話題:お寿司

「江戸時代は鮪(マグロ)のトロの部分を捨てていた」と言うのは「長嶋茂雄さんが巨人に入団して最初にキャッチボールした相手はジャイアント馬場さん」と言うのと同じぐらい有名な話ですが…

正直、もったいない事この上ない。今にも、“もったいないオバケ”が出て来そうです。

その理由は概ね二つだそうで、一つには、脂っぽい物を食べる習慣が当時の人々にはあまり無かった事。もう一つは、冷凍などの保存技術が未発達なせいで脂の多いトロは腐りやすく取扱いが難しかった事。

江戸時代の有名なことわざに「となりのトロは青く見える」と言うのがありますが、これは恐らく、トロが腐りかかっている様子を表したものでしょう。当時の街道に「車の窓からトロをポイ捨てするのは犯罪です」と言う立て札が無数に立てられていた事からも、いかに当時の人々がトロを捨てまくっていたのかを伺い知る事が出来ます。

また、捨ててあるトロを食べた人が食あたりを起こした事から「トロは当たる」という風評が生まれ、それが伝播して行く過程で「ロトは当たる」と変化し現在の“ロトくじ”になったという説もあります。と言うか…たった今、思いつきで言ってみました。

他にも、捨てられたトロの怨念を鎮める為の儀式で使われた楽器がトロンボーンであるとか、トロの廃棄処分係の末裔こそドロンジョ様であるとか、トロを由来とする言葉はたくさんあるそうです。

それはさて置き。兎にも角にも、“もったいない”の一言に尽きます。現代におけるトロの価値には計り知れないものがあります。事実、お給料を金ではなくトロで支払っている会社は当たり前のように存在していますし。


《続きは追記からどうぞ♪》



more...