希望ヶ丘あらすじ大作戦#10『ちゅらさん』。


話題:みじかいの


カミソリ負けする事なくヒゲを剃り終えた光の勇者【シャイニング輝】は、取り敢えず、はぐれてしまった光の騎士団を見つけ出そうと―彼らが立ち寄りそうな場所―伊勢丹百貨店へと赴く。

感じの良いインフォメーションコーナーのお姉さんに《迷子のお呼び出し》で光の騎士団の名前をアナウンスして貰うも残念ながら不発。その落ち込みとショックから、たまたま開催されていた沖縄物産展にて必要以上のサンターアンダーギーを買ってしまう。

一方その頃…

首都高速道路ではサイレンを鳴らした首都高パトロール隊のパトカーと白バイ数台が疾走する珍入者に向け、スピーカーで執拗に呼びかけていた。

「そこのマル金自転車の人 止まりなさーい!高速道路は自転車の走行は禁止でーす!」

が、マル金自転車の男は警察の呼びかけにも余裕で手離し運転と三角乗りを繰り返していた。

この、大物感溢れるマル金自転車男の正体とは?

そして、光の勇者と感じの良いアナウンス嬢の間に芽生えた禁断の恋の行方は…?


【終】


そして次回…

日本を代表するカウチポテト族、日暮ねる蔵くんは、もう春だというのに未だコタツに寝そべり、ポテトチップスのコンソメ味ばかり食べながらテレビを観続けるという、だらしのない日々を送っていた。

ところが、ひょんな事からテレビのリモコンがバカになり、チャンネルが《チャンネルNECO 》から変えられなくなってしまう。

リモコンを修理する為にコタツから出る決心を固める日暮ねる蔵くん。だが、二十年間ずっとコタツに入り続けていたせいで、いつの間にか自分の足とコタツの脚が入れ替わっている事に気づく。

果たして彼は無事にコタツから脱出する事が出来るのか?


次回あらすじ大作戦#11『ひとつ屋根の下』はニュープリント版でお届け!


満月にお黙りっ!


太陽にほえろ!的なバトン


これは、ブロ友・リア友を問わず、往年の刑事ドラマ的なニックネームをつけて行くバトンです。

※例
・○○さん→ジーパン
理由 :ジーンズが似合うから。

実際の刑事ドラマに出てきたニックネームでなくても構いませんし、人数を増やしたり、減らしたりしても構いません。
それではどうぞ!


・ 設楽さん → ソルト

理由:とにかくあらゆる料理に塩をかけたがる。白飯は勿論、デミグラスソースがたっぷり掛けられているハンバーグや、既に塩がふられているフライドポテトにも更に塩を振りかける。体内の水分が死海と同じ塩分濃度だとも云われている人。


・ 峰岸くん → ディレクター

理由:セーターを腰に巻いたり背中に掛けたりと、とにかく、ちゃんと着ない。淡いピンク色のセーターを腰巻きにしてパイプ椅子に座る姿はまさに昭和のテレビディレクター。


・ 北條さん → スロット

理由:スロットマシンの打ち過ぎで指を疲労骨折した経歴を持つ強者(つわもの)。骨折以来、カルシウムとビタミンDの摂取に余念がない。


・ 柳元くん → カパーフィールド

理由:とにかく、しょっちゅう物を無くす。消失マジック専門のイリュージョニスト。自身もよく姿が見えなくなるが、それは隠れてサボっているだけである。


・ 山岸さん → オレオ

理由:色黒で歯が異様に白い。



最後に、あなたに同様のニックネームをつけるなら?


・トキちゃん → ポルシェ

理由:五歳の時に西友からポルシェのミニカーを万引きしてしまった事(人生でただ一度の万引き)の罪悪感を未だに軽く引きずっており、街でポルシェを見ると少し心が痛む。ポルシェではなくフェアレディZぐらいで我慢しておけば良かった…(いや、そういう事じゃないから)。


ありがとうございました。


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希望ヶ丘あらすじ大作戦#9『三六五歩のコアラのマーチ』。


話題:突発的文章・物語・詩



仲間とはぐれ元気なく街を歩く光の勇者【シャイニング輝】。気がつけば欽ちゃん走りとグリコのポーズを交互に繰り返す不自然な歩き方になっている。だが、心配はご無用、勇者は決してテンパっている訳ではない。

この歩き方こそ、何を隠そう勇者一族に代々伝わる“幸運を呼ぶ歩き方”なのである。

但し、この歩き方を長時間続けると、顔が徐々にコアラかカピバラかプレイリードッグかオオアリクイの何れかに似てくるというリスクがある。どの動物の顔になるのかは完全なランダム。通販のお買い得商品で布団や枕カバーの色がこちらからは選べないのと似たシステムと言えるだろう。

だが、今はリスクを気にしている場合でも無ければラスクを食べている場合でもない。願わくばオオアリクイは避けたいところだが、今のプロ野球のドラフトと一緒でこちらに選択権はない。ロッテに指名されても文句は言えないのだ。兎にも角にも、勇者は幸運を必要としていた。

そんな【シャイニング輝】の前に突如として、背広服姿の男が行く手をふさぐように立ちはだかる。

敵か味方か!?

にわかに張りつめる空気。

やがて背広服の男は【シャイニング輝】の眼前にマイクを差し出しながら言った…

「おはようございます。ちょっと宜しいですか?ブラウン・モーニングリポートです」

何という幸運!光の勇者はついに電気カミソリ派の夢である“ブラウンモーニングリポート”のモニターに選ばれたのだった!

恥ずかしい歩き方だからこそ呼び込めた幸運。幸せは歩いて来ない。だから歩いて行くんだね。光の勇者は歩く事の大切さを改めて強く感じていた…。


【終】


そして次回…

全長20メートルのシラスを釣り上げた伝説の釣り師がついに登場する。

狙うはアマゾン川に生息すると云われる幻のピラニア。果たして伝説の釣り師は、美川憲一さんの顔をした幻の人面ピラニアを釣り上げる事が出来るのか!?


次回あらすじ大作戦#10『一匹も釣れずに魚屋で魚を買って帰り、家族には“釣れた”と言い張るお父さん』にアマゾン川も蒸発する!




ドリンク人間第1号。

話題:飲み物

友人の部屋。奥行きたっぷりの旧式厚型テレビには“ナショナル”の文字が堂々と記されている。画面では往年の名作日本映画【ガス人間第1号】が流れている。友人と私は黙ってそれを観ている。


友人「なんか喉かわいたな」

私「そうだね」

友人「ジュース飲む?」

私「飲む飲む」

友人「何がいい?赤マムシ?」

私「いや、もうちょっとサッパリした感じがいいな」

友人「じゃ、青大将?」

私「そんなドリンクないだろ。聞いた事ないぞ“青大将ドリンク”とか」

友人「若大将ジョークだよ。ほんじゃ、何か適当に持ってくるわ」

私「よろしく。あ、維力(ういりー)も勘弁な」

友人「判ってるってばよ」

私「ナルトかお前は」

友人「何それ?」

私「そういう漫画があるの」

友人「へぇーそうなんだ」

私「とりま、そういう事なんで、ジュースよろしく」

友人「了解。ではでは、万華鏡写輪眼が発動する前にジュース取ってくるとしますか」

私「よく知ってるじゃないかナルト!」

友人(笑いながら)「ニンニン♪と…」

私「いや、それ別の忍者だから」

部屋から出て行く友人。やがて、二本のジュースを手にして戻って来る。卓袱(ちゃぶ)台の上にジュースの瓶を置きながら友人が私に話しかける。

友人「これでいいかな?」

置かれたジュースを見て私が驚く。

私「わわっ!…お前、これ…ミリンダじゃないか!」

友人(平然と)「そうだよ。それがどうかした?」

私「いやいや、何十年ぶりだろ!…そうか…まだ売ってたんだ」

友人「さあ…それはどうかなあ…もう売ってないんじゃないかな」

私「へ?…だって、いま目の前にあるじゃん」

友人「あるね」

私「ミリンダだよね」

友人「ミリンダだね」

私「という事は、今も売ってるって事になるよね?」

友人「さあ…もう売ってないんじゃないかな」

話が掴めない私。少し考えた後、友人に訊ねる。

私「このミリンダ…いつから冷蔵庫に入ってた?」

友人「四十年ぐらい前からかなあ…いや、飲もう飲もうと思いつつ、なんかタイミング逃しちゃってね」

私「逃しすぎだろ」

友人「因みに今見たら、奥の方にリボンシトロンと鉄骨飲料とアンバサもあったよ」

しばし呆然とする私。おずおずと口を開く。

私「…お前、凄いわ」

友人「そうでもないさ」

私「いや、かなり凄い。これ、相当貴重だぞ。大切にしないと」

友人(照れながら)「そんな事ないよ。…大事に使えば誰でも四十年ぐらい余裕でもつよ……冷蔵庫」


私「冷蔵庫の話でねーよ!」

友人「ロバート・デ・ニーロに似てるけど別の人はロバート…」

私「デ・ネーヨ」


シュウェップス!


【閉幕】

希望ヶ丘あらすじ大作戦#8『マツケンサンバをもう一度』。


話題:ちょっwおまw


自分達は決して怪しい者ではないと主張する光の騎士団。しかし巡査は「詳しい話は交番で聴かせて貰おうか」と、にべもない。

万策尽きたかに思われた光の騎士団であるが、突如として店に雪崩れ込んで来たサンバカーニバルのダンサー軍団のお陰で、どさくさに紛れて質屋からの脱出に成功する。

謎のサンバチームは、言うまでもなく、第8の光騎士である【取り寄せ騎士 ケータリング啓太】が召喚魔法で呼び寄せた者達だ。

かくして、絶対絶命のピンチを脱した光の勇者【シャイニング輝】と光の騎士団。だが、各自てんでばらばらに逃げたせいで、チームの13人は散り散りになってしまう。

果たして、光のチームは無事に再会を果たす事が出来るのか?

そして、厚化粧のサンバダンサー数百人に揉みくちゃにされる警官の運命やいかに!?


【終】


そして次回…

謎の白黒組織《牛柄モーモー団》の活動実態を探るべく家政婦として潜入していた警視総監は、モーモー団のボスに女装を見破られ、思わず鼻から牛乳を噴射してしまう。

再びボスの信頼を得る為には、牛乳のこぼれた床を綺麗に掃除するより他にない。だが、手頃な雑巾が見当たらない。

困り果てた警視総監は最後の手段として、靴の裏でこぼれた牛乳を伸ばす作戦に出るが…。


次回あらすじ大作戦#9『ミルキーはママの鯵(あじ)』は読んでもお腹がゴロゴロしません!


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