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さくラテの季節

知らないうちに遠くへ行って
ホワイトチョコのように
溶けてしまうのならばやるせない

今年はまださくらフレーバーを飲んでいない。そもそもスタバの新しいフレーバーが今なんなのかも知らない。
そう気づいて調べてみると、来週まで飲めるみたい。人生の節目にはいつも、さくらフレーバー。

ということで今スタバにおります。今日は本当の桜も見ました。いくつか書きます。


・嫉妬の話
私はふだん、職場の一部屋を与えられて、そこで仕事をしています。けど今日はなぜか先客がいた。
だから部屋を出てみたけど、部屋を出て眺めてみれば、居場所どころか椅子さえも与えられない人もいる……だからその人に椅子を与え、立ってぼんにゃりしているところに好きなお姉さんがやって来た。救いだ!
「なぜか部屋で会議をしていたので出てきてしまいました……」
と彼女に言うと、
「なぜホームなのにアウェーを感じているんですか!」
と笑われた。
ホーム。と言われてホームなのかなと思う。借り物の部屋だしみんなの部屋だし、私はそこを拠りどころと思ったことはないけれど、平然と誰かのものになってしまうと少しつまらない。
独占欲みたいなものが多少はあるんだなと気づいてしまった。
そして不在なら不在でそれなりに誰かが私を探してやってくるんだと思った。たまにはこんな日もいいでしょう。
ただもうここにはいられない。
こんなときは真木柱を読みたいなあ(源氏の話)。真木の柱はわれを忘るな。


・「怒った?」の話
「怒ってますか?」と聞かれて、あっこの人は私と同じなのかもと思った。
すぐに「怒った?」って顔色をうかがう。嫌われることに強くない。少しも怒ってないよ。

・好きの話
「本」「食べ物」「煙草」「海」「ピアノ」「不思議」「心の病」
……この前ざっと書いた短い(原稿用紙一枚くらいの)話のテーマたち。なるほど。


川上未映子『ぜんぶの後に残るもの』

川上未映子のことばがけっこう好きです。
小声で言うと古本屋さんで手に入れたのだけど、鉛筆でうすく線がひかれていた。

〈字なんて読めればいいのだからとも思うのだけど、どうも、われわれは「字」に価値を認める〉

(上記の本から「言葉はふくらむ」より)

震災のことを書いている本でもあります。
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