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時計が壊れる

朝、腕時計の時刻がおかしいことに気がつく。
ついにきたか。

時計はそのまま二秒とばしで進んだり、一時間遅れてみたり、へんてこなまま腕に巻き付いていた。

高校入学のときに両親から贈ってもらったもので、そう言うと物持ちがよいように聞こえるけど実際いちばん使い込んだのはこの一年間で、まあ妥当だと思う。

でもなかなか衝撃的ではあった。
それも昨日、新しい腕時計を買ったばかりのところというから。

新しい腕時計はピンクがかかったブロンドに小さなリボンの飾りが付いたもの。
コバルトブルーのバンドがきれいだと思った。

そのすぐ翌日に時計が止まってしまったため、けっこう驚いたし罪悪感もわずかに生まれた。
そういうつもりじゃあなかったのよ。


家に帰って新しい時計をはめてみる。
コバルトブルーはまだ手首になじまない。


余談だが、腕時計を重ね付けすることに少しあこがれている。14歳くらいの感覚だろうか。





「我々が研究していたのは、時計遺伝子だ」
「時計遺伝子?」
「生物における時間の流れを司る時計。地球上の生物は細胞の時計に支配されている。…………(略)」
  (本文より)


なんだかんだでこの世界観はめちゃくちゃ好きです
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