話題:詩



枯れ葉のような時間が積もる
秋の終わりの喫茶店。

熱帯魚の甘くて小さな唇が
明日の雨を告げていた。

夕焼け窓の向こう側
秋の背中に一厘の

秋桜
風に揺れている。