる日が来るとは思いもしなかった程の憧れの人で、でも彼は確かに現実に目の前に居てミシェルを見ていて、ミシェルは堪らない気持ちになった。

こんなの。

こんなの。

だって、狡い。

「続きは……?」

ミシェルは泣きそうな声で強請った。

「どうしたい?」
「そんな。今さら、止めるなんて」
「でも私にはポリシーがある」
「そんなの……」
「軍人を辞めるかね?」
「できません」

ミシェルが即答したのでマスタングは笑った。

「冗談だ」

マスタングはそう言ってミシェルの首に手を回して浅く口付けた。

「ひどいですよ。マスタング大将だって、止めるのは惜しいって思っていらっしゃいますよね?」
「君程じゃない」
「でも興奮してましたよね」
「でも立ってない」

マスタングの直接的な物言いにミシェルは眉根を寄せた。

「下品です」

マスタングは涼しい顔で「そうか?」と言って、今度はゆっくり深く口付けながら、ミシェルの服に手を掛けた。

ミシェルは、そうか、と気付いた。

この人は、雰囲気を良くする為に、あんなことを言ったんだ。

冷たくて敵に対しては容赦がないのに、女の人を乱暴に抱けない人なんだ。

「今朝は、すまなかったな」

マスタングはミシェルを愛撫しながら申し訳なさそうに謝罪した。表情は普段と余り変わりないけれど、目元が少し暗い。これから女を抱くようには見えない。

ミシェルは笑った。

「忘れてください」

マスタングは「うん」と頷いて優しくミシェルを抱いた。
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鋼の錬金術師

マスタング大佐について考えてみたこと。

というか妄想。

マスタング大佐の過去について、私は漫画本編しか読んでいないので、ガイドブックやゲームなどの解説や説明と矛盾することがあれば、ご容赦ください。

というか、むしろ真実が知りたい。新たな妄想の肥やしにしたい。


ともあれ、以下妄想。



まずマスタング大佐のあの口調。

年寄り臭いよね。

そこで、マスタング大佐は実の父母を早くに亡くし、縁戚で子供の居なかった裕福な老翁に引き取られて育てられたのではないか、と考える。

マスタングの養父は妻を亡くし、歳の離れた後妻としてクリスを迎えていた。しかし前妻とも、そして後妻との間にも子供は居ない。そこで両親を亡くした幼いロイの話しを耳に入れて、快く引き受けることにした。

ロイは頭が良く、礼儀正しく、養父に可愛がられる。

ロイ坊、ロイ坊、と。

クリスはロイが良い子振っていることに気付いて、気さくで年が若いこともあり、養父よりは打ち解けてロイに接するようにしていた。ロイも養父と話す時は緊張したが、クリスとの時は心が休まった。

しかしその養父も長くは生きなかった。

ロイは14才で軍の士官学校に入り、寮生活を始める。しかし錬金術を本格的に修学するため士官学校を休学して、ホークアイ師匠に師事して焔の錬金術を覚え、焔の錬金術師となる。

士官学校に復学して、卒業後、軍で少し働いてから23才でイシュバールの戦場へ。


養母との関係が割と良好っぽかったので、家庭環境は良い感じだったろうと思う。

キレたら怖い感じになるけど、それは育ちというより、イシュバールで身に付いた怒りなのではないか。人殺しの目になる前は、修羅の世界とは縁遠いお坊ちゃんでいて欲しい。


以上が妄想(生い立ち編)である。
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