どうやら竹中さんブームらしいです。
いや、ちょっと最近ね…燃料があったもので…ふひひ←
・飛鳥時代の数百年後
・竹中さんは不老不死設定
・太子本人の出番は少なめ
・シリアス、一部死ネタ
・一部最近のSQネタを含みます
それでもよければどうぞ〜
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時にネガティブ、時にポジティブ。 初めての方は「挨拶と注意」及びプロフィールをご覧くださいませ。
どうやら竹中さんブームらしいです。
いや、ちょっと最近ね…燃料があったもので…ふひひ←
・飛鳥時代の数百年後
・竹中さんは不老不死設定
・太子本人の出番は少なめ
・シリアス、一部死ネタ
・一部最近のSQネタを含みます
それでもよければどうぞ〜
大海原から小さな池へ飛び込んで
彼と彼の仲間に出会い
幾年、幾百年も経ってしまった
鱗も身体も少し色あせてしまったが
池も魚も美しいままだ
[とある人魚の朝]
『それじゃ、フィッシュ竹中さん』
待て!
『私ちょっと行ってくるよ』
行くな、太子!
『帰ってきたら、一緒にカレー食べるでおま!』
カレーもおにぎりもサブレも、いつだって一緒に食べるから
行かないで、太子……!!
「…ハァッ…ハァッ…夢か」
また、溺れるところだった
今回は思ったより深かったが、なんとか抜け出すことができたらしい
かつて太子が建てたこの「寺」で、私は幾万回目の朝を迎えた。
この「寺」は、現代には存在しないはずのもの。一度壊れたはずのもの。
名前だけは残っているし、あれから太子がお金を貯めて建てた、大きくて立派な寺の方は現存しているが。
なぜこの「寺」が残っているのか。
乾燥を嫌う私がなぜここで寝起きしているのか。
答えはただ一つ、私にとって居心地の良い場所だからだ。
とはいえ、さすがに長時間の活動は厳しいものがある。
定期的に水に浸からないと、大事な後頭部が乾いてしまう。
私は誰もいないのを見計らって、池に飛び込んだ。
夜明け前にこんな場所に来るのは、猫か鳥くらいだろう。
「おはよう、みんな」
私は池の魚たちに話しかける。
サーッとまかれることもあるが、私は気にしないようにしている。
それから、空に向かって、いつも通りの挨拶。
「おはよう、イナフ」
「おはよう、調子丸」
「おはよう、馬子」
「おはよう、」
自分の知る限りの、空にいるであろう者達に話しかけて
「…おはよう、太子」
最後に友人の名を呼び終えたら
そっと池から「寺」に戻り、お気に入りの橙色のTシャツを着る
今日はどの柄にしようかな、なんて考えながら
誰も来ない、この「寺」で
私は今日も生きている
end.
・・・・
「何も××ない」に続く?
この時点ではまだみんな転生してないようです。
誰も来ない場所で、誰かが来るのを待つ竹中さんの話でした。
みんながいなくなったらどうなるのかな、と妄想して生まれた文です。暗くてすみません(--;)
夢の中では「行くな」って言ったけど、実際は笑って送り出したんだと思います。それが最後に見た友人の姿になるとは思わなくて、後悔する竹中さん。
性 別 | 女性 |
誕生日 | 7月18日 |
系 統 | おとなしめ系 |
血液型 | A型 |