幻のセルフサービスポエム『自分で自分をホメロスなんて』。

話題:詩


自分で自分を肩車

出来たらいいな

そしたらそしたら

自分で自分を祝うのさ

自分で自分を胴上げしてね

自分で自分を褒め上げて

自分で自分をホメイニ師

だけどもだけども

自分……

不器用ですから(キリッ)。


【終】


因みに、このポエムは“やっつけ感”を大切に、なるべく脳を使わない方向で書いてみました♪

そんな自分に軽く渇を入れる為に、自分で自分を巴投げしたいと思います。

希望ヶ丘あらすじ大作戦#5『そして、なめ猫ブームは去った』


話題:突発的文章・物語・詩


誕生日にも関わらず煮タマゴ1つサービスして貰えなかった暗黒仮面。

「この借りはいずれ必ず返す。隣か真向かいに新規のラーメン屋を出店して、ジワジワ集客力を落としてやるゥゥゥ!」

何とも微妙な捨て台詞を残し、店を立ち去ってしまう。

猫舌のまま店内に取り残された光の勇者と騎士団はネットに望みを託し、“猫舌、治し方”で検索をかけるが、結果、猫舌を治す唯一の方法は【七つの球を集めて龍を呼び出し、願いを叶えて貰う】という物のみである事を知る。

困難なミッションに頭を抱える光のチーム。

だが、天は彼らを見放してはいなかった。偶然にも《ラーメン二郎》の店主が七つの球(煮タマゴ)を全て持っていたのである。

出来すぎた展開!
和久井映見もワクワクすっぞ!

そして、店主の好意により“伝説の七つの球(煮タマゴ)”を無料で譲り受けた光のチームは、すぐさま、トロトロの半熟龍を呼び出し、願いを叶えたのだった。

ついに猫舌から解放された光のチーム。だが、光の勇者【シャイニング輝】は自分たちが重大なミスを犯していた事に気づいて愕然とする。

「猫舌の治療よりも創造神【ウルトラゴッド】の居場所を龍に教えて貰うべきだった!」

が、時計の針は戻せない。願いを叶え終えた七つの球は、ただの煮タマゴへと戻っていた。

こうして、光のチームは創造神【ウルトラゴッド】を見つけ出す最大のチャンスを逃したのであった…。

【終】


そして次回……

早朝、目を覚ました宇宙長老ヨボヨーボは布団から起き上がろうとしてギックリ腰を発症してしまう。

身動きの取れない宇宙長老。

このままでは、21万3654日通い続けているラジオ体操に行く事が出来ない。

果たして、宇宙長老ヨボヨーボの皆勤賞は途絶えてしまうのか?


次回あらすじ大作戦#6『手を前に上げて背伸びの運動から』に涙がとまらない!




床屋の三色ネオンはフランス式の催眠術か?


話題:髪切りました


頬を撫でる風に春の訪れを感じたので、髪を切りに行った。

春風に誘われるまま秘密の裏道を抜け、いざパリの床屋へ。

私「昔の石黒賢さんみたいな感じで」

パリの床屋「……Une telle personne ne sait pas.(そんな人は知りません)」

嗚呼、巴里の憂鬱!
やはり床屋は日本に限る。

という訳で、日本の床屋へ自分で自分を逆輸入。

日本の床屋「えーと、今日はどのように?」

私「…(テレパシーで送信)」

日本の床屋「(テレパシー受信中)…なるほど、では松山千春さんみたいな感じで」

私「いやいや、ちょっと待ってください、それって、何て言うか…いわゆる、ハーゲンダッツじゃないですか?」

日本の床屋「でも、春っぽいですよ」

私「名前はね。そうじゃ無くて、髪が伸びたので切ってさっぱりしたいのですよ」

日本の床屋「まあ、確かに、かなり伸びてますね」

私「ええ。本当はもっと早く来るつもりだったのだけど、ほら、今年ずっと寒かったじゃないですか?」

日本の床屋「冷蔵庫の中ね」

私「いや、冷蔵庫の外の話」

日本の床屋「あっ、冷蔵庫の裏と壁の間の隙間の話でしたか」

私「いやいやいや、そういう限定的な問題じゃ無くて、パノラマ的と言うか、もっと全土的な空間の話ですよ」

日本の床屋「ああ…。冷蔵庫の裏の隙間<問題にしている空間<太陽系全体…みたいな感じですかね?」

私「…取り敢えずそれでいいです。兎に角、寒い時期に髪を切ると風邪ひきそうな気がして、それで暖かくなるのを待っていたのですよ。で、今日に至ると。以上」

日本の床屋「なるほど。今日は暖かいし、髪もかなり伸びたし…」

私「そういう事」

日本の床屋「琴欧洲も引退したし…」

私「それは全く関係ないです」

日本の床屋「まあまあ…取り敢えず髪が伸びたので切りたいと」

私「はい」

日本の床屋「髪型は“のび太くん”みたいな感じで?」

私「いや、そんな事ひと言も言ってませんから。髪が“伸びた”とは言いましたけど、“のび太くん”とはひと言も言ってないです」

日本の床屋「そうしたら…“のび太くんの担任の先生”の方になっちゃうけど…大丈夫?」

私「大丈夫じゃないです」

日本の床屋「では、どんな感じで?」

私「出来れば…昔の石黒賢さんみたいな感じでお願いします」

日本の床屋「……Une telle personne ne sait pas.(そんな人は知りません)」

私「…何でフランス語やねん!」


【終】。

‐エピローグ‐

そんなこんなで髪を切ってきました。結果、次元大介みたいな感じからルパン三世へ。このまま伸ばし続けて五右衛門までゆくという手もあったのですが、失敗してマモーになっても困るので。

床に落ちた髪の毛は、微かに冬の匂いがしました。

そして…

私には、無意識の内に横髪をかき上げるお洒落な癖があるのですが、つい今までと同じ調子で横髪(耳の上の辺り)に手を延ばし、髪をかき上げようとしたところ…そこに髪の毛はなく…私の右手は見事に宙を空振りしたのでありました。





希望ヶ丘あらすじ大作戦#4『林家ペーでも知らない事』


話題:妄想を語ろう


脂とニンニクの聖地[ラーメン二郎]の店内。暗黒仮面の放った闇の魔法により猫舌にされてしまった光の勇者【シャイニング輝】は、熱々のラーメンを救うべく、ついに腰の剣を抜く。

伝説の光剣ファルシオン。その切れ味は、どんなキャベツをも容易く千切りにすると伝えられている。いかに暗黒仮面と言えど、これで切られてはひとたまりもない。

店内に走る緊張。【シャイニング輝】は光剣ファルシオンの切っ先を暗黒仮面に突きつけ鋭く言い放った…。

「この剣をあげるから、猫舌魔法を解いてくれないか?」

よもやのブルジョワ的発想!金品でカタがつくならそれに越した事はない、という考え方である。

「フフッ…光剣ファルシオンか…これは思いもよらぬ誕生日のプレゼントだ」

なんと!今日は暗黒仮面の誕生日だった!

不敵に微笑みながら、今日は自分の誕生日である事を周囲にさり気なく告知する暗黒仮面。さすがに林家ペー氏でも暗黒仮面の誕生日までは知らないだろう。

暗黒仮面の物欲しそうな視線が厨房に注がれる。厨房には店主。その手には見るも美しい卵形をした煮タマゴの姿があった…。

果たして店主は、誕生日の暗黒仮面に煮タマゴをサービスしてくれるのか!?


【終】


そして次回……


光の騎士団が着ている“日体大のジャージ”に劇的な変化が訪れる。

しまむらとユニクロの狭間で苦悩する光の勇者【シャイニング輝】。

次回あらすじ大作戦#5『ドン小西のファッションチェック』から目を離すな!





贋作「イカロスの翼」。


話題:みじかいの


「ところで…君は《イカロスの翼》の話を知っているかい?」

えーと、確か、太陽に近づきすぎて翼が溶けて墜落してしまったのだよね。

「ああ。一般的にはそういう事になっているね」

ん…何だか含みのある言い方をするね。

「聞きたいかい?」

いや…別にいい。

【終】


「…もう一度だけ君にチャンスをあげよう。…《イカロスの翼》の真実、聞きたいかい?」

…是非とも聞かせて欲しい。

「仕方ない。では、教えてあげよう」

その前に、こちらに向けているピストルを仕舞ってくれないか。

「OK墨汁」

OK牧場。

「イカロスはね、太陽に近づきすぎて日焼けしてしまったのさ。そして、色黒になったイカロスがどれだけ“自分はイカロスだ”と説明しても、周囲に聞き届けられる事はなかった…」

確かに、イカロスに小麦色のイメージはないな。

「居場所をなくした色黒のイカロスは、ギターを背負って放浪の旅に出た。…そこから先の彼の活躍は君のよく知る通りさ」

…いや、知らないが。

「おや…まだ判らないのかい?」

そう言われても…。

「…後(のち)の松崎しげるさんだよ」

……。

「……」

恐ろしい程くだらない内容をこれだけ淡々と語れるのは、ある意味尊敬に値するけど…。

「OK農場?」

…この話、やっぱ聞かなきゃ良かった。

「ああ…話さなきゃ良かったと、俺も今は思ってる」

そう言えば…イカロスはともかく、翼の方はどうなった?溶けなかったんだろ?

「翼は…キャプテンになった。…その話、聞きたいかい?」

…いや、聞きたくない。


【終】






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