話題:料理、グルメ全般
素敵な隠れ家リストランテ【がっかり屋】に訪れるのは、とっても素敵な人ばかり。
春の陽気に“おみそ”が桜色に変色してしまった人や…
真夏の直射日光に“おみそ”が半分溶けかかっている人…
秋の夕暮れに“おみそ”の中でコオロギが鳴き続けている人も居れば…
真冬の寒さに“おみそ”が永久凍土のように凍りついてしまった人も居ます…。
そんな素敵すぎる人々の為、【がっかり屋】では当店でしか味わう事の出来ない、とびきり素敵なメニューをたくさん取り揃えておりますので、皆様どうぞ、ごゆるりと優雅な一時をお過ごし下さいませ。
さあ、それではご注文をどうぞ…
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《ポトフ》
「畏まりました。ご注文はポトフでございますね?」
ギャルソンはそう言うと厨房の奥へと姿を消した。
程なく戻ってきたギャルソンの手には“お麩”が握られている。
そして彼は、にこやかな微笑みを浮かべながら、手に持った“お麩”を私の目の前でポトッと落とした。
「お待たせ致しました。【ポトッ麩】でございます♪」
ポトッ…麩。
エクセレント!!(°□°;)
煌めくオーロラ!
夢見るプリズム!
そこのけ!そこのけ!お馬が通る!
なんて素敵なお店なのでしょう!
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《牛丼》
「畏まりました。ご注文は牛丼でございますね。それでは、あちらの特別室へお越し下さい」
案内された特別室では、狭い狭い四畳半の室内にビッシリと椅子が並べられていた。
ところが…どうやら、おしくらまんじゅう状態で皆が食べているのは、ただの丼に入った白飯のようだ。
「お待たせ致しました。【ギュウギュウ丼】でございます♪」
ギュウギュウの満員状態で食べる丼飯…ギュウギュウ丼…ギュウ丼。
ゴージャス!!(°□°;)
輝く夜明け!
よろめくOL!
負けるな一茶!これにあり!
なんて素敵なお店なのでしょう!
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