話題:妄想を語ろう


日本でも有数の豊かな自然を誇る某県の山中奥深い場所に、地図に記載されていない謎の村が存在するという。

そこような、言わば隠れ里とも呼べる場所であるので、村を目指して訪れる人間など存在するべくもないのであるが、近くに有名な湯治場が数多くある事から、ごく稀に、道に迷った観光客の車が迷い込んで村に入ってしまう事があるらしい。そして、異に反して村を訪れた人間は皆一様に信じ難い経験をする事になる。

兎に角、その村は普通ではないのだ。

村に迷い込みながらもどうにか脱出に成功した何人かの話を取り纏めると、どうやら村の異常な点は、其処に住む村人たちの風体にあるようだ。

ただし、異風体と言っても身の丈が3メートルもあるとかパッと見で判るようなものではない。見た目という点では何処にでも居る普通の田舎人であるらしい。

では、いったい何処が異様なのか


それはつまり、こういう事である…。


前編終了。

★★★


いえ、本当は一つの記事で十二分に収まる話なのですけど、時間が時間なので仕方なく二つに分け、残りは明日にでもアップしたいと思いますf(^_^;。