話題:読書

ここ数年、明らかに読書量、並びに、読者ペースが落ちている。

全盛期には『姑獲鳥の夏』を約五秒で読み終わる程の速読を誇った私であるが、最近は『四コマ漫画』一つを読むのにも下手をすれば八日も掛かってしまう。二日で一コマのペースだ。

これはいけない。

このまま“遅読化”が進めば、いずれ、本の表紙を捲るのに半年掛かってしまう日が訪れるかも知れない。

そこで、今年は…「去年よりも読書ペースを上げると共に読書量も増やす」…そんな目標を掲げたいと思う。

それでも去年、何だかんだ言いつつも、そこそこの冊数を読んでいる事には変わりないので、本日は私が去年一年間で読んだ本の中から、ちょっと印象に残っている文章や文節を幾つか紹介したいと思う。

紹介スタイルは、

「抜粋した文章」
「著者名」「作品名」

そのような感じで。


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「カスタードの甘さが絶妙な町だから、僕は引っ越して来たのです」


甘味幸太郎 著『発酵バターから始めよう』より。


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「自分の耳たぶの固さが【末廣】で売られている一番高い蒲鉾(かまぼこ)と同じだと云う事に気付いたのは、奇しくも僕が小田原城の下、満開の桜並木の道を歩いている時だったのです」


北条和也 著『散るなら桜の花びらのように』より。


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「なんだか、月曜の朝からウキウキしててスミマッシェン。ほいでほいで、学級委員じゃないのに勝手に学級委員会に出席しちゃって、これまたスミマッシェーン!」


飛翔(カケル) 著『ポジティブ過ぎる中二が世界を動かす』より。


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「結局のところ、かつて私が日本を訪れた際、東京の下町【合羽橋】で見た【スパゲティ ナポリタン】の食品サンプルにおける“宙に浮いているフォーク”を超える芸術作品は存在しないという事になります」

B・カルボナッリ 著『ワサビ抜き芸術概論』より。


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「十段を超える跳び箱は、小学生の尾てい骨にとって、やはり大きな試練と言えるでしょう」


鬼塚茂吉 著『跳び箱の踏み切り板の位置設定に妥協は禁物』より。


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◆続きは追記ページより。

 
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