話題:秘密
有名無名関係なく、人は何かを呟きたくなるもの…いや、呟いてしまうもの。
あの日あの時あの場所で、あの人があんな事を呟いた…。
本日は、そんな呟きにちょっとだけ耳を傾けてみましょう。
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第1話『伊能忠敬が呟いた』。
長い年月を掛けて日本の海岸線を徒歩で測量して回り、世界的の日本地図を完成させた男、伊能忠敬が、現在【大磯ロングビーチ】がある辺りの海岸で呟いた…
「どうせ、私の地図なんか未来で“Google earth”に負けるんだろうけど…途中で投げ出したくないから、頑張って歩きますわ」
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第2話『聖徳太子が呟いた』。
同時に十人の話を聴く事が出来ると云われる伝説的な聴覚を持つ偉人、聖徳太子が、友人との他愛もない会話の途中で呟いた…。
「あ、ごめん!いま、ぼぅーっとしてて話ぜんぜん聴いてなかったわ」
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第3話『織田信長が呟いた』。
燃え盛る本能寺、灼熱の空気の中で、腹を括った織田信長が胡座で目を閉じながら呟いた…。
「将来的には自分の子孫に生まれ変わって、凍えるぐらい冷たい場所で過ごしたい。…そうだ、フィギュアスケートの選手なんか良いかも知れない!」
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第4話『清少納言が呟いた』。
清少納言は、事あるごとに呟いている…。
「私の名前の切りどころ…正しくは【せい しょうなごん】なのに、何で皆【せいしょう なごん】て切り方するのかな?…酷い人は【セーショーナゴン】なんて、一直線に呼んでくるし…それじゃまるで私が【西湘バイパス】の一部みたいじゃない(泣)」
さすが文豪、呟きもなかなかの長さだ。
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続きは追記にて♪