九月の終わりとは言え、まだ 暑い。
一護は[Tシャツ]と薄手の[パンツ]姿で、ルキアも薄手の[ワンピース]を着ていた。

(やばい、やばい、やばいっ!・・・[おっぱい]がっ・・・)


ーーー・・・[股間]に当たるーっ!!


そう一護は[股間]に当たるルキアの柔らかな[胸]の感触に焦った。
ルキアは一護に抱きついてるため、両腕を伸ばし僅かに前のめり状態になっている。
そのせいで[胸]の位置が丁度、一護の[股間]部分に当たる状態となった。
それどころか"僅か"にできた[胸]の谷間に、一護の[股間]が"ジャストフィット"するという[奇跡]が起きた。
今、一護の[股間]はルキアの柔らかな[胸]の谷間に見事に挟まれていた。
そして二人とも、薄手の[洋服]の為、確実にルキアの[胸]の柔らかさがダイレクトに一護の[脳]に 伝わった。

(・・・これ、マジいぞ!!)

一護は[下腹部]に力を入れ、何とか"勃たない"ように努力した。
だが[電車]が揺れるたび、ルキアの[胸]が一護の[股間]を圧したり、揉む状となった。
一護は何とか[熱]が[下腹部]に行かないように、顔を上げ、[口]と[鼻]からフーッ、フーッと荒あらしい[呼吸]を吐き出した。
そんな一護にルキアは
小さく呟いた

「・・・一護・・・」

(ヤバッ!!まさか俺の[股間]の"異常(熱)"に気が付かれたか?)

焦る一護にルキアは、ずっと伏せていた顔を上げた。
そこには、いつものキリリッとした[柳眉]は、へにゃっと下がり、その[紫紺の瞳]は涙]で潤んでいた。
そして一言

「・・・我々は、一体いつまでこの(混雑)状態に、いなくてはならないのだ?」

ルキアは自分の[胸]が、一護の[股間]に当たってることより、この身動きできない息苦しい(混雑)状態が続くことの方が、苦痛でしかなかった。
その上目遣いのルキアに、一護は"ノックアウト"した。


(ルキアさんーっっ!ダメでーす、その顔は!!)

更なる[熱]が[下半身]に"集中"したのは言うまでもない。
一護は今[地獄]とも[天国]とも言えない中(間)にいた。
ルキアに離れて欲しいと思う反面、もっと[胸]を[股間]に当てて欲しいと思う一護であった。
そうは言っても、ルキアに対して"根性なし"の 一護が耐えられるわけもなく、次の停車[駅]でドアが開いた瞬間、ルキアを引っ張り [乗客]をかき分け、
無理やり降りた。
一護はホームのベンチに座り込むと、脂汗をかきながらグッタリとした。

「どうした一護っ?顔色が悪いぞ!!」

その近くでは、ルキアが[ハンカチ]をパタパタと上下に振りながら、心配していた。

(・・・はあぁぁっ・・・。幸せ!!)

そこにはルキアの[胸]の"感触"を思い出しながら、僅かにニヤける"気持ち悪い"一護がいた。
当然今回の出来事は、一護の夜の"オカズ"になった
のは言うまでもない。