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夜にラテを飲んでしまったら

〈夜にロックを聴いてしまったら/恋がはじまった〉

フレデリック
「夜にロックを聴いてしまったら」

(車の)暖房が暑いな、と思って、たち寄ったコンビニでアイスカフェラテを買う。氷が気持ちいい季節になってしまった!
桜も咲いてるし、春だ。
LINEミュージックがたまたま流してくれた、フレデリックのこの歌を聴きながら帰った。
私は幸せなんだろうなあ。

たくさん文章をかくぞーーー

言いたいけど言えないことってどうしたらいいのかな、なんで言えないのかな。
みんなにびっくりするほど忘れられていても、負けないぞ。
街は人が少なくて、あのこはまぶたがきらきらしていて可愛かった。

〈僕がバンドを組んでしまったら/春がはじまった/今宵僕は歌ってしまうのさ/君の歌〉

おとなしい顔して/獏

「おとなしい顔しておしゃれですね」
と言われた。
からかわれているのかほめられているのかわからない。おとなしい顔して、と言う部分は、納得できる。おとなしい顔しておとなしくなりたくない私。
同じ人から
「私のこと、おぼえてますか?」
と尋ねられる。
「ごめん、覚えてない」と言うと、
彼女は名前を教えてくれる。
「おぼえてくださいね」
そう言って去っていく。美しい後ろ髪。
若い子にはとてもかなわない。

去年と同じメンバーで、お祭りのしたくをしている。去年よりも仲良しになっている。
ときどき不安な夢を見る。獏が私の夢をたべることはないだろう。
カーテンを閉めようとしたときに話しかけてきたあの人がまたからかってくる。やはりあなたのことは心のなかではとても好き。

お祭りの日がくるまで、落ち着かない。
アドレナリンが出ている。
間に合わないかもしれない。
でも周りの人は、私は絶対最後には間に合わせるからと言う。
「絶対絶命に強い」と言う。

絶対絶命はきらい。
絶対絶命という言葉は好き。
追い込まれる自分も。

「私も小説家になりたかったよ」と、告白する。意外とドキドキする。
バッドエンドばかり書いてしまう話をする。
ハッピーエンドは苦手というと、その人はこう答えてくる。
「ハッピーエンド好きですよ。これから不幸になるんだろうなって思うから」
その言葉になにも思わない。
そんな言葉のわりに、あなたは優しい人だということを私は知っているつもりなので。

なかなか眠りにつけない。
でも楽しい。今週がずっと続けばいいのにと少し思っている。



WASABROU WATANABE
『CYCLING』

今日聞いていたアルバム

『フリーダ・カーロ』

最近気になる画家

赤い靴姫

明日が来るの嫌だなあ
ずっとこのまま夜でいたい。

私にしては珍しく正解がわかっている。でも手に取れない。全て捨てる方が楽。
好きじゃない。無視したい。傷つけたい。そんな風にいつもと反対の方向を選びたい。
間違いだとわかっていてももう少し信じたい。
でも耐えられない。
夜の道嫌い。昼の外出嫌い。わかる嘘つかれるの嫌い。私を嫌いな人のこと嫌い。帰り道嫌い。忘れられるの嫌い。見られるの嫌い。


〈いけないダンスを踊る私を見て/いけないダンスで歌う私を聴いて〉

ゲスの極み乙女。
「いけないダンス」

「いけないダンス」の歌詞は『赤い靴』を思い出すし、いけない恋の歌にも聞こえる。

ASIAN KUNG-FU GENERATION
「バタフライ」

このアルバムの持つ独特の暗さが好き。
「バタフライ」のとんでもない暗さも好き。
真夜中の東京で聴きたい。



話題:今聞いてる曲

誰かの海

「海を見に行くといいですよ」
と、言われたことを思い出して
「海を見に行きたいです。今日このまま」
と、いう会話を別の人からされたこともあって。
先日仕事の終わりに海を見に行った。

港に車を停めて、灯台まで歩いた。
海辺には夜でもたくさんの人がいて、海はそう簡単にひとりじめできるものではないのだとがっかりした。そのとき海はすでにそこにいる人たちのものであって、私が邪魔することはできない。海はすでに人のものだった。
この前は太平洋を見た。
綺麗と思うより怖いという感情が先にあった。
それに比べれば瀬戸内海は終わりが見えるのでいいと思う。
歩く舗道は、左右に段差があり、真ん中が低くなっていた。歩いていると真横の海面が高く見えて、自分が沈んでいくように思った。
海を眺めるとなんだか思い出してもしかたないことばかりをたくさん思い浮かべてしまった。
元気を出すために行ったのに、しっとりして帰る道で、波止場に着く船と行く船は夢のように綺麗だった。
アイスコーヒーを飲んでも、平気なところまで体が戻った。体に悪いものを食べてもそう簡単に倒れない。心もそうかも。

こんな恥ずかしい言葉を二度と書けない歳になってしまったのかも。でもこれからも厚顔無恥で書き続けるのかも。
知り合いのSNSに「夏はじまる」と書いてあったのをみて少し笑った。ようやく心がゆるんだ。

元気になるためではなく、自分と向かい合うための海だったと思うことにした。
下から見る赤灯台はグロテスク。

そういえば海辺から本屋さんに電話をかけた。汽笛の音が聞こえていればいい。
なんとなく週末はだめな予感につつまれる。

高橋和巳『消えたい』


信田さよ子『共依存』


この二冊を職場の机の上においているわたし……



ねむようこ『パンドラ』

手放そうとして戻ってきてしまった本。


indigo la End
『忘れて花束』



夢のなかの失われた手

※グロテスクな表現があるため苦手な人は読まないでください。


今日の遠征はたくさん人数がいて楽しかったけど、いつものメンバーとはうまくコミュニケーションがとれなかった。
そのあと一人きりになって、お風呂でからだを洗っていたら急に左の手首がちぎれた。
痛みはなくて、できものが治ってとれるように手首からむこうはごく自然にちぎれ、ひっぱるとからだから離れていった。
右手にとれた手を持っている。
シャワーの湯はずっと出ていて、そのお湯でちぎれた左手を洗った。とれた左手はしだいに温度がなくなっていき、水分を吸ってぶよぶよとふくらみを持っていた。
これ「猿の手」に似ているなあ。猿の手とは三回願いを叶えてくれるというものだ。この手首どうしたらいいんだろう、とりあえず浴槽のへりにちぎれた左手を置いて風呂場を出た。
髪を拭いてまだ温かいタオルで、手首から先のなくなった左腕をくるんだ。ようやく断面が少し痛み始めた。けれど擦り傷のような痛みにすぎない。
体が切断されたとき、指とかなら、生理食塩水につけておいて病院に持っていけばくっつけてくれるんだっけ。
そう考えながら、とりあえず人のいるところに向かって、手首がとれたんです。あ、痛みはそんなにないので大丈夫です。とれた手首はお風呂に置いてきてしまいました。と説明しながら、だんだん焦ってきた自分に気づく。
手はまた生えてくるものだと思っていた。でもそうじゃなかったらどうしよう。左手が二度と元に戻らなかったら?
不安と共に、傷口の痛みも増してくる。気絶するほどでもないし出血もない。けれどはやくこの痛みをとりたい。手首をとりもどしたい。


そんな夢を見た。
起きたときに手首を探したけどきちんとありました。
すごくよく覚えているけど、もうこれ以上時間がたつと忘れてしまうと思うので、書き留めておきました。

手首から先を失う妄想にとらわれてガストにずっといるみたいな短歌があって、学生のときすごく好きだったのに誰の歌なのか思い出せない。

あと、学生のときに片手を奪う話を書いたら「川端康成の『片腕』読んだことないんですか?」って言われた。

夢の中の、温度を失っていく左手の感触が忘れられないんだなあ。
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