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SHEROCK3(2話ネタバレ)

僕が言いたいのは、僕という人間は、実に不愉快で、無礼で、無知で、遭ってしまったら災難としか言いようの無い人間だということです。

僕は高潔さを否定し、美しさに気付かず、幸せというものを全く理解できません。ベストマンを頼まれているのを理解できなかったのは、自分が誰かの親友になれるとは思ったことがなかったから。しかも世界一勇敢で、親切で、賢い男の親友にだなんて。

ジョン、僕は馬鹿げた男だ。
君の温かい友情があるからやっていける。
そんな僕を親友に選んだ君の相棒を選ぶ才能を褒めることはできない。でも今は褒められる。
メアリー、君ならジョンに相応しい。
それは僕からの最高の褒め言葉だ。

ジョン、君は戦場で戦い、怪我も負った。辛い別れもあったが、それに就いてはもう一度謝る。
君は今日、妻に選んだ女性と、君によって救われた男の間に座っているんだ。誰よりも君を愛する二人の間に座っている。
メアリーも僕も決して君を失望させない。生涯をかけてそのことを証明していく。
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原子力規制委員会の緊急情報について

過去の緊急情報(旧 原子力安全・保安院からの緊急情報)をご覧になりたい方は、原子力規制委員会の緊急時情報ホームページからお願い致します。

突然ではありますが、本ブログに掲載していたものは全て非公開とさせていただきました。
何卒よろしくお願い申し上げます。

(Everything I Do) I Do It For You

(Everything I Do) I Do It For You

Look into my eyes - you will see
俺の目をよく見ろ
−ー分るだろう
What you mean to me
俺にとってお前がなんであるか
Search your heart - search your soul
心を探って
ーー魂を探って
And when you find me there you'll search no more
そこに俺を見付けて
もう探す必要がなくなるまで

Don't tell me it's not worth tryin' for
やるだけ無駄だと言うなよ
You can't tell me it's not worth dyin' for
命を懸ける程のことじゃないとは言えないだろ
You know it's true
そう、真実は
Everything I do - I do it for you
俺のすること全て
ーーお前の為だ

Look into your heart - you will find
心の中をよく見ろ
ーー分かるだろう
There's nothin' there to hide
隠し事は無しだ
Take me as I am - take my life
この俺が俺なんだ
ーー俺の人生を受け入れて
I would give it all - I would sacrifice
俺は全てをあげよう
ーー俺は命を捧げよう

Don't tell me it's not worth fightin' for
闘う価値がないとは言うなよ
I can't help it - there's nothin' I want more
耐えられない
ーーこれ以上欲しいものは無い
Ya know it's true
そう、真実は
Everything I do - I do it for you
俺のすること全て
ーーお前の為だ

There's no love - like your love
無いよな
ーーお前の愛ほどの愛は
And no other - could give more love
居ないよな
ーーこれ以上の愛を捧げる者は
There's nowhere - unless you're there
詰まらないよな
ーーお前が居ないなら
All the time - all the way
いつまでも
ーーどこまでも

Oh - you can't tell me it's not worth tryin' for
ああ、やるだけ無駄だとは言えないだろう
I can't help it - there's nothin' I want more
耐えられない
ーーこれ以上欲しいものはない
I would fight for you - I'd lie for you
お前の為に闘い
ーーお前の為に在り
Walk the wire for you - ya I'd die for you
お前の為に危ない橋を渡り
−ーああ、お前の為に死のう

Ya know it's true
そう、真実は
Everything I do - I do it for you
俺のすること全て
ーーお前の為だ
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垂れ目。




笑ってない時の顔が怖い。

目線


(あの子の服装、だっさ。)

森ガール


(あのひと、立ち方が汚いわ。)

木之下 綾夏/地下

「私、地下って嫌い」

リノが言うには、地下には薄暗い不安感があるのだそうだ。リノはそう言って薄手のパーカーを羽織った。

「私は好き。ここに帰って来る時の、地下のレールポートとか」

任務の後は全く外傷がなくても薬物検査やウイルス検査の為に担架で移動することが多い。担架に寝転んで、地下のレールポートを移動する時のうるささとか、立ち止まった時の驚くべき静けさとか、地下にある二面性が好きなのだ。

暗い不安感さえ、好き。

リノは少しだけ首を傾げてから「それって人恋しいのかしら」と呟いた。

そうかもね。
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小野 柳水/The suspicious

牡丹さんは少しも変わらない。ブレない。色褪せない。

「会えて良かったよ」

牡丹さんは丸で映画に出てくる二枚目の役者みたいにそう言って微笑んだ。頬はつるつるで若々しいけどその優しさには年季が入っていると思う。

「俺も、今日はありがとうございました。すみません、最近そっち行けなくて」

牡丹さんは「うん」と静かに頷いた。

最近知ったことだけれど、牡丹さんはいま梅香と二人で暮らしているらしい。色男の牡丹さんは、しかし女性関係は地味だったから、こういうことも納得できる。

だからあのことは言えない。

あのことを知られたくない。

俺はいつも恐怖していた。あのことが知られたらきっと俺は嫌われ憎まれ呪われる。たとえ牡丹さんがどれ程の出来た人間だと言っても、俺を赦す訳がない。俺には牡丹さんに確かに嫌われるという自信がある。

だから御無沙汰だったのだ。

牡丹さんの友人達の中に自分が居られることの喜びよりも、その恐怖の方が圧倒的に強かった。

「ねえ、柳水はさ、梅香のことどう思う?」

牡丹さんはそう言って俺を見た。

なんだ、それは。

俺は生唾を呑み込んだ。その音が牡丹さんにも聞こえたかもしれない。その質問は余りに唐突だった。理由があるに違いない、そういう質問だった。

例えば、あのことを知られたとか。

「梅香は、可愛いと思いますよ」

なぜそんなことを答えたのか、分からない。

でも他に言うべき言葉がなかった。

「ああ、そう」と牡丹さんは答えた。反応が鈍いというか、俺の答えに満足していない感じがした。あり来たりに好きとか嫌いとか言って欲しかったのだろうか。

「どうしたんですか、急に」

俺は茶化すように尋ねた。

けれどもその声は少し震えていたから勘の鋭い牡丹さんにはその違和感が伝わっただろうか。牡丹さんの表情はいつもと何処か違うようでもその意味するところは分からない。

「梅香と何かあったんですか」と今度は少し真面目な調子で続けて尋ねると、牡丹さんはゆっくり首を振った。

「梅香じゃない。俺がどうしているんだ」
「本当に、どうしたんですか。何かあったんですか」
「今度の土曜日」
「はい」
「梅香が花見に行くらしい」
「はい」

牡丹さんはストローでアイスコーヒーをカランと掻き回した。

「それに俺も付いて行きたいなって」

もう一度、アイスコーヒーがカランと鳴った。

牡丹さんは破顔して俺を見た。

牡丹さんのポーカーフェイスは鉄壁だ。表情から内心が読めないだけでなく、柔らかい微笑はこちらの敵意や警戒心を剥ぎ取ってしまえる。容姿が優れているとか笑い方が優雅だとか、そういう説明ではきっと足りない。もっと次元の違う、完璧な理由がある筈だ。

俺は釣られて笑った。

「行ったら喜ばれますよ」

梅香なら喜ぶ。

そして他の誰でも、牡丹さんがするようには喜ばせられない。

牡丹さんは「そうかな?」と言って嬉しそうに目を細めてアイスコーヒーを一口含んだ。初めて会った時と同じ、悪戯っぽい笑みだ。

「でも入学して早々に花見をするなんて、けっこう仲良いクラスなんですね。良かったですね」

牡丹さんが梅香の新生活を気に掛けていたことを知っている。

俺だって心配だった。

「梅香が心配ですか?」

俺が尋ねると牡丹さんは俺を真っ直ぐ見た。

「まあね。梅香がなんて言っても心配なんだよ、仕方ない。柳水だって同じだろう?」

その通りだ。

俺達は梅香のことが好きだからだ。

「話し変わるんですけど」
「うん」
「土曜日、花見に行きませんか」

俺が言うと牡丹さんは迷わず賛同した。
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嫌そうな顔


この男は僕を不幸にする。そして僕も彼を幸福にはできないだろう。
でも、好きだ。

雨降って地固まる

※15歳未満は閲覧しないでください
※DV(家庭内暴力)の表現があります
※DVを肯定するように感じられる表現があります




家具や食器が散乱する部屋。そこにはこれまでの生活が僅かに垣間見えるだけで後は丸で別世界の場所のように思えた。

1年間の同棲が幻になった。

365日以上を費やして二人で作り上げてきた均衡が完全に失われた。

二人で座ったソファは、カバーが破れている。二人で選んだまだ新しいテレビ台は、飾りに置いたフィギュアがぐちゃぐちゃに倒れている。間接照明のランプは、形が歪んでもう使えそうにない。食器は割れ、カーテンは外れ、トースターには蓋がなく、テレビの液晶にはヒビが入っている。

俺はそれを見て思った。

許そう、って思った。

優希は余りに優しい人間だったから、俺が約束をすっぽかしても、悪口を言っても、優希の恥辱を煽っても、きっとなんでも許されるという自信があった。

『月森が、悪いと思うんだ』

しかし昨夜の優希はそう静かに言った。

長い、長い、万里の長城並みに終わりの見えなかった沈黙の果て。夜の底に沈む船から聞こえる嘆きの歌。

なんで急に?

わからない。

文句を言うのは俺の専売特許だったのに、今は同情を示すように笑って頷くことしかできない。たぶんそれはとても軽薄で不愉快で薄情な笑いに見えたに違いない。

俺はせめて静かに息を吸って吐こうと思った。

俺は同情されるのが好きだ。

10歳の時に転んで怪我をした。手を突いてしっかり転んだのに腕に大きな傷ができて、早く塞がるようにと縫うことになった。その傷痕は今でも残っている。

『痛いの?』

俺が問い詰めると母は悲しげに頭を撫でてくれた。

なんて快感だろう、と思った。

俺は友達でも恋人でも近くに置く時は俺に同情してくれる人間ばかりを選んできたし、その点で優希はほとんど完璧に理想的だった。俺に同情してなんでも許して甘やかす、そんな人間だった。

何度も浮気した。ドタキャンやデートの金を出させるのは日常。逆にこっちは急に呼び出したりちょっとした買い物を頼んだりした。男友達に優希とのセックスを言いふらして、ヤってる時の動画も撮った。気にしてるのを知ってて優希のコンプレックスを馬鹿にした時は優希も流石に顔を引き攣らせたけど、それでも反論の一つもしなかった。

俺は好きにしゃべって笑ってた。

優希は俺に従うだけ。

でも昨夜の優希は違った。

「だから私と別れてください」と言った。

なんて説得力だろう。

日本中の人間に俺と優希とのことを話せばその内のかなり大多数の人間が優希を支持するに違いない。俺を支持するのは、例えば、それは、思い付かない。

優希は不気味に抑揚を抑えた声音で何度でも繰り返した。

「私と別れてください」

ふざけるな。

ふざけるな!!

俺は優希の頬を平手打ちした。殴って蹴って慰めのセックスをすればその話しはお終いになり、朝には優希が温かい朝食を用意している。優希は自分の体を庇って丸くなった。

そうだろう?

そうだと言えよ。

空はもう白んでいるのに、この部屋は汚くて散らかっていて朝食のいい香りも漂っていない。

優希が居ない。

優希が俺から離れた?

「優希?」

俺はふと気付いてリビングを見回したが、優希は居ない。キッチンにも居ない。ベッドルームにも居ない。風呂場にもトイレにも居ない。俺はさっき優希を殴ったと思ったけれど、優希はどこにも居ない。

消えた。

違う。

そんなことある訳ない。

俺が殴ったら優希は目を閉じてまた「別れてください」と言ったんだ。だから俺は優希を外に追い出した。

それで優希は居ないんだ。

なんて傲慢だろう。

出て行く訳がないと思っていた。直ぐに戻って来ると思っていた。どうしてそんな理屈の無いことを考えられたのか分からない。優希はもうボロボロの体で、痣を作ったまま仕事に出ては帰ってまた俺の相手をしていた。

優希は俺を捨てたんだ。

こんなことは初めてだ。優希が俺を捨てて出て行くなんて許せない。部屋は散らかっているし朝食の用意もない。

「優希」「優希」「優希」

名前を呼ぶと顔が浮かんだ。優希が優しく笑う時の顔と、俺が殴る時にする泣き顔と、昨夜俺に別れてくださいと言った時の顔。笑顔だけが優希の本物なら良かったのだけれど、きっと笑顔の優希だけは偽物だ。

出て行くなんて。

出て行くなんて。

散らかった部屋には色んな物があふれていると思ったけれど、ここには優希が居なかった。優希が必要だった。

許そう。

許すよ。

だから戻って来て欲しい。

俺は上着を羽織って外に出た。

優希の行きそうな場所。近所にある公園に行ってみたけど全くひと気がなくて絶望的な気持ちになった。公園にある全てのベンチを回ってみたけど、やはり優希は居ない。駅前に行くと人は多いけど、優希はどこにも居ない。

俺が酷いことをしてきたからだ。当然の報いだ。

優希。ここへ、来いよ。

「月森?」

その声は、優しく俺の体に積もった。

「優希!」

俺は優希を力づくで抱き締めた。優希は驚いて手に持っていた荷物を落とした。コンビニ袋。耳元で俺を呼ぶ声を、俺は何度でも噛み締めたかったけれど、人通りが全く無い訳ではないそこを優希は嫌がった。

「場所を変えよう?」
「てめえ、探したぞ! 勝手に出て行くな! 俺はお前と別れる気なんてねぇんだよ!」

優希は何も答えなかった。

俺は優希の腕を掴んで歩いた。優希は途中で「今直ぐ出て行く積もりじゃない」とか「こんなの良くない」とか言ったけど、俺は構わず歩いた。

部屋に戻ってもそこが綺麗に片付いて元通りになっている訳もなく、腹が立って苛立って我慢できないくらいの気持ちだったけれど、俺は優希を一度だけ平手打ちして優希を許した。

「許してやるから、もう出て行くな」

これで全てが終わる、とその時は本気で考えた。

「私の気持ちは変わりません。もう月森とは暮らしたくない」

優希の声は静かで確かで高慢だと思った。

「なんでそんなこと言うんだ! わかんねぇよ! わかんねぇ……」

ひでぇよ。

なんで俺を捨てるんだ。

優希は俺に歩み寄って、「理由はある」と呟くみたいに話し始めた。怯えも怒りもないその声の言うことなら信じようと俺は思った。

「最近よく会ってる女性がいるよね。もし彼女ともっと親しくなりたいなら、私と一緒には居ない方がいい。ここから出て行くなら私が出て行くべきだとは思ってたから、別れようって言ったの」

それが優希の言い分だった。

「あの女とは、別になんでもない」

いつもの浮気だ。

「なんでもないって雰囲気じゃなかったよ。私とは違った」

そりゃ違うだろ。

「だからなんだよ」

どうでもいい女と優希では比べる対象にもならねぇ。

「あんな風に優しく笑う月森は、久しぶりに見た。彼女とは仲がいいんだって一目で分かった。私とは違ったし、凄く良いと思った」

なんだと?!

「優しくしたら付き合うのか?! 俺が他人に優しくしたらお前は家を出て行くのか?!」
「違う!」
「そう言ってんだろてめぇが!」
「あの女性と月森が恋人同士に見えたからだよ! 私と君とでは到底そうは見えない!」

クソ!

クソ! クソクソクソ!

「そんなの、俺が糞野郎だからだよ!」

優希は特別なんだ。感情が溢れて行き場が見付からない。優希は俺だけのものにしたい。でも優希は俺を好きではない。だから従わせてきた。

でも、優希はもう俺に従わない。

ひでぇじゃんか。

「俺がいらなくなったのか? 誰か好きな奴がいんのか? 出て行くなよ。俺の側に居てくれ。もう殴らねぇからさ、優希。恋人同士に見えなくても、俺はお前だけを欲しいと思うんだ。可笑しいだろ。可笑しいだろ、俺」

優希に手を伸ばすと、優希は体を強張らせた。殴られると思ったからだろう。

「優希。抱かせてくれ」

なんて柔らかい髪だろう。なんて温かい体だろう。なんて小さなひとだろう。

ああ、優希は痩せたな。

この弱くて切なくて大切なひとを殴って蹴って従わせるなんて残酷なことをしていた自分自身が恐ろしくなった。物で殴って骨折させたこともあったし、真冬に長時間ベランダに閉じ込めたこともあった。

俺は糞野郎だ。屑だ。

ごめん。

許してくれるか。

優希は俺の頭を撫でた。

「嫌なのは暴力じゃない。孤独が怖いんだよ」

優希は思い出したように「あ」と言った。

「コンビニでシュークリームを買ったんだ。月森と食べようと思って二つ」

それで外に出てたのか。

馬鹿じゃねぇの。

俺は立っていられなくて、座り込んだ。そしてその姿勢で優希に縋って泣いた。優希は俺が泣いている間中ずっと俺を撫でてくれていた。

朝には朝食の良い香りが漂う。おはよう、と挨拶すると笑顔で迎えてくれる。休日には部屋で抱き合ったり、時には遠出してみる。朝から新宿御苑の芝生に寝転んだり、銀座でケーキを食べたりする。

俺はあれから優希を殴っていない。

殴るような切っ掛けがない。以前はどうして毎日優希に怒りを抱いていたのか、今では思い出せない。

「なんか、甘いもんでも買いに行かねぇ?」

俺が言うと優希は笑って頷いた。その笑顔を絶対に失いたくないと思った。



曰く、“雨降って地固まる”。
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pa vita

ps vitaが楽しいの図

「あした晴れるって」と広彬が言った。

「ふうん」

私は小さく曖昧に返事をした。勿論、態と。興味ありませんという意思表示の為だからそうでなければ意味がない。

広彬は私の真正面に座った。

「出掛けたい」

別れた方がいい、と私は思った。
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